先生のブログは、
大きな影響力がありますからと。
何事においても、
行き過ぎる私を、
秘かに心配し、
アレコレと気を回して下さり、
時には・アドバイスを、
時には、陰ながら・手を回してくださる、
大学での同僚たち。
誠に・ありがとうございます。
が、
最近の先生のブログ、
過激さ・遠慮って感じ・ですね。
もう少し・良いンじゃないでしょうか?
ほぉ~・そうかい・そうかい・
ソレなら・気分爽快じゃな!
チョコッと・遠慮してたんだ!
よし、
じゃあな・これでどうだ!
どっかのホームページで、
ジルコニアクラウンを推奨し、
今度は、
金属アレルギーについての・問題提議。
ソレも、
アマルガムと金銀パラジウム合金に照準!
ズバリ・言わせて・頂きましょう。
ジルコニアは健康保険の適応では・ありませんが、
金銀パラジウム合金は長年、
歯科治療の中心を担ってきました。
アマルガムは現状、
歯冠色のコンポジットレジン修復に、
その座を明け渡してしまいました。
が、
私の学生時代には、
歯科治療の正に王道を担っていました。
日本の厚生労働省の認定基準は、
とても・とても・厳格であり、
バランス感覚も、
持ち合わせています。
日本の中央官僚は非常に優秀であり、
国家観を・お持ちです。
毒を健康保険の適応にする馬鹿では・ありません。
日本歯科大学歯科理工学講座教授であった故中村健吾先生は、
アマルガムの大家というより、
金属の大家中の大家でありました。
ご提示の毒性の根拠など、
半世紀まえに、
私たちは講義の中で示されていました。
薬には、
効能もありますが、
副作用もあります。
ソレを天秤にかけて、
患者さんの健康利益に繋がる薬を、
医療人は正しく選択・適応しなければ・なりません。
副作用の無い薬は、
効能も・ありません。
【科学】の定義をご存知・でしょうか?
【科学】とは・【反証可能でありもの】。
すなわち、
1つの事柄を・1つだけの【視点】からだけで見て、
結論を導くことを、
科学者は・慎まねば・なりません。
常に【現状】を反証する眼で、
日常臨床に取り組む事が、
科学者である歯科医師の責務で・ありましょう。
知識のひけらかしは・野暮天だと・思っています。
論争に打ち勝つことよりも、
社会の中で、大勢の方々の健康利益に・貢献するが、
歯科医師の正しい姿と・言えましょう。
知識の吸収は、
当たり前中の・当たり前なのですが。
広い視点で、
何事も・
最初から否定的に見る偏りを捨てて、
素直な心で、
専門書は読むべきです。
例えば歯周病の治療に関しての文献などは、
スウェーデン学派とアメリカ東海岸の大学では、
大きく見解が・違っています。
ソレは・当たり前ナンです。
医療は社会制度や土地利便性などで、
手当てに・違いが出るモノです。
バックグラウンドを熟知し、
文献も読む必要が・在るわけです。
序でに、
どうのこうの言っても、
知識に裏づけされた治療と書けば、
綺麗に聞こえますが、
それだけでは・ダメ!
話しに・なりません。
歯科治療の最後の最後の、
大きな要をハッキリ言いましょう。
手先の器用不器用ですよ。
それとも美的センス。
優れた審美眼。
だって・本当だもの。
偏った情報を、
狭い視野から一般の方々へお伝えするのは、
素直な一般人の不安を煽る・品格に欠けた行いだと・恥じるべきでしょう。
医師の言葉には大きな責任が・あるのですから。
序でに、
金属アレルギー云々というならば、
ご推薦のジルコニアの成分をご承知でしょうか?
ジルコニアは何パーセントの金属含有でしょう?
単に白く見えるだけで、
ジルコニアは金属の集合体と、
私は考えています。
その含有金属の中に、
金属アレルギーを発症しない成分・ありますか?
私はチタン製インプラントを日常使用しています。
修復では、
症例を選んで・ゴールドを使用し続けています。
入れ歯には、コバルト・クロム合金も使用します。
文献では、
チタンもコバルト・クロムもアレルギーの報告は・あります。
ゴールドに関しても、皆無では・ありません。
ナンにも無いモノって、
無いんですよ。
私は・ありがたいことに、
金属アレルギーの患者さんを作った機会は・ありません。
歯科医師は、
先ずは【腕】。
それと、
絶対的な【安定感】。
そうすれば、
患者さんは・大勢・お越しになります。
何処からでも。