月別アーカイブ: 2022年7月

長年の 患者さんと ともに 過ごしてきたからこそ

御母堂さまと 御本人の リクエストにて

私には 珍しく

長年の 患者さんを ブログにて。

現在 丸亀高校 野球部の 黒木君。

四国新聞にて 大きく 取り上げて いました。

今時 珍しい サイドスロー。

キマッて ますね!

御母堂さまが 私の患者さんであることから

彼も 幼い頃からの 私の患者さん。

あんなに ちっちゃかった坊主が

段々 成長してゆく過程を

私も 観てきました。

良い 青年に なりました。

こういう話題って 親のように 嬉しいモノなのです。

で、

これも ついで と言っちゃ

御本人に 叱られますか?

黒木君の 御母堂さまとの ワンショット。

彼女も 若い時分からの 私の患者さん。

御本人に しばしば 言うんです。

あんな ねぇチャンだったのに

良い マダムに なったね。

まっすぐな 生き方を してきた 彼女を

これまた 長い間 観てきました。

せぇ~ん せぇ~

今度 ○○マダム コンテストの代表に 選ばれたの!

本選が ○月○日

 

お~ 頑張らなばな!

舞台映えする 前歯の 見せ方は

私は プロフェッショナルです。

場所を 伺えば 舞台が 判ります。

無論 照明も。

その辺りを 考慮し

その日に 一番 綺麗に 見えるように

三枝流 ホワイトニングを。

あ~ 申し訳ありません。

お電話などで

ホワイトニングを ご希望される方には

私は ホワイトニングは お断りしています。

ホワイトニングをする 患者さんは

私の独断で 決めさせて 貰ってます。

その方の 歯の状態を 隅々まで 把握していますので

ホワイトニングの方法は みんな 違ってますから。

その辺の ホワイトニング売りの チェーン店みたいな

歯科医院とは 違いますんで。

 

歯の治療の 説明って 難しいね!

興味深い お電話を 頂きました。

なんでも

土台治療と クラウン修復は

他の 歯科医院で 契約? して しまったので、

根管治療だけ 先生に お願い できませんか?

 

素人の方への ご説明って 本当に 難しいんですよ。

だから 本当に 困って しまいました。

丁寧に お断り したのですが、

私の 真意が 御本人に 正確に 伝わったのかは 判りません。

私が

技術 知識 医療倫理 の 面で

信用できる 歯科医師は ごく 限られています。

根管治療だけを お引き受けすることは 可能ですが、

その後の 治療を

誰が 引き継ぐのか?

其処が 大事なんです。

私は 治療の際に 全生命を 指先に 注ぎます。

1本の歯の治療だけの 症例であっても

口腔全体の バランスを 考慮しながら

一口腔との 調和を 最優先し

手当ての 方法を 考え抜いて

実際の治療に 着手して います。

そのような 背景を

単なる お電話だけで ご説明するって

ほぼ 無理だとは 思いつつ、

せっかく 勇気を出して

お電話くださった のですから、

紳士の応対を せねばなりませんし、

歯の治療。

簡単に 考えないで くださいね。

大切な 身体の 一部なんですから。

三枝デンタルオフィスの 体制

私の診療所では、

新患の際は 絶対に、

採血による 全身検査を 行って 四半世紀 経ちました。

メンテナンス時に、

私の 【勘】で、

口腔内に 全身的な疾患の 疑いを 察した際にも

採血などの 一次検査を 実地して います。

口腔だけを 診る 歯科医師では イケマセン。

口腔から 全身状態を 把握できる 歯科医師であること。

それが 歯科医師の務めだと 考えています。

全身状態の 把握は

歯科治療を 行う際にも 有効です。

麻酔の 種類の選択や 麻酔の注入スピード

などなど、

細かな 配慮が 可能に なるのです。

今日から、

診療所に 入室される 患者さんに対して

新型コロナウィルスの 抗原検査を 実施し 始めました。

いわゆる

【水際対策】です。

私は 患者さんを 守る 義務が あります。

それが

私を 支えて きました。

三枝デンタルオフィスは 安全な 診療所。

安全は 医療機関にとっては

最低の 条件なんです。

私は そう 考えています。

今日は 終日 家から 出ないぞ!

多くの 雑用を 抱えているのですが、

診療日には

落ち着いて これらを 片付けられません。

帰宅してからも、

論文執筆や 研究資料に 目を通す方を 優先させねば ならないからです。

今日は、

溜まった 雑用を 片付けるために

終日 予定を 空けたのです。

朝の5時から 今が 午後の3時ですから

ほぼ キッチンのカウンターで 資料の整理に 追われて いました。

最近、

平屋を 新築したのですが、

ワンルームであることに

皆が 一様に 驚かれます。

なぜか 凄い 豪邸に 住んでいるイメージが あるのだとか!

