月別アーカイブ: 2015年9月

癒し

今日も手術を2症例程、予定しています。

その間に、噛み合わせの治療の患者さん等がお越しになられます。

お昼の僅か10分ほどの間に、院長室にて半日の大半を昼寝をしながら私を待つマリリンのリードを手にして、

近くを散策とまではいきませんが、気分転換をはかっています。

で、再び診察へと。

この様にして私は、1日1日を重ねています。

ありきたりの何の変化もない毎日ですが、

それでも、症例毎に、個性其々に在りますから、

仕事が終われば、神経は相当に高まっています。

アフターは何処ぞでディナーとでもと言いたい処ですが、

実際には、自宅近くの公園のベンチに腰かけて、

犬たちが戯れている姿に癒されているのです。

事件は解決

昨日、お巡りさんより電話を頂き、

不謹慎なる変態男の身柄を確保したとのこと。

この輩は、なんと同日に、別のもっと年少の女の子に対しても淫らな振る舞いを行っていたようです。

迅速なる対応と、犯人を逃がさないという職務を越えた熱情を

お巡りさんに対して感じ、地元の治安を安心して任せられる安堵感も覚えたのです。

それにしても、お巡りさんというのは大変な仕事であると。

恐らくは寝ていないのではないか?

兎に角、せちがない昨今、事件は絶えないであろうから、

少し休息を採って貰いたいと思うに至った私です。

娘たちは、テレビドラマそのものの状況に、目が爛々。

アメリカの人気テレビドラマであるCSIニューヨークが大好きな私の影響を受け、

誰それが、ドラマでいう処のあの人であろう等と、考えていたようで、

床に就いても、なかなか寝付けないようでした。

スケベな男を責める訳ではありませんが、

紳士足るもの、時と場合と、相手を先に考えねばなりません。

何れにしても、こういう痴漢というのは病気なのでしょう。

ただ、親として観れば、大事な大事な我が子です。

それも幼い娘に対しては、余計に心配が絶えません。

痴漢男は、今後の自分のかけがえない一生を棒に振らないために、

キチンと反省し、新たな道をやり直す気持ちになって貰いたいと、

この人にも親御さんもおられるでしょうから、

皆を悲しませないよう、悔い改めて欲しいと願います。

大いなる反省

昨日のブログにて、娘たちとの銭湯での出来事を認めましたが、

どうも此れは、私の方に大きな落ち度が在るようです。

というのは、娘たちと大型店舗の書店へと立ち寄って、

その帰る道すがら、娘たちの様子が妙である事に、鈍い私でさえも気付いたのです。

二人の娘はチカンに遭遇し、尻を何度か触られたとのこと。

私なんかからすれば、何故、子供の尻など触るモノか?

娘たちの勘違いではないかと、当初は冗談半分、耳竹輪で聞いておりましたが、

聞けば聞く程に、どうも此れは、娘たちの勘違いではないな!と。

それで、今後このような不謹慎な輩が大きな顔をさせないために、

パトロールを強化して貰おうと考えて、

お巡りさんに相談するに至ったのです。

で、お巡りさんから聞かれた事を、復唱しながら娘たちに詳細を聞く私。

流石のお巡りさんです。

聞く内容が、ヤハリ餅は餅屋です。

その結果、私は怒りが爆発したのでした。

この不謹慎なスケベな変態は、客ではなく、店の店員であるという娘の言葉に、

あぁ、時代も変わってしまったのかと。

元来、男という生き物はスケベな処を持ち合わせているものです。

それを理性なりで抑へ、或いは、そんな変な感情など平常時にある筈もなく。

ましてや、幼児や小児に対してなど。

物騒な時代であることは、毎朝のニュースやワイドショーなどで判っていましたが、

大いに反省し、

今後は、娘らの半径1キロ程度には、悪い虫の近づかないように、

高圧電流を炸裂せねば!と、決意新たなる私です。

小さいお子さんだけではなく、年頃の娘さんを持つ親御さんは呉々もご用心!という話を

友人である香川こまちの山田さんにしていたら、

ー 先生、何言うてるんですか!きょうびは男の子も危ないんですよ! ー

あぁ、そうなんか!男も危ないんか!と、

世の中、いったいどうなってるんでしょうか?

降参!

少し時間が出来たので、所謂スーパー銭湯へ行こうと思い立ち、

娘たちを誘いましたが、上の娘からは呆気なく断られました。

なんでも塾や学校の課題で忙しく、暇人に付き合うほど余裕はないとのこと。

まったく、一言云えば何倍にでもなって帰ってくるのは女性特有の症状であろうと、

黙って言葉を呑み込んだのです。

下の二人の娘は喜んで付いて来たものの、

銭湯の入り口で一悶着あったのです。

ー パパは独りで男湯に入りなさい!エッチな男の人に見られたらアカンから! ー

小学1年と3年の女の裸など、誰が観るかい!

