月別アーカイブ: 2019年8月

エネルギー源

エネルギー源って、

何処から補充・してるんですですか?

よく・聞かれるンです。

実は、昨日カメラを購入しました。

無論、歯科用の診療記録を撮影するための・仕事用です。

治療を写真に残し、

後から、

再度・冷静な眼で・自分の為した治療を

客観的に評価することは、

歯科医師の修練の必要事項です。

で、

この写真ナンですが、

日本歯科大学・新潟病院・総合診療科、

ここは、私の所属する処ですが、

ここの菅原准教授の写真の、

綺麗なこと・この上なし。

で、

お~い、菅原ぁ~・写真、教えてくれぃ!

彼は、いつも丁寧にレクチャーしてくれるンですが、

私は苦手なことを痛感したのです。

デジカメ・カメラって、パソコンみたいでしょっ?

パソコン音痴の私には、無理ナンです。

ここで普通の人なら・落ち込むんでしょう?

私は、

即、

カメラを交換しよう!

メーカーの方に来て頂いて、

スタッフにレクチャーして貰おう。

で、

コレからは、写真はスタッフにと。

切り替えが・速いンです。

ソレと、

自分の立ち位置を客観的に判断でキルンが、

私の良い処だと・思っています。

改善点は・即対応と云うライフスタイルで

過ごしてきましたから、

やること満載ナンです。

だからこそ、

何事も、

よく観察する癖が・付いたんだと思います。

【多くのことを成し遂げるための

手っ取り早い方法は、

一つずつ片付けていくことだ】

サミュエル・スマイルズの言葉です。

19世紀の英国の作家ですが、

良い言葉ですね。

人 VS 機械

歯科治療における・修復治療は、

手作業から、

光学カメラとCAD/CAM化、

簡単に言えば、

削った歯を光学カメラで写真を撮影し、

その画像をコンピューター処理した上で、

ロボットが技工物を製作する方向へと、

確実に・向かっています。

歯型採りって・辛いでしょう?

ウェって、

吐きそうになるわ、

顎は怠いわ、

患者さんにとっては・不快ですよね。

歯科医師にとっても、

歯型採りは、

技術的に難しいですし。

でもねっ、

本当にソレで・良いのでしょうか?

住宅建築に例えるならば、

プレハブ化に移行している訳です。

まぁ・雨風はしのげるンでしょうけど。

確実に【技術者】は激減するでしょう。

治療の精度は、

50年も先は・判りませんが、

現状レベルのモノは、

私の診療所では・絶対に使えません。

そんなレベルの製品など・皆無です。

私に、自分の手先を信用しています。

機械なんかに・負ける訳にはイキマセンよ!

総合診療におけるインプラント修復

平成30年10月11日・初診の患者さんです。

治療に着用したのは、

同年12月26日です。

【考える臨床】と言う言葉通りの・症例でした。

数名の歯科医師の手による・歯科治療のなれの果て。

インプラントと高級補綴の・オンパレードですが、

患者さんは、

全く【噛むことが・できない】状況でした。

下顎の大臼歯部分のインプラント修復は、

インドにて加療を受けたモノです。

また、日本の主要都市の歯科医院を彷徨う

ジプシーのような数年だったようです。

初診時の前方観です。

初診時の側方観です。

初診時の咬合面観です。

この患者さんの治療は・本当に楽しかった!

知恵を振り絞りましたもの。

お見せ・しましょう。

咬合面観です。

大臼歯部分は・当然・ゴールドクラウン修復です。

インプラント修復特有の初期の【石を咬むような感じ】は、

全く・ありません。

対合歯は・あえて積極的な治療は・していません。

ただ、

前歯を1本だけ・抜歯させて頂きました。

ねっ!

乱ぐいだった前歯が・綺麗に揃いましたね。

放置しただけです。

ただし、

上顎を全面的に変化させたことで、

噛み合わせが激変したので、

コレは・計算済みの【仕掛け】だったンです。

お顔だち・観て下さい。

お品良く・仕上がりました。

側方観と前方観は、

噛み合わせを変化させた工夫と合わせて、

次に解説を兼ねて・お見せしましょう。

 

 