広い家など 要りませんよ 私は。

ただ、

生活感の無さ だけは こだわりました。

私は 歯科医師の中でも 特殊な存在であることを

認識 やっと できました。

努力して 精進してください。

涙と 汗を 流して

必死で 生きて ください。

そうして、

夢を叶えて

社会に貢献してください。

若い 歯科医師たちよ。

でもね、

チョッとは 休みも 必要だわな。

家で ゆっくり するのは 決して 贅沢では ありませんよ。

今から

自動車の 洗車でも しましょうか?

日々を 歯科に 埋没する

私の 技工のパートナーである 石三晃一氏の ご子息を

三枝デンタルオフィスで お預かりして

もう 1ヶ月 経ちました。

患者さんの 口腔内に 装着される 修復物は

無論 父上である 石三晃一氏が 製作します。

ただ、

歯科技工って 下準備が 沢山 あるんです。

歯型を 採って、

即 製作って 訳には ゆきません。

特に 私の 歯科治療は 特殊ですから。

息子が 父上が 技工する上での 下準備を

私の 監督下の元で 丁寧に 行って、

宅配便にて 父上に 送る。

息子が 梱包した 模型を 父上が 受け取り、

模型を 通じて

親子の 無言の コミュニケーションを 行う。

私は そのように 仕掛け たのです。

仕事において

親も 息子も ありません。

師弟関係を しっかり 構築させる。

これが 私の 長年のパートナーへの 恩返しだと 考えています。

この 犬歯が 日本のトッププロである 石三晃一氏の 作品です。

これが 私の プレパレーション。

それを 石見氏の 息子たる とうま君が 模型を 調整し、

父上が セラミックを 盛り上げるための ジルコニアフレームの

基礎を 製作します。

この 形を 私 石三晃一氏が 細かくチェックし、

何度も 何度も

造り直し させるんです。

かわいそう ですよ。

本人的には 真剣に 作ってるんですから。

しかし、

私と 石三晃一氏の 作品の 基礎部分です。

そんじょそこらの 歯医者の オールセラミッククラウンと

同じ クオリティで 出せる 筈ないでしょっ!

ジルコニアフレームが 完璧に 模型に 修まり

セラミックの 厚径が 均一に なるように

下準備を 徹底させるんです。

見えない 処にこそ 手をかける。

それが プロフェッショナル なんです。

暑い 日々が 続いていますが、

三枝デンタルオフィスも 熱い 日々を 消化しています。

久しぶりの 院内技工士 教育

私の 診療所を 新築した際に

当たり前ですが、

院内技工室を 設けて いました。

それまでの 私の歯科診療は、

院内技工士の 居ない 歯科治療は

考えられなかった からです。

と 云っても、

最終修復物は

石三技工士に 委託して いました。

最終的に 患者さんの口腔内に 装着する 大切な歯。

これは、

院内技工士さんには 申し訳ないのですが、

スーパーテクニシャンによる 巧みの技の 歯でなければ なりません。

その辺りの 割りきり。

私は とても シビアですし、

院内技工士の立場から 云えば 血も涙もない 冷血漢かも しれません。

でも それが プロなんです。

では、

院内技工士の 役割とは?

歯科医師 以外の 歯科技工士の視線から

私の 歯科診療を 二重に チェックするため でした。

それでも、

院内技工室の 設備は 一流品で 揃えて いました。

一般の方は ご存知ないでしょうが、

技工机は ドイツの カボ社製のモノが 2つ。

これだけでも BMW は 購入できるでしょう。

マイクロスコープも 完備。

それにも かかわらず

診療所が 新築完成した時点で、

私は 三枝デンタルオフィスから 院内技工士を 外したのです。

なぜなら、

人材不足 だからです。

良い設備と 環境が 整っても

本人に 学ぶ 気持ちと 上昇志向が なければ

私にとっては 足手まとい なのです。

私の診療所から 6人の 歯科技工士が 卒業してゆきました。

現在でも、

転院して お越しになられた患者さんの 口腔を通じて

彼らの 仕事が 瞬時に 判ります。

なぜなら

職人という 生き物は その癖の 痕跡を 遺すからです。

私が 彼らに 仕事を委託する機会は 皆無です。

そのような 代物では ない からです。

私の 歯科技工士は 石三技工士のみ です。

先般 ご報告したように

石三技工士の ご子息を お預かり しました。

15ぶりに 無人だった 院内技工室が 稼働し 始めました。

石三技工士の 後継者であるから お引き受けしたのです。

父上の 良い遺伝子を 引き継いで いるように 感じます。

でも、

笑っちゃい ますよ!

