奥歯のセラミックブリッジの造り方


歯型を採って、

歯科技工士の手に委ねて、

で、

完成、

装着っていう単純な手順にて、

ブリッジを造ること自体に

大きな誤りがあるんです。

メタルボンドの場合においては、

金属を使います。

金属を溶かせて鋳込むと云う行程を踏みます。

高温下で溶かした金属は膨張し、

室温に戻る過程で固体になりますが、

この際に、

収縮するんです。

ブリッジくらい大きな金属の塊ですと、

縮む量も大きいのです。

この辺りを考慮に入れて、

寸法補正手段を講じることが、

歯の根に対して優しい治療なのです。

私は予め、

ブリッジを分割して鋳込んでいます。

で、

口腔内の歯台歯に金属のフレームをソッと装着し、

様々な観点からチェックし、

合格!

そこで、

分割したフレームを口腔内で、

固定し、

位置決めします。

それを再び歯科技工士の元へ。

技工サイドにて、

分割した部分をレーザー溶接します。

この行程を省くと、

患者さん自身にご自覚が無くとも、

歯の根には、

シッカリと締め付け応力が加わっているんです。

ブリッジの土台に負担が掛かるんです。

まだまだ、

工夫は沢山在りますよ。

最新だか最先端だか知りませんが、

どの素材であっても、

素材と身体の性質を

トコトン読み込むことが大切だと思いますね。