工芸品・インプラント補綴の王道

今朝いっぱいの時間を費やして、

完成したクラウン修復をセットします。

全てが、

インプラント支台です。

この患者さん、

すごく・頑張って下さいました。

治療のドキュメントは、

初診の際から、

ブログにてご報告させて頂いています。

さてさて、

口腔内の状況・楽しみにしてて下さい。

【成功の最大の秘訣は、

多人や状況に振り回されない・人間になることだ】

シュバイツァーの言葉です。

育む

九州北部地域の大雨警報に、

ドキドキ・胸が潰れる想いです。

患者さん、知人、友人、取引先など、

この地域とは密着した関係であるからです。

どうぞ・大きな災害などに見舞われませんようにと、

朝の祈りで、

天を仰ぐような想いにて。

当地も、

毎日、降雨です。

一夜、一夜ごとに、

夏が後退し始めたことを実感します。

秋の訪れの気配も、

もう少しで、

肌感覚で判るンですかね。

あっという間に、また1年が過ぎ去るのですね。

昨日は、

大学からの電話が多かったですね。

でも、

シビアな診断や治療方法についての、

相談では・ありませんでした。

ワイワイ・ガヤガヤ・

ウキウキ気分って雰囲気だったのが、

とても嬉しく思いました。

後進たちは、

確実に成長してるんです。

臨床家に必要な【虎の眼】も、

身に付いてきているんでしょう。

歯科治療って・楽しんだぞ!

そんな気持ちが、

後進たちに伝染したことに、

本当に良かったと。

またまた、

私の患者さんを増やして下さるそうな。

ヤレヤレ。

水橋准教授の台詞も・オモシロイ。

先生~・そろっと・もうお一方・むにゃむにゃ。

先生の・お得意の女性では・在るんですが・むにゃむにゃ。

でも~・76歳ナンですけどぉ~・むにゃむにゃ。

え~い、水橋ぃ~・語尾を明瞭にっ!

良いですよ。

総入れ歯ですよね。

また別のテクニックをお見せしますよ!

【できるか?と、尋ねられたら、

いつでも、

もちろん、できます!と、答えなさい。

それから急いで、やり方を探るのだ】

第26代アメリカ合衆国大統領 セオドア・ルーズベルトの言葉です。

パニック障害への対応

歯科治療って・恐いですよね。

怖さ・極まって、

パニック障害を起こす方も、

ごくごく稀に居られます。

麻酔注射のたびに・救急車!

そういう・繰り返しでした・

と、

50代半ばの女性の俯きながらの、

初対面の第1声が、

ソレ・でした。

普通は、

ビビり・ますよね。

診療所から・

患者さんが救急車で運ばれる・なんて。

変な噂が・たたないかと。

だいたいは、

こう云う方は、

公立病院の口腔外科か、

歯科大学の付属病院へと・ご紹介ってのが、

ルーチン・パターンでしょうね。

でも、

ソコでも・同じナンですよ。

結局は、

静脈内沈静法下で、

応急処置に留めて、

根本的な治療は・しないンです。

ですから・あえて、

私は・その方の治療をお引き受けしたのです。

もう25年も前の話しです。

その方ですか?

歯周外科も、

根管治療も、

インプラント修復も、

私の持ち合わせる全てのテクニックを駆使した

治療を終了して、

メンテナンスに移行して、

20年くらいに・なりますか。

麻酔注射で気絶・ってこと、

1回たりとも・無かったですよ。

毎月1回は、

ご自身の意思で、

メンテナンス・アポイントメントをお採りになられて・います。

当時・高校生だった御子息も、

既に男の40の厄を過ぎる年齢になられました。

この御子息も・私の長い期間の・患者さんです。

なにか・特別な手当てで、

パニック障害を抑えたんでしょうか?

否、

ナンも・してません。

こう云う患者さんって、

シッカリと医者を視てるんです。

口先だけのヤツか、

それとも、

ニコニコ顔の奥に、

眼光が・キラリと光って、

見落とさないぞ!

俺っち・が、ヤラネバ誰ができるんだ!

そんな医者の使命感。

一歩も退かないぞ!

そんな決意。

いざという時は、

俺っち・が、責任をとるぞ!