私は 帰宅したら 庭うちでは 雪駄を 履いています。

今朝、

彼が 診療所の建物と 前の道路とを

ホースで 水をかけて

デッキブラシで ゴシゴシ 擦って 掃除しています。

その 足元。

たか下駄 だったのです。

私は 反社会的勢力の存在は 認めません。

が、

任侠道は 重んじます。

彼は 徐々に 本当の 職人に 育っているようです。

 

相変わらず

昨日は、

午後の5時まで 診療して、

5時半過ぎの マリンライナーに乗車し

岡山で 乗り換えし 一路 静岡県三島市へと。

ホテルに チェックインしたのは

夜中の11時前でした。

夕食ですか?

岡山駅で 購入した 駅弁ですよ。

で、

今朝は 5時半に起床し、

タクシーに乗車し 会議へと。

午前8時半から10時まで。

即座に タクシーに乗車し 三島駅。

新幹線を 乗り継いで、

今は 名古屋付近。

高松駅に 到着するのは 午後の3時半過ぎ。

午後の4時から 患者さんの 診療が入っています。

贅沢だと 思われるかも しれませんが、

新型コロナウィルスへの 配慮と、

私の年齢を 考慮して グリーン車です。

グリーン車の 現状は この通り。

ガラガラ なのが

せめてもの 気休めです。

それにしても 相変わらず 貧乏暇なしの 日々を送っています。

 

伝統の 三枝デンタルオフィスの 新人教育

医療職である以上

生涯 研修に 務めなければ なりません。

単に

器用 不器用 では すまされないのが

歯科医療の 現実です。

理論的根拠のない 仕事は

セミプロ並みと 云えましょう。

毎日 課題を 出します。

で、

翌朝 私も ルーティンよりも

1時間 早く 出勤し、

前日 出した 課題の チェックを 行います。

彼は 歯科技工士ですが、

歯科医師の 大学院生なみの レベルでの 教育を 行っています。

おもしろい ですよ。

日に日に

体重が 減っているのが 判ります。

学問 ついでに 一般書籍も

無理やり 読ませています。

活字離れが 著しい

本を 読む習慣の無い 若者が多い中、

教養を 身につけるために

まずは 歴史書から スタート。

毎朝 質問攻めに 会う 私も 体力が 要るんですよ。

でも、

この若者に 将来の歯科界を 背負って 欲しいのです。

若いって 素晴らしい 

先頃から

私の 診療所で 修行を始めた 青年技工士君。

毎朝、

ノートを 片手に 質問の嵐。

私にも そんな時期が ありました。

振り返って

懐かしい 想いに 浸るのです。

しかし、

もう 若い時分には 決して 戻りたくは ありません。

無我夢中で 必死でしたから。

でも、

並んで こうして 写真を 眺めますと、

つくづく

私も 歳を とりました。

それと、

彼の 体力!

羨ましい。

彼の 父上は 日本の技工の トップ プロ。

さぞかし 大きな プレッシャーを 感じながら 過ごして いたのでしょう。

遊び心 満載の 私。

のびのびと 歯科を 一緒に 楽しんで、

いつか きっと 社会に貢献して くれることを 祈っています。

 

クラウン修復のために 歯を削る際の デザイン

下顎の犬歯に対する オールセラミッククラウン修復。

そのためには、

歯を 削らなければ なりません。

この 手順を 支台歯形成と 専門用語では 言います。

英語では プレパレーションです。

この プレパレーションの デザインには 【原理原則】が あります。

むやみやたらに 歯を削る訳では ありません。

そこに、

歯科医師としての 知識 技量 良心が 試されるのです。

上手い 下手は、

歯科技工士が 1番良く 判断できるんですよ。

なぜなら、

歯科技工士が 歯を 実際的には 製作するからです。

先程の 口腔所見を 模型に 置き換えた 写真です。

この模型上で、

歯科技工士は オールセラミッククラウンを 製作します。

歯科医師の 腕前を 最も熟知するのが 歯科技工士ならば、

歯科技工士の 腕前を 最も熟知するのも 歯科医師なのです。

だから、

三枝 石見の コンビは 長年 継続しているのです。