私ごとで恐縮ですが、
今日、私は54歳の誕生日を迎えました。
また、
朝刊に今日誕生日である皇太子殿下のお言葉が掲載されると共に、
ご家族一緒の近況を伝えるお写真も披露されて居られました。
で、
何処のお父さんも大変なんだな!と。
社会と家族との板挟み。
コレが50代日本人男性の現状なんだと実感したのです。
朝、髭を剃りながら鏡に写った自分の顔を眺め、
つくづく歳をとったモノだと。
この歳になると男は自分の顔に責任を持たねばならんと、
何処かで聴いた事が在りました。
そんな事を思いだしながら、
自信など持てる筈もないと、
妙な気持ちになりました。
ただ、
筋目だけはシッカリ通す事だけには自信が在ります。
そんな処でしょうか?
朝1番の患者さんは、部分入れ歯の患者さんです。
前回、1度目の歯型を採りました。
今日が2回目の歯型採りです。
こんなにシッカリ歯の型を採った事はありません。
だから噛めるんですね!
と、仰る患者さんです。
上は私が総入れ歯を最近、造りました。
よく噛めるので、
先生、下の部分入れ歯も造って下さいと云う事になったのです。
私は自分から患者さんに対して、
アレコレしようとは、余り言いません。
コチラが誠実に治療してさえいれば、
患者さんの方から依頼される事を知っているからです。
そう言った意味においては、
私は待つ姿勢を崩しません。
営業色を医療分野において出す事を
私は恥だと考えています。
必要最低限絶対に必要な治療しか、
患者さんに提示する事はありません。
其れが紳士道だと考えています。
歳をとる毎に、
益々、頑固になって来たと自覚しています。
まぁ、それはそれで仕方がないか!
そう思っています。
商人歯医者にだけは成りたくありません。
やはり、
歯の番人を貫こう!
コレは今日の誕生日を迎えた私の抱負です。