患者さんからの笑顔が1番嬉しいのは当然です。
日頃の疲れも吹っ飛んで、
もっと、もっと精進しようと。
毎日の生活を正して、
文献とにらめっこ、
其れが出来るのも、
患者さんからの笑顔が在るからです。
患者さんからの笑顔が1番嬉しいのは当然です。
日頃の疲れも吹っ飛んで、
もっと、もっと精進しようと。
毎日の生活を正して、
文献とにらめっこ、
其れが出来るのも、
患者さんからの笑顔が在るからです。
新しい患者さんとの初めての面談の際にはいつも【緊張】しています。
昨日の患者さんの際にも、そうでした。
私は患者さんの表情を然り気無く、
でも実際には【凝視】しています。
表情筋と人の【感情】の間には大きな【相関性】があることを、
ポール.エクマン博士が実証しています。
表情筋と咀嚼筋の間にも相関性が在ります。
上下の歯の噛み合わせは、
咀嚼筋によってコントロールされています。
筋肉が伸びたり、縮んだりすることで、
上下の歯は、
噛んだり、
擦ったり、
様々な噛み合わせ状況を形成できるのです。
上の歯は頭蓋骨に固定されていますから、
実際には、
頭蓋骨から咀嚼筋によってぶら下がった下顎が、
咀嚼筋が伸びたり、縮んだり、
そうなることにより動いて、
噛み合わせってのが変わっているのです。
顎が動くと、
連鎖的に表情筋も伸びたり、縮んだりします。
私は患者さんの顎の位置や表情筋の緊張具合と、
噛み合わせとの関連に、
【ハンターの眼】のように。
大概の場合、
リラックスできるような下顎の位置ってのを
見つけることに気をつけているのです。
総入れ歯や噛み合わせ治療などに際しては、
下顎の位置が決め手となりますから。
この時に表情筋とのバランスを重視しています。
先のブログにて、
何気なしに認めた私の読書法について、
多くの方からの問い合わせがあり驚いたのです。
読書は私にとっては三度の食事のような、
私の脳ミソと心の栄養補給源です。
食材にコダワリが在るように、
書物にも私なりの嗜好が在ります。
ストーリー展開を楽しむ娯楽、推理物は全く関心なく、
評論、歴史、随筆、宗教、哲学、心理学を好みます。
で、
国語辞典と漢和辞典を横に、
先ずはサッと流し読むのですが、
心に引っ掛かった箇所を黄色の蛍光ペンにてマークしています。
途中、
漢字の読み仮名、
意味の曖昧な単語は素通りしないで、
辞典で再チェック。
これは特に重要なトレーニングです。
母国語でありますから、
何となく解ってはいるのだがって
読みの漢字や、意味の単語を自己解釈する癖が身につくと、
仕事においては足を引っ張る事になります。
曖昧にしないという癖の形成に役立つと思っています。
2度目はジックリと活字を拾っていきます。
で、
関心ある箇所はピンクの蛍光ペンにてマークします。
1度目の黄色のマーク箇所と重なる部分は、
ズッと後になって、
あれ?あの本に確か載っていたっけ?と、
再び頁を開いて探し物をする気分の際に、
必ずって云う位、
一致しています。
大概、3度繰り返し読むことにしています。
2度目の読者は詳細に読んでいますので、
全体像が掴み難いからです。
3度目はサッと流し、
気になった箇所は大概の場合は行ではありません。
ですから、既にマークしている箇所は含まれた部分的な箇所です。
「」にて囲んでいます。
シツコイとお感じになられるかもしれません。
私が大学院に入った際に当時の講師である教官から頂いたアドバイスを
私なりの長い間の読書から身につけた方法です。
歯科保存学の大学院生ですから、
先ずは20年前からの学会論文に遡って読みなさい。
そう言われた素直な私は、
直ぐに実践し驚愕したのを覚えています。
全く理解不能だったのです。
内心これはヤバいぞ!と思いました。
これから此の分野の研究など出来るのだろうか?って、
不安になったことが懐かしい。
でも、
我慢して、
参考文献も紐解きながらドンドン時計の針が進むにつれて、
突然、
解るようになるもんです。
家族で海外赴任されたビジネスマンが、
奥方は言葉の方で躓くのに反して、
小さなお子チャマが突然英語でしゃべりだしたって、
そんな感じと同じだと思います。
歯科保存学は、
歯科医学の中でも1番シツコイ学問だと思います。
平たく言えば、
地味な学問でもある訳です。
ですから、
こういうアドバイスを後輩である私に教官はしたのだと思います。
非常に役立ちました。
過去から現在に至る過程を知ることが、
行間の理解を深めることも知りました。
最近では地道な文献検索をするよりも、
サッサとインターネットの検索ってのが大流行じゃないですか。
あれは自分の頸を絞めている愚かな行為だと思います。
深みのある、
足腰の強さ、
基本が鍛えられないと思います。
こういう処があって、
今の私なりの読書法に至ったのです。