息子の意見


久し振りに寝つきが悪い夜でした。

診療所が休みであることから、仕事疲れが無いからかもしれません。

息子に電話を入れました。

出来の悪いヤンチャな息子です。

私の悩みの四分の一は、

間違いなくこのヤンチャ坊主が原因です。

が、

気がねなしに話しが出来る唯一の男が

このヤンチャ坊主でもあります。

【父ちゃんは少数派やからな】

そうかもしれない。

【勤め人が大勢で飲んでる酒場は雑音でイライラするやろ】

そうかもしれない。

【飲み屋で嫁さんの悪口言う奴、嫌いやろ】

そうかもしれない。

【飲み屋のネェちゃんもウザいやろ】

そうかもしれない。

【経済や政治の話しも嫌いやろ】

そうかもしれない。

【バラエティ番組もワイドショーも嫌いやろ】

そのとおり。

【本格的でない、いわゆる芸人って嫌いやろ】

そのとおり。

【父ちゃん、それで良いやけど、浮くわな!】

大きなお世話。

【父ちゃん、馬鹿なって遊んだら?】

何をせよと?

趣味を作ろうにも、

私独りの身体ではありません。

趣味を持つことがズッと私は恐かったのです。

本業が【オロソカ】になってはならないからです。

身体の手当てにも時間を要するようになりました。

少しでも倹約して、

皆を大きくしなければならないという、

心に大きな縛りもあります。

歯の仕事に就けたことの幸せだけを

感謝し噛み締めて、

ズット過ごしてきた不器用な人間です。

ヤンチャ坊主の見本であった私が、

自力で自分を太い縄で縛って、

家長の役目を噛み締めて来たんです。

この縄が、

グサッとキレたら、

一番に困るのは身近な家族だからと。