医師の御母堂様の治療に着手し始めました。
歯科と医師の間には大きな壁が在ります。
此れは歯科医の勉強不足と認識の甘さに原因が在るのが半分、
残りの半分は、医師が歯科医学の教育を受けていないことに
大きな原因が在ります。
ご子息様としては大切な母上であることから、
さぞかしご心配であろうと察しています。
歯科医学の特性上、
自然科学と工学とに跨がり、
しかも美的問題、
発音など、
様々な特殊性が在ります。
また、人は加齢と共に、
諸器官が老化してゆく定めに在ります。
この様ななか、
人工物が生体と調和し長期間機能してくれるようにと。
ご子息様のお顔を私は存じあげませんが、
大切に手当てさせて頂きたいと思います。
次の患者さんは女医さんです。
御母堂様も医師で、私の患者さんでもあります。
私はこの女医さんと妙にウマが合うのです。
【なんか良いことあった?】が、
彼女の顔を拝見しての最初の台詞です。
非常に利発で勘のよい先生です。
良い臨床医ですが、
もっともっと凄い先生に育つ姿を
長い間、観ていたいと願っています。
私は開業医ですから、
患者さんとの【縁】を大切に思っています。