と云う医者の覚悟。

ソレと、

人間が大好きだという・人間愛。

医者の所作の全てが、

ナによりも勝る【鎮静剤】だと、

私は確信していますから、

医者は【絶対的安定感】を持ち合わせることが、

絶対的に大事ナンです。

最近、

久しぶりに、

コレマタ強度のパニック障害の方の治療を

お引き受けしました。

40過ぎのお綺麗な女性です。

私も、ダテに何十年も、

自費治療専門で、ヤッテません。

当時のアプローチよりは、

もっと・もっと、

巧妙に、

パニックに至らせない細工を仕掛けるんです。

私は【仕事人】ですから。

歯科治療は【恐くない】

歯科治療は【安全で・人に役立つ治療】

って、

こう云うポイントを、

治療の・なんかのタイミングで、

実体験して頂く【仕掛け】をするんです。

そういう積み重ねが、

患者さんの安心感と自信に繋がるンです。

途中・何度か・危ない兆候は・ありました。

そんな時こそ、

絶対にキチンとした王道の歯科治療を行うべきです。

ビヒッては・なりません。

昨日は、

下顎の水平半埋伏智歯の抜歯と、

上顎小臼歯の抜歯・即時埋入インプラントの外科治療でした。

静脈内沈静法なんか・使いませんでした。

通常の麻酔です。

手術時間は45分でした。

ただ、

手術前の麻酔注射の前に、

ちょっと・お願いしたのです。

なんて・お願いしたか・って?

私自身が【落ち着いて】手術を執刀したいんです。

ソレには、

手術中のBGMを、

今日は、

カトリック教会のミサのライブに変えても良いでしょうか?

ただ・それだけ・です。

手術は、

賛美歌と祈りの言葉に包まれて、

執り行われました。

静かに・静かに。

手術の1番の難所の際には、

ミサのクライマックスの場面に、

あえて・合わせるように、

手術のスピードを調節していたのです。

患者さんの【耳】は・生きています。

聴いてくれてるんです。

自分の身を委せる医者が、

信仰する神さまって?

聴いてくれているから、

判断できるんです。

絶対に大丈夫だと。

父と子と聖霊を・具体的に彼女は・知りません。

でも、

神聖な力で、

ご自身が包まれている環境に居ることは、

絶対的に判るンです。

大きく手術を・無事に・何事もなく、

普通にできたんだ!

コレが・患者さんの自信に繋がるンです。

【自分にできる限度を・ほんの少し越えたことを、

毎日一つ実行せよ】

ローウェル・トマスの言葉です。

 

人生の味

週末の土曜日。

久々に休暇を頂きました。

午後2時に早じまいし、

はやる気持ちにて、

関西へと。

今回の休暇は、

思い立ったように頂きました。

お盆休みも診療しているのを知った

藤井学部長から、

ちょっとは・お休みなさいよ!

