先般このブログにてご紹介させて頂いている
私の総入れ歯治療の大切なポイントに
さしかかって来ました。
下顎の位置が、
不具合な修復治療によって、
本来シッカリと噛める位置から
変位して居られる方が多く見うけられます。
粘膜にピタリと吸い付く入れ歯をお造りして差し上げれば、
人の身体の不思議。
下顎は、
心地良い位置へと帰りたがるのです。
速く家に帰りたい!
ピタリと吸い付く入れ歯は、
居心地良い家庭のようなモノかもしれません。
下顎が速く落ち着けるように、
邪魔な処を調整します。
これは大変重要なポイントです。
前回の私の総入れ歯治療について記載した時に、
下顎が動いた量を推し量ることが出来ます。
で、
下顎の位置も落ち着いてきたようです。
ここで2回目の、
仮の総入れ歯をお造りさせて頂きます。
![](https://saegusadent.sakura.ne.jp/wp/blog/wp-content/uploads/2017/09/20170901_165844-300x169.jpg)
1回目の仮の総入れ歯での、
修正も兼ねています。
上の歯並びの傾きや、
前歯の観え方、
前歯と唇の関係など、
また、
微笑んでの印象なども、
ここで修正を加えます。
もの造りにゴールはありません。
この仮の総入れ歯から、
修正箇所をじっくりと、
患者に使って頂きながら、
最終の本総入れ歯造りに入ってゆきます。
入れ歯を入れたら、
歯茎が痩せる。
骨も痩せる。
何年かに1度は造り直し。
これは正しくありません。
私の総入れ歯を、
長い間、お使い頂いています。
20年以上などザラです。
総入れ歯は私の子どものようなモノです。
患者さんも大切に使って下さっています。
いかがでしょうか?
![](https://saegusadent.sakura.ne.jp/wp/blog/wp-content/uploads/2017/09/20170901_170010-300x177.jpg)
最初とは変わったことを
ブログをさかのぼってご覧下さい。
横からも、
![](https://saegusadent.sakura.ne.jp/wp/blog/wp-content/uploads/2017/09/DSC_0960-300x169.jpg)
どうでしょう?
私は極力、
総入れ歯をお使い頂いていることを、
他人から判らないようにと努めています。
私とスタッフ、
そして患者さんとだけの秘密です。
![](https://saegusadent.sakura.ne.jp/wp/blog/wp-content/uploads/2017/09/DSC_0966-300x169.jpg)
総入れ歯をお造りさせて頂くにあたって、
若い時分のお写真をご用意頂いています。
すごく参考になるのですよ!
2回目の総入れ歯をお使い頂くと、
グイグイと噛めます。
ですから、
お口周りの筋肉も発達します。
完成した総入れ歯のお顔は、
今日のお顔からはズット若返って観えます。
私の魔法の力です。
無論、
2回目の総入れ歯にも粘膜調整材は必須です。
が、
この素材の使い方にも秘訣は在ります。
考える治療が大切です。
でなければ、
歯科医師は職人とは言えませんもの。