月別アーカイブ: 2016年12月

初夢

小学生の娘と一緒に、

祈る想いで、

向かった先は、

年末ジャンボのチケット売り場。

ジャンボと名がつく度に、

1年に何回も、

同じことを繰り返し 、

ルンルン気分を味わう道中の会話の中味も

全く同じ。

当たったらどうする、パパ?

死ぬんチャウか?

現在元気で過ごしているのは、

一向に当たらないからでしょう。

街はクリスマス色一色。

あのメロディが流れ、

ツリーの飾りが眩しいほどに。

で、

直ぐに新年へと、

心も身体も街の空気も一転するでしょう。

来年は酉年だそうな。

夜明けの時を告げるような1年になりますように。

ただ、私は一白水星の星の生まれですから、

ジッと、

山のように、

岩のように、

動かずにと。

辛抱の1年になると覚悟しています。

来週は毎日、インプラントの手術の連続です。

今年最後の手術ラッシュです。

本当に大勢の患者さんが、

わざわざ遠方まで訪ねて来られました。

こんな私を頼って下さり、

ありがとうございます。

一生懸命、精進を続けます。

笑って良い夢を、

互いに観られますように。

今年あと少しばかり、

頑張って過ごしましょう。

 

 

私って

女性って、憂さ晴らしの特効薬が買い物することらしいと、

聞いたことがありました。

男の私にしてみれば、

支払いの事を考えれば、

余計にストレスになりそうなモンなのですが。

少々、不快なことがあり、

外へ出ました。

で、

私は女性化し始めたのでしょうか?

つい、

冬物のセーターやら、

通勤用の靴を買ってしまいました。

気持ちですか?

なぜかスッキリしたから不思議です。

ただ、誤解しないで下さい。

昔はね、

タニノ.クリスティやベルバノ、フェラガモだったんですが、

子どもたちの事を考えると、

リーガルを買っている私は、

親の自覚がヤット芽生えたのかもしれません。

セーターも、悲しいですよ。

ランバン、グッチなどで買っていたのに。

子どもを社会へと送り出すって大変ですね!

私は歯医者ですから、、診療所が私の舞台です。

仕事場は1番良いモノでと、

これは私の所謂、原理原則です。

が、

家ではUNIQLOみたいなモノしか身につけてませんね。

その方が気が楽ですから。

犬とショッチュウ抱きついていますので。

犬の抜け毛とヨダレだらけです。

私って、そんなモンですよ。

 

私の履歴書 9.

忙しさにかまけて忘れていました。

そうです。

今日は【赤穂浪士討ち入りの日】です。

幼い頃から私は、

この物語に胸が熱くなり、

胸からこみ上げる感動を、

買い求めた陣太鼓を叩きながら画面に観いっていたものです。

泣かせ処では大いに涙し、

焦る場面では大いに焦る。

なんとも脚本家にとっては素直極まりない

視聴者の優等生が私であります。

今日のこの日、

その刻限近くになると、

私の想像力は逞しく働くのです。

さて、今頃は雪の中を総出で吉良邸へと向かっている頃合いであろう?

門前だろうか?

慌てるな!

吉良は見つかるからご安心を!

もう何百年も昔の出来事ですから、

何から何まで終わってしまっているのですが。

それでも、

我が家のお仏壇に香を焚いて、

私はこの日を過ごすこと、半世紀になりましょうか?

こういう処で、

私は変わり者と言われる所以かもしれません。

当時の大石内蔵助邸は移築され小豆島の本覚寺に、

その面影を観ることができます。

堀部安兵衛は越後の新発田の人。

安兵衛を偲ぶ行事が、

今日、当地にて執り行われていると思います。

こんな話しを、

私は息子、娘たちに、

話し聞かせて育てました。

が、

毎度、毎度のこと過ぎたのか?

耳にタコ、

タコも数を成して数珠となったと

言われる始末です。

それでも、

泉岳寺境内の義士たちの墓前から

大勢の方々の熱い想いからの香の煙が絶えることがないのは、

まだこの国にも、

昔の日本人が確実に居るんだと、

私は少しばかり安堵するのです。

 

 

 

 

 

日産ノートがプリウスを抜いた!

朝のヤフー!ニュースの見出しです。

ヤッパリ、

矢沢永吉さんの一言だと思いますね。

いいじゃないですか?

あのCMは。

とは言っても、

年末ジャンボが当たったら、

私は黒のキャデラックのCT6で決まりですが。

矢沢永吉さんのようなオジサンって格好良いですね。

私は路線違いで無理ですけど。

何れにしても、

若い人に影響力あるオジサンって良いですね。

 

 

 

入れ歯を否定する歯科ではインプラントをしないこと

【何度造り直しても入れ歯が合わなくなる理由】

本当のこと、

お教えしましょうか?

歯科医師と歯科技工士が下手なんですよ。

ただ、それだけです。

科学的に入れ歯が合わなく根拠はありません。

技術が未熟なんです。

私の総入れ歯は、ズット患者さんは使い続けています。

入れ歯の上手な歯医者さん、私は知っていますよ。

皆さんの入れ歯、使い続けています。

入れ歯の下手な歯科医師のインプラントって、

自称【名人、名医、専門医】らしいですが、

怖いですよ。

本人が下手って知らないんですから。

そんな処のスタッフなんか、

もう先生を信じこんでマスカラね。

医院全体で、新興宗教みたいに観えるんですよ。

あ~怖い。

 

抜歯の原因

【抜歯の原