嫌がる二人を連れて、男湯へと入ったのです。

ふと、二人を見ると、

小さな手拭いを、ダラリと首から顎で挟んで暖簾のようにぶら下げて、

おまけに、胸を両の手を交差して隠しているではありませんか!

この自意識過剰なる二人には、大変にお気の毒なのですが、

辺りは私でさえもヤングマン。

もう明日にでもお迎えが来ても不思議ではない位の人ばかり。

濡れた床で滑りはせぬかと案じて、皆は床のみに視線が向く状況。

露天風呂に3人並んで浸かって、首だけ湯から出したモノの、

ー コラ!お前たち!景色を観なさい! ー

娘たちの視線は、景色とはまったく逆の、露天風呂への入り口方向に。

イヤハヤ、参りました。

プロの習性

何時もように、娘たちの習慣付けのためには早寝早起きが一番であると、

みんなで9時には床に入るようにの筈でした。

が、決まりごとを相変わらず、頑なに守るのは私だけ。

娘たちはテレビのど根性カエルの最終回だと言って、一向に眠る気配はありません。

仕方がないので、私は定刻に、マリリンと床に入りました。

深夜の1時頃に、自分の悲鳴ですっ飛び起きました。

既に娘たちはゆめの最中です。

いったい何時まで、テレビを観ていたんでしょうか。

冷や汗かいた私は、まりりん連れだって近隣のコンビニへと散歩し、

何時ものコンビニ,コーヒーを買い求め、

娘の机を拝借して、原稿の校正に入りました。

日本歯科大学の学生さんたちへの講義も、随分と長い期間となりました。

時代も学生気質も随分と変わってきています。

それでも、伝わる、伝える方法を少しずつ変化させ、アレンジしながら、

頑張っています。

アイデアが湧くと、就寝中でも、私は悲鳴を挙げるようです。

忘れないうちにと、キーボードの張り付いたのです。

明日は早朝から、庭の芝生敷きで、午後から明後日にかけて先祖の墓参りです。

合間、合間でも、講演が終わるまで心は休まらないでしょう。

来年は、数社のインプラントの講演の予定あり、歯科の私なりの方法での講義もあり、

で、大学の仕事もあり。

患者さんも、ドンドンお越しになられています。ご期待に添えるように頑張ろうと、これも知識の修得に余念はありません。

今日は皆が起きるまで、原稿の読み込みです。

アドリブ満載のような私の講演ですが、示説の写真に沿って、私は何度も何度も原稿を読み込んで、

講演の時には、台詞は完全に頭に入れています。

歯科に纏わる事においては、診療以外でも、私はプロですから。

彼岸

子供の数に乗じて、悩みなり頭を下げる機会が増えたり、

で、予想外の余裕が出来たら、つい、お小遣いを送ってやったり、

親というモノは、ホンに割のあわない稼業みたいなもんです。

子供の喜ぶ顔に、コッチも幸せな気持ちになります。

馬鹿馬鹿しいと想いながら、死ぬまで、こういう心持ちを味わうのでしょう。

それに比べて、犬たちの私孝行なこと。

今も、足元で勢揃いで、横たわっています。

朝の定刻になれば、みなで私の顔を舐め、手で頭を触って

ー 起きろ、起きろ‼ ー

と、集まってきます。

みんなに、エルメスの首輪でも買ってやろうかしら。

でも、犬たちにとっては、一緒に居てくれる方が嬉んしんでしょうね。

お彼岸の墓参りは、犬の総出で出掛けましょう。

穏やか日々

無性に烏賊大根が欲しくなって、小さな土鍋で煮込みながら最近読み始めた小説に夢中になり、

途中でウツラウツラとなったんでしょう。

はっ‼鍋は?と、

台所へ走っていくと、流し台のなかに綺麗に空になった土鍋が。

あぁ、娘たちが食べ尽くしてしまったのかと、

茶漬けで、さっさと夕仕舞いしたのです。

急に寒くなっています。

布団を増やして、ソロソロ通勤用のスリーピースを出そうなどと考えながら、

家に帰ってからもゴソゴソ落ち着きない私です。

彼岸が目の前まで迫っています。

この間、お盆を迎えたばかりであったのに。

佛様も、あの世とこの世を行ったり来たりで、お忙しいんだな。

帰宅時に、娘らと一緒に、お仏壇と墓参りの準備の買い物にでも出掛けようなどと考えながら、

出勤前の時間を過ごしています。DSC_0016

自分への褒美

朝刊の折り込み広告にて芝生のセール品を見つけ、

今日の昼休みにでも、ここのホームセンターに購入予約の電話をいれようと楽しみにしています。

