馬耳東風


綺麗な診療所ですね!とか、

良い患者ばかりに恵まれて良いですね!とか、

他人からのその類いの台詞をしばしば耳にします。

挙げ句は、資産家の息子だからできたんでしょ!とまで。

この様な台詞に対して私は、ホウホウ!と、ニコニコ顔で応えています。

結果を造るに、虫の良い話などあるはずはなく。

そんな単純なことさえも判らぬ人に、マトモにぶつかる程に、私は体力はありません。

夢と目標を胸に、後は引きずられても、引っ張られても、

岩にかじりついて、岩に血の指を引っ掻けて、

ジリジリもがいて前へ前へと、進んで来たのです。

考える余裕などあるはずもなく。

この姿勢は、今も正に最中でありますし、

これは生涯続いていくでしょう。

馬耳東風という言葉があります。

一見、偏った姿勢ですが、

そのくらいでなければ、夢の実現などほど遠いでしょう。

途中でさじを投げる位ならば、夢など持てません。

少なくても私は、そう信じています。