日別アーカイブ: 2017年9月27日

まだまだ治療の半ばですが、

あの患者さんです。

今日は上顎の状態をお見せしましょう。

歯槽膿漏でブラブラの歯を残そうとする

心構えには敬意を表したいと思います。

が、

その無謀なる想いが、

この患者さんの治療を

こんな風にした原因なのです。

歯科保存学が専門の私ですが、

この場合には、

歯の保存よりも、

歯槽骨の保存を優先します。

抜歯です。

歯が全くありませんが、

綺麗な粘膜に仕上がってきました。

仮の総入れ歯です。

簡単には外れません。

ピタッと吸着しています。

下顎の状態です。

インプラント支台による仮歯を固定しました。

今日から、

お好きなモノをお召し上がりくださいと。

で、

お顔です。

初診時です。

 

で、

今日のお顔です。

今日からシッカリと噛むことで、

表情筋も活発化し、

頭蓋の骨格もシッカリしてきます。

そのためにグン!と若返りした表情筋肉に発達します。

そこで再度、

精密診断して、

最終入れ歯の歯の位置や形を決定するのです。

若返りのお顔創り

一昨日のブログにて、

ご報告した患者さんは、

私の診療所の患者さんの中で、

最優先で治療を進めています。

緊急性が在る患者さんだからです。

噛む歯が在りません。

骨の中で遊んでいるだけのインプラントも、

骨とは殆ど結合していません。

軟組織も感染手前です。

早々に、

インプラントを除去しなければなりません。

こういう症例は、

一応の安定が得られるまでは、

スピード勝負でも在ります。

と言っても、

正確さは、

絶対に維持した治療でなければなりません。

人工の歯を植える基準を得た蝋模型に、

人工の歯を実際に植えました。

今日の夕刻に、

患者さんにお出で頂き、

お口に入れて、

お顔創りの確認作業を行います。

私の総入れ歯は、

絶対に噛めます。

チョッとやソッとでは外れません。

今は、

若返りを得られる総入れ歯造りに励んでいます。