昨日の 日曜日
今年 最後の 講演。
早朝から 関西へと 車を 走らせながら
ホンに よく 働いた 一年だったと。
私の 講習会は ある意味において 厳しい 規則が あります。
ネクタイ着用。
歯科医師の 品格は 絶対的に 保たねば なりません。
最近
行儀の 悪い 歯科医師が 多かったと 感じていました。
講義する側は キチンと スーツに ネクタイにも かかわらず、
聴きに 来る 側は 講習会費用を 払ってるんだ という お客様意識が あるんでしょうね。
酷い奴 なんか ジーンズで 平気で 座って ます。
私は こういう奴が 嫌いです。
ですから、
スーツに ネクタイ着用を 義務付け したのです。
それで 受講生が 減っても 構いません。
そういう スタンスを
講習会を 再開してからは 貫くことに したのです。
私が 診療室に 入る際には
必ず 一礼するのと 同じだと 思っています。
おもしろい のは
会を 重ねる度に
受講生の 態度や 話題が 変わって きたことです。
文学などの 話題
若干の 休憩時間の際に 降って こられる ように なりました。
私の スタッフ教育についても
ある面 厳しいのは 事実です。
絶対に 読書を 義務化して います。
本も 私が 指定し
必ず 感想文も 書かせて
正しい 日本語の 使いかたを 指導します。
ですから
当初は 原稿用紙が 真っ赤に なるまで 赤で 修正して います。
これも おもしろい効果が 眼に見えて 出てきます。
言葉つかい 所作 から 診療所の清掃に 大きな 変化が 生まれます。
さほどに 母国語とは 大切であり、
礼節を知る 民族 日本人たる 自覚を 促せる 方略として
読書は 最も 重要だと 考えています。
本は 最近の ベストセラーは 読ませません。
具体的には
司馬遼太郎 池波正太郎 山岡壮一 藤沢修平
女流作家では
塩野七生 曽野綾子 兼高かおる などなど でしょうか?
歴史 評論が 多いですね。
すると
言葉つかい が 変わって くるんです。
最近では
小学生の 授業に 英語が あるんだ そうな!
アホかいな!
この時期に 母国語の 基礎を 徹底的に 身に付けさせることが 大切ですのに。
英語を 話せないのは 戦力外?
そうで しょうか?
私も 留学組の 一人ですが、
英語って 単なる 道具にしか 過ぎません。
新田次郎 と 藤原てい を 両親に 持つ
藤原勝彦 元お茶の水大学教授の エッセイは とても おもしろい のですが、
氏も 述べて おられます。
留学するのが 勉強 研究の 最低条件ならば、
平安文学を 研究する者は どうするんだ!と。
まさか 平安時代に 留学することは できませんから。
正しい母国語 と 紳士淑女の 身なり。
それが 大切だと 思うのです。