週末は上京。
で、
来週末は広島市へと。
その合間に岡山や神戸などにも、
診療のあと、
出向く機会が多いので、
そういう場合は深夜の帰宅になります。
自宅でゆっくり9時に就寝と云うのも、
現実には少ないのです。
男の50代ですから、
死ぬくらい働かなきゃ!
そう普通に考えるのは、
今では古いのだそうな。
週末は上京。
で、
来週末は広島市へと。
その合間に岡山や神戸などにも、
診療のあと、
出向く機会が多いので、
そういう場合は深夜の帰宅になります。
自宅でゆっくり9時に就寝と云うのも、
現実には少ないのです。
男の50代ですから、
死ぬくらい働かなきゃ!
そう普通に考えるのは、
今では古いのだそうな。
歯型を採って、
歯科技工士の手に委ねて、
で、
完成、
装着っていう単純な手順にて、
ブリッジを造ること自体に
大きな誤りがあるんです。
メタルボンドの場合においては、
金属を使います。
金属を溶かせて鋳込むと云う行程を踏みます。
高温下で溶かした金属は膨張し、
室温に戻る過程で固体になりますが、
この際に、
収縮するんです。
ブリッジくらい大きな金属の塊ですと、
縮む量も大きいのです。
この辺りを考慮に入れて、
寸法補正手段を講じることが、
歯の根に対して優しい治療なのです。
私は予め、
ブリッジを分割して鋳込んでいます。
で、
口腔内の歯台歯に金属のフレームをソッと装着し、
様々な観点からチェックし、
合格!
そこで、
分割したフレームを口腔内で、
固定し、
位置決めします。
それを再び歯科技工士の元へ。
技工サイドにて、
分割した部分をレーザー溶接します。
この行程を省くと、
患者さん自身にご自覚が無くとも、
歯の根には、
シッカリと締め付け応力が加わっているんです。
ブリッジの土台に負担が掛かるんです。
まだまだ、
工夫は沢山在りますよ。
最新だか最先端だか知りませんが、
どの素材であっても、
素材と身体の性質を
トコトン読み込むことが大切だと思いますね。
一見、無駄とも観える
親からすればハラハラさせられる遠回りな時間を
経験したからでしょうか?
それとも、
父の老いを感じて、
同情しての所作でしょうか?
最近、
息子からしばしば電話が在ります。
決まって、
父ちゃん!
と云う言葉から、
その時の会話が始まるのです。
で、
昨夜と言っても、
午後の7時前の頃。
9時には床に就く父の習慣を知っているからです。
何してるの?
丁度、
車の内装作業の最中であったので、
そんな話を返したら、
考え込むような、
フゥム~?
と云う唸りのような反応が帰ってきたのです。
どうした?
と、問う私。
大人の男も色々なんやね?
盛り場でトコトン騒いで楽しむ人。
ギャンブルにハマる人。
家でテレビを前にビールで乾杯の人。
地下室でヨットを造るギブス捜査官のような人。
この違いは、
どういう転機点で変わるん?
ギャンブル以外のほぼ全ての悪さを通過して
今日に至っています。
振り返れば、
大いに後悔と反省ある足跡です。
やむを得なかったのだと、
そう自分で自分に言い聞かせて納得させるしかありません。
が、
それと反し、
無我夢中で精一杯に、
駆け走り続けている最中であるのも事実です。
だからでしょうか?
1日に1時間くらいは、
私の場合には、
定規で寸法を計り、
下地を造り、
素材を加工し、
モノ造りに
頭と心の中を空っぽにする瞬間が
安定剤になっているのです。
他人目からすれば、
無意味に観えるかもしれない実験も、
未だに継続の最中ですが、
確実に1歩1歩、
前へ進んでいます。
講習会や講義の準備にも追われています。
これらは、
診察の合間を縫うように、
コツコツと。
毎日の診療は、
私の命の切り売りのようなモノ。
真剣勝負そのものです。
お越しになられる患者さんにたいしては、
誠実に、
丁寧に、
気を配って、
大きく包んで差し上げねばならない
年齢になったことを自覚し、
患者さんへの自分の観せ方も大きく変えました。
常に進化、進歩することを停止することを
私は許せません。
歯科へと取り組みについて、
私は自分に対して1番厳しいでしょう。
だから、
ギブス捜査官に魅せられるのかもしれません。