日別アーカイブ: 2017年4月4日

哀願

教務部長であった藤井教授からメールがあり、

学部長になりました!と。

ホッとしました。

藤井先生応援団の私ですから。

教授職とは単なる学者バカでは務まる時代ではありません。

特にこの時代の歯科大学では尚のこと。

藤井教授はバランス感覚富んだ人ですから。

旨い酒飲めそうです。

が、

来月の私の特別講義はどうなるのでしょう?

例年であれば教務部長が司会をして下さるのですが。

今度の教務部長は、

学長先生の御曹司で在られるとの事。

まずい!

下手なこと喋れない!

藤井先生に電話し、

司会は代わらないで!

と、哀願する積もりです。

本当に歯は語る

先般の患者さんの反対側を御見せしましょう。

ねっ?

ポコンと金属の凹んだ処に、

お気付きになりました?

この部分に、

対合の歯が強く当たっています。

私が歯を造る際には、

当たる場所をキチンと決めています。

が、

予想に反して、

当たって欲しくない場所に、

当たってくるって場合も多いのです。

無論そのようなマニアックな事には

患者さんは気づきません。

しかし、

こういう点を重く感じて診療しています。

それがプロだと思っています。

歯は語る

治療が終了して既に10年は、ゆうに過ぎた症例です。

メンテナンスのためにお越しになられていました。

初診の後、

兵庫県川西市開業の畑 豊 医師に歯列矯正治療を依頼し、

その後、私が修復治療した患者さんです。

考える処大いに在り、

上の大臼歯は未だに金属の仮の歯にて経過観察中です。

もう暫く観察し、

私なりに納得できた際に、

セラミッククラウンに交換する予定です。

上の大臼歯の形態ほど難しいモノはありません。

安易にセラミッククラウンを選択すれば、

割れる、欠ける、顎の関節が傷む、

トラブル生じることが多いのです。

割れないジルコニアなど、

この部位に用いるのは愚の骨頂ですね。

金属は判り易く語りかけてくれます。

観る人が診れば、

判るんですよ。