先般このブログにてご紹介させて頂いている
私の総入れ歯治療の大切なポイントに
さしかかって来ました。
下顎の位置が、
不具合な修復治療によって、
本来シッカリと噛める位置から
変位して居られる方が多く見うけられます。
粘膜にピタリと吸い付く入れ歯をお造りして差し上げれば、
人の身体の不思議。
下顎は、
心地良い位置へと帰りたがるのです。
速く家に帰りたい!
ピタリと吸い付く入れ歯は、
居心地良い家庭のようなモノかもしれません。
下顎が速く落ち着けるように、
邪魔な処を調整します。
これは大変重要なポイントです。
前回の私の総入れ歯治療について記載した時に、
下顎が動いた量を推し量ることが出来ます。
で、
下顎の位置も落ち着いてきたようです。
ここで2回目の、
仮の総入れ歯をお造りさせて頂きます。
1回目の仮の総入れ歯での、
修正も兼ねています。
上の歯並びの傾きや、
前歯の観え方、
前歯と唇の関係など、
また、
微笑んでの印象なども、
ここで修正を加えます。
もの造りにゴールはありません。
この仮の総入れ歯から、
修正箇所をじっくりと、
患者に使って頂きながら、
最終の本総入れ歯造りに入ってゆきます。
入れ歯を入れたら、
歯茎が痩せる。
骨も痩せる。
何年かに1度は造り直し。
これは正しくありません。
私の総入れ歯を、
長い間、お使い頂いています。
20年以上などザラです。
総入れ歯は私の子どものようなモノです。
患者さんも大切に使って下さっています。
いかがでしょうか?
最初とは変わったことを
ブログをさかのぼってご覧下さい。
横からも、
どうでしょう?
私は極力、
総入れ歯をお使い頂いていることを、
他人から判らないようにと努めています。
私とスタッフ、
そして患者さんとだけの秘密です。
総入れ歯をお造りさせて頂くにあたって、
若い時分のお写真をご用意頂いています。
すごく参考になるのですよ!
2回目の総入れ歯をお使い頂くと、
グイグイと噛めます。
ですから、
お口周りの筋肉も発達します。
完成した総入れ歯のお顔は、
今日のお顔からはズット若返って観えます。
私の魔法の力です。
無論、
2回目の総入れ歯にも粘膜調整材は必須です。
が、
この素材の使い方にも秘訣は在ります。
考える治療が大切です。
でなければ、
歯科医師は職人とは言えませんもの。