今日は夕刻にインプラント補綴の患者さんだけ、
あとは、
来月の17日の大学での特別講義の準備に充てています。
1年に1度きり、
日本歯科大学の1年生に対して
【素晴らしい仕事.歯科治療】というタイトルで
私の日常を語ってきました。
今年で10年になります。
歯科医学の門を叩いたばかりの若人たちが
これからどの様な人生を歩まれるのか、
私には判りません。
ただ、彼らが歯科医学と共に生きてゆくことだけは事実です。
彼らにとっての【歯科】を探す長い旅への
序奏を務める重責を、
私は重く感じています。
彼らにとっては、
一生で一度きりの機会です。
ですから、
私は1年をかけて、
若人に語りかけるキッカケ探しを
知らず知らず、
その様な日々を送っていることに気がついたのです。
読書すればマーカーで記しを、
雑誌を観れば切り取りスクラップブックに纏め、
日々の治療に於いてはコマメに写真を撮り、
特別講義の3か月前くらいになると、
話しの起承転結をイメージし始めるのです。
で、
今日、一気呵成にスライドを編集する。
これが毎年の恒例行事となりました。
私も旅の最中です。
歯科医学がいつも一緒にいました。
夢を追いかけての長い旅は、
まだ続いています。