今年に入ってから、夏の猛暑を挟んで3回目の芝生敷きです。

今回で、庭一面が芝生で覆われるでしょう。

昔の私を知る人からは想像出来ないくらいに、私は仕事以外では外出しなくなりました。

自宅で、犬たちと戯れていると心が休まります。

今の自宅は、社会人となった娘が中学生の頃に越してきたモノですが、

その頃、休みになると生け垣に植えた小さな木々も、今では鬱蒼と繁るほどに大きくなりました。

思いがけず家族も増えて、小さな小さな家ですから、

これじゃ窮屈で、とても住めたモノではないと新たに家を新築しようと一時は図面まで引いて貰って、

さぁ❗建て直そうと言う処で、先の東北大震災を私は体験したのです。

あの光景は、生涯に忘れることは出来ないでしょう。

あぁ無常と、贅沢してはバチが当たるという心境になり、

新築処か、私は自身の持ちたるクレジットカードの類いの全てにハサミをいれたのです。

寒い時には暖を採れて、暑い時には心地よく涼めて、雨風がしのげて、腹八分で、

好きな仕事が出来る幸せに、本当に感謝するようになりました。

小さな家でも工夫すれば、それなりに快適に暮らせます。

犬たちにとっても、落ち着く我が家であることが、よく判ります。

末の小学1年の娘を、無事に社会へと旅立たせられる責任を果たせるまで、

歯科の仕事の現役で居られたならば、

ここは子どもに譲って、私は越後へ舞い戻り、

信濃川の風のなかで過ごす事を、自分への褒美だと、

そこまで一心不乱に頑張りたいと思っています。

その頃に、庭の木々、芝生を眺めて、娘たちは何を想うのでしょうか。

出勤前に

最近は、診療の合間には来月の講義のスライド選びに追われているので、

ブログを認める心の余裕がありません。

と言って、診療のある日には必ずブログを更新すると、

ブログを始める時に決めた自分との約束事でもあり、

娘たちを学校へと送り出してからの出勤前に、自宅の食卓で認めています。

今週末には、1年がかりで前準備した大きなインプラントの手術を控えています。

左右の上顎洞底挙上手術を施したり、噛み合わせ平面を決定したり、歯周病の治療、虫歯の治療、根の治療等々で、

この日を迎えます。

大がかりなインプラント手術ですので、CTを撮影して3Dシュミレーションを行い、

準備はすべて整いました。

このインプラント手術には、新型のインプラントを使う予定です。

このインプラントは、今後は普及することでしょう。

今回のインプラント手術は、確かに大がかりなモノではありますが、

それも紐解けば、単純なモノの積み重ねでしかありません。

デザイン的に、安心なインプラントと理解しています。

近々、このインプラントの講習会も担当することになっているので、

できるだけ若い先生方に、解りやすくお伝えしたいと思っています。

てな感じで、ブログを認める私を横でマリリンが出勤はまだか?と、

待っています。DSC_0004

ウキウキ気分

歯科技工士さんには申し訳ないのですが、

この頃の私は、ダイレクトボンディング法に凝っています。

今までであれば、歯の型採りをして人工の歯を歯科技工士さんに製作して頂いていた症例の半分以上は

ダイレクトボンディング法にて対応しています。

インプラント治療と無髄歯、これは神経を採った歯のことですが、

これらの治療以外、則ち、活きている歯の治療は殆んどがダイレクトボンディング法で治療しています。

虫歯の歯であれば、マイクロスコープを使って最小限の切削で、

形態異常歯や変色歯の治療ならば、直接に口の中で、様々な色を盛り上げていって

歯の形態を造っていきます。

彫刻よりも材料を盛り上げていく手順を、私は好んでいます。

ミケランジェロの削ったミロのビーナスよりも、ロダンの盛り上げたる考える人の方に

躍動感なり活きた息吹きを感じるからです。

ダイレクトボンディング法の最中の私は、恐らく幼子が玩具に夢中になっている様と同じであろうかと思います。

活きた歯を再現できた時の達成感ほどに、充実感を覚えるモノはありません。

普段のインプラント治療は、ピリリ!とした緊張感のなかに自分を置かなければなりません。

が、このダイレクトボンディング法は、ウキウキ気分な遊び心で、楽しむことができる

私にとっては、仕事か遊びか、境目が曖昧な、嬉しい仕事です。