今の住まいを壊して、
平屋に建て変えようと
本気で考えています。
向かいが広い公園です。
静かな環境では在りますが、
塀もないオープンな造りにしたものですから、
日曜日などは
公園で遊ぶ人の路駐に困っています。
住まいの敷地は狭くもなく、
広くもなくと云った程度です。
周りに木を植えて、
道沿いには塀を設けて、
外から家に入った犬たちが
足を洗えて、
土間で眠れる造りにしようと考えています。
そんなこんな考えて、
心に余裕をと。
今の住まいを壊して、
平屋に建て変えようと
本気で考えています。
向かいが広い公園です。
静かな環境では在りますが、
塀もないオープンな造りにしたものですから、
日曜日などは
公園で遊ぶ人の路駐に困っています。
住まいの敷地は狭くもなく、
広くもなくと云った程度です。
周りに木を植えて、
道沿いには塀を設けて、
外から家に入った犬たちが
足を洗えて、
土間で眠れる造りにしようと考えています。
そんなこんな考えて、
心に余裕をと。
息子がスタッフの宮田君とお喋りしていました。
父ちゃんは昔は
そりゃ恐かった!
いつもビシッとスーツで決めて、
髪もビシッ!
みんな近寄るのも恐かったみたい。
ある方も仰っていたもの。
三枝先生は日本刀のような人だったと。
私ですか?
ニコニコしながら二人の会話を聞いていました。
息子が小学生の頃だそうです。
一緒に大阪市へと出掛け、
リッツ・カールトンのロビーに入ると、
ドアマンからフロントマンまで総出でお迎え。
で、
先生、今日は坊っちゃんとご一緒ですか?
その後、
小学生の息子を新地へと連れ出したのだそうな。
黒服の方から、
若!お疲れ様です!
アチコチで声をかけられるのに、
息子は仰天したそうな。
息子の飲み屋デビューは幼稚園児の頃。
8時開店が普通ですから、
7時40分頃に
店のドアを開けるのです。
ボーイさんと新人のお姉さんが、
ちょうど開店前の最後のチェックをしている頃合いです。
で、
コーナーに腰かけて、
私はジントニックを。
息子はオレンジジュースです。
そんなこんなしていたら、
何人かのお姉さんが出勤し始め、
私らの処へ来る訳です。
あらぁ!先生のお坊ちゃん!
可愛いわねぇ!
息子はお姉さんの開いた胸元を凝視します。
あらぁ!触っても良いのよ!
ウシシ!と云う嬉しさイッパイの満面の笑顔で、
お姉さんの胸を触る息子。
あらぁ、私のも良いのよ!
スケベな息子は、
次から次へと、
本来は真面目なクラブのお姉さんの胸を
触りまくって大喜び。
で、
8時を回った頃合いに、
店を後にするのが常でした。
今は丸くなったと、
みんなから言われます。
私自身も、
そう思います。
が、
筋目とこだわり処は
全くのズレはありません。
私なりの紳士道と云うのでしょうか?
私の中にある境界線を踏み込んだ無礼な輩には、
私は今では怒りこそしませんが、
スーと後退するのです。
人と人との付き合いは
本当に難しいものです。
失言と、
言ってはならない言葉とは
全く意味合いが違います。
また、
覚悟して口にした際には、
その覚悟以上の責任をとらねばなりません。
だから、
普段はニコニコしていた方が楽なのです。
そんな話しを二人にしていました。
刀は抜いたら終わりです。
鞘に入ってこそ日本刀。
ですから、
私の若い時分は、
随分と未熟者だったんだなと、
反省しています。
ただし、
刀も鞘に入りっぱなしだと、
錆び付いてしまいますから、
人知れず、
刀を研がねばなりません。
そして、
静かに鞘に納める。
人生もこれと同じです。
刀を抜かせないように、
刀を抜かずに済むように、
そういう事を意識する、
これが大切なのです。
昨夜は遅くまで飲み過ぎました。
急に息子が帰ってきたので、
嬉しかったからです。
玄関前で、
息子の姿が見えなくなるまで
見送ったあと、
テーブルに腰かけています。
安気に過ごしているように
傍目からは見えるかもしれません。
が、
私と近い距離の人は、
私の生き方をよく知っています。
我慢比べのような半生だったと。
元来、短気な質です。
しかし反面、
相当に粘り強い面も
私には相反する性格が在ります。
後者は歯科医学への取り組みから
自然に身についたものだと思っています。
ある方から問われたことが在ります。
あなたは歯科医師として生きるのですか?
それとも、
人間として生きるのですか?
と。
可笑しな事を問うものだと。
歯科医師に成りたくて、成りたくて、
この道に入った私です。
物事の全てを、
歯に結びつけて、
考へ、
悩み、
工夫して
過ごしてきた私です。
技術にテッペンはありません。
ひたすら精進。
これが技術者の宿命だと。
私の人生は1度しかありません。
私の人生は、
すなわち歯科医師として生きる。
これが自然な姿と考えます。
歯に取りつかれたと云うのが
正確な表現での私です。
人生に貴重な宝物を見つけ、
その宝物を一生懸命に研く!
私は幸せ者です。
夕方、
息子がブラリと帰ってきました。
今朝早く帰った行きましたが。
歩いて、
焼肉屋へと。
学生ですから金がないのでしょう。
肉は久しぶりだと言いながら
黙々と肉を口に運ぶ姿を観ていました。
チョッと遠くまで来すぎたねと、
歩いて帰る道すがら、
男同士の会話ができるようになりました。
テーブルの上に、
帰宅してから一緒に一杯やった
ジャックダニエルのボトル。
私の好みを間違いなく受け継いでいるようです。
昨日は忙しい1日でした。
新患の方の手当てに、
一生懸命で。
上顎全体に9本のインプラントが埋入され、
大型のブリッジで修復されておられました。
下顎の片方の奥歯部分に、
2本のインプラントが。
そこにはセラミッククラウン。
他の部分も歯は全くありません。
簡単な部分入れ歯で修復していました。
噛めない!
痛い!
臭い!
と云うのが、
患者さんの苦しみでした。
通常はレントゲン検査と血液検査のあと、
次回、
じっくりと診るのですが、
お口の中を拝見し、
【勘働き】が一瞬!
緊急性を感じたのです。
レントゲンから、
インプラントの種類は判定できますので、
ドライバーを用意して、
ブリッジを壊さないように、
丁寧に取り外します。
左奥歯部分のインプラントは全滅でした。
ブリッジと一緒に骨から簡単に取れました。
ブリッジは両端を手で押すと、
ガタガタします。
汚れきったブリッジを、
スタッフに綺麗に清掃して貰う間、
私は顔面の計測に取り組んでいました。
このような症例においては、
頭蓋骨の基準点から、
噛み合わせの基準線を決定しなければなりません。
これは総入れ歯でも同じです。
顎の型を採ったり、
色んな手当てで、
お昼休みも潰して、
3時からの患者さんまで、
診査項目の漏れがないように、
ハンターの眼のようであったに違いありません。
診療室に就いた息子が開口一番、
父ちゃん、眼が充血!
それが父ちゃんの仕事だもの。
今年後半の難症例の到来ですから。