と、

メールを頂きました。

が、

この処、

患者さんが・多くて、

超小規模歯科診療所の私の診療所。

休む処では・なかったのです。

でも、

緊張の糸が、

張りつめ・過ぎたようです。

私は幼い頃、

明石市・東二見で過ごした期間があります。

二見農協の隣に、

今は別の医師の婦人科医院が建っております処に、

叔父が婦人科医院を営んでおりました。

東二見駅付近の市場まで、

歩く道すがらの田園の匂いが、

未だに鼻腔に残っています。

市場の肉屋の店先で、

揚げたてのコロッケを1つきり・

買い求め、

帰り道に、

食べながら。

至上の楽しみだったのです。

あの頃とは、

様変わりするほどに、

家々が立ち並んでいました。

ソレでも、

私の育った街は・残っていました。

大阪までの切符を買い求めた際に、

凡そ1300円ほどであった事に、

エライ高いなと。

そんなに・遠かったのかしらん。

車窓からの光景は、

半世紀と云う十分な時間を認識させられのです。

大阪駅前は・相変わらずの喧騒さ。

駅前広場から、

商店街へと脚を伸ばして、

いつもの鮨屋へと。

普段であれば、

寂しがり屋の私を知った付近の弟子たちが、

顔を立てて下さり、

集って下さるのですが、

今回は隠密行動。

独り旅も・良いモンだと。

で、

夕食後は、

真っ直ぐ床に就く自分を、

改めて、

床から天井を眺めながら、

大いに認識させられのです。

以前の私ならば、

北の新地か、

ミナミの盛り場へと。

絶対的な体力と気力と云うよりは、

単なる・阿呆。

先々の事など、

頭の中には・皆無でしたから。

で、

日曜日は昼前まで・爆睡。

そこでまた、

四国に戻りたくないと。

気儘な想いを、

押し留めるのは、

やはり・仕事故。

仕事は好きだが、

文化が違う処で暮らすのは・シンドいの・ですかね。

高松市と云う処を、

私は・よく知らないンです。

仕事場と自宅の往復だけですモノ。

対人関係は、

患者さんくらいですから、

地元の方との・お付き合いは、

ほぼ皆無ナンです。

こんな私でも、

心の癒しが欲しい時があります。

タフガイの見本みたいに、

勘違いされている私ですが、

振り返る時も・在るんですよ。

【涙とともにパンを食べた人間でなければ、

人生の味はわからない】

ゲーテの言葉です。

鏡に映った姿が・美しくあるためには、

涙で洗われた瞳を持つ事でしょう。

様々な想いを経験し、

それでも、

前へと進んでゆくことで、

人生の味って・モンが発散されるのでは。

私の根管治療の原点

著者略歴を見ると、

先生は1962年 日本歯科大学卒業とあるから、

1963年・生まれの私よりも、

1年も・前に・歯科医師になられたのだと、

意味もなく・大いに感心したのです。

2008年に日本歯科大学を退官され、

この著作を出版されたのは、

2018年9月10日。

退官後の10年と云う月日を費やして、

纏められたのが、

この著作です。

【エンドに必要なアナトミー】

先生の名は、

日本歯科大学名誉教授 川崎孝一先生。

頁のあらゆる処に【川崎孝一ワールド】が広がっています。

で、

ヤッパリ私は間違っては・いなかったと。

私自身が独り歩き・始めて、

現段階・至った【エンドの考え方】は、

この著作に根拠として、

確かに、

記載されています。

オモシロイもので、

私が根管治療の際に、

器具を上下運動する最中、

難症例ほど、

この師の顔・口癖・語りよう・

が、

脳裏を過ぎるのです。

著作を何度も熟読しつつ、

川崎孝一ワールドを堪能しつつ、

あぁ!立派な臨床家でもあるが、

立派な教育者とは・

を再考させられるのでした。

私自身が学生諸君に対して、

このような脳裏に残る師であるのか?

大いに考えさせられたのです。

【もう・これ以上のアイデアを考えられない・

と、思った後のこそ、

良い考えは生まれる】

トーマス・エジソンの言葉です。

毎夜、研究に勤しむ後進たちへ、

今日は・この言葉を送りましょう。

進め

上顎が【総入れ歯】

下顎は全て【インプラント修復治療】にて、

1口腔治療を行った患者さんの口腔です。

もう随分と昔に治療は・終えました。

現在、

年に2度程度でのメンテナンスです。

診る眼のない歯科医師は、

ナンだそうかっ・て・

ただ見過ごすだけでしょう。

でも、

【虎の眼】を持ち始めた大学病院の後進たちは、

キチンと・気づいていました。

総入れ歯部分の粘膜の性状が、

ズッと不変であること。

総入れ歯を入れると骨が痩せて・溶けて・

だからインプラントにしましょうって・

営業に誘導する歯科医師の治療からは、

早々に逃げるが賢明でしょう。

キチンとした治療だと、

【総入れ歯】は長持ちしますし、

快適にステーキなども召し上がれます。

通常【総入れ歯】は・外れ易いので、

上下の前歯は接触させません。

コレは国家試験でも・合格の解答です。

でも、

私はシッカリと接触させています。

でも、

入れ歯・外れませんよ。

このような【三枝メソッド】に触れて、

大学病院の後進たちは、

【考える歯科治療】を実践始めました。

私が・口酸っぱく、

彼らに言う台詞。

何故?何故?どうして?

いつも・

疑問を持って、

物事を視ることだ。

【じっくり考えろ。

ただし、行動する時が来たら、

考えるのをやめて、進め】

ナポレオン・ボナパルトの台詞です。

子どもの心のままで

昨夜、

日本歯科大学新潟病院の技工科に勤務する

岩嶋君と電話で長話に興じていました。

私の【入れ歯治療】の技工を担当してくれています。

技工の各ステップを丁寧に、

毎日、

画像で報告・相談・連絡してきます。

仕事の基本を識る人だと・安心しています。

私のリクエストに、

本当に良いンですか!

大丈夫?ナンですか?

どうして?・どういう意味で?

ソレが、

彼の私への・口癖になりました。

そんな彼に、

ヤッテみぃ!

大丈夫だから。

もしもの際は・私が責任を取るから・とにかく・ヤッテみぃ!

しかしながら、

彼の心配を余所に、

結果は、

患者さんが・喜ぶんです。

何故っ?

臨床家に必要な【虎の眼】で、

私は患者さんの現症と、

岩嶋君の技術レベルを視て、

治療ステップを前へ・前へと、

確実に進めているからです。

新潟病院に、

今、

遅咲きナンでしょうが、

確実に岩嶋君と云う歯科技工士が、

大きく孵化しようと・しています。

コレは、

新潟県の入れ歯でお困りの患者さんにとっては、

正に朗報となりましょう。

ここに岩嶋君へ・

私からのアドバイス。

【私の成功の秘訣が、

一つだけ・あるとすれば、

ずっと・子どもの心のままで

いたと・云うことです】

アルベルト・アインシュタインの言葉です。