私は批判なり、嫌がらせの類いが、力の源になる負けん気の強い性格です。
所謂、お世辞とか、他人から誉められたりすると、
自分をよく認識しているので、そんな筈はないと、その辺りは阿呆ではありません。
仕事に関しては、もっともっと上手になりたい!と強く望んでいますので、
好んで批評して教えて頂きたいと欲しています。
私の考え方なり流儀については、
元来、短気で怒りっぽい性格なのですが、これはもう歳も歳ですから、
意識して堪えて平静を装っています。
但し、仕事の流儀というか、私なりのプリンシプルを大きく侵された時は、
プツンと、我満の糸が切れる時も正直あります。
しかしながら、現状の私を怒らせる所作は、明らかに常軌を逸脱したものでしょう。
若い先生方や学生さんから、遠慮しぃしぃ色々とお電話を頂く機会も多くなりました。
こんな私でさへも、色々な方が頼ってくれてるんだと思って、
大学に戻ってからは、特に自分の見せ方に注意するようになりました。
先生でも怒るんですか?
昔の私を知って居られる方なら、フンゾリ反って驚く事でしょう。
私の持つルールは、一般からしてみれば違う処、大きいとも自覚しています。
仕事を通じて身に付いた習性、仕事を通じての責任、仕事の特性上、
今の自分が在るのだと思っています。
ですから、自分のなかで常に反省を繰り返してはいるモノの、
それは他との物指しでは測ることはできない種類のモノだと思います。
電話口の向こう側からの言葉に対して、ただただ黙って聞いて差し上げることしかできません。
しかしながら、それでも明確に判るのは、
その先生なり学生さんが、歯科という学問、仕事にどれだけ真摯に向き合っているのかと云うことです。
私はなぁなぁの人が嫌いです。
無難にという言葉も嫌いです。
例え小さな夢でも良いではありませんか。
その夢の実現に向かって、コツコツと決してさじを投げないで、
変な言い訳などしないで、
馬鹿や阿呆と言われても、
屈せず、頭を垂れて、足を前へ進める凡人を尊敬します。
他からの評価や後からの賛辞など無意味であると思っています。
今を一生懸命に生きることこそが、潔い生き方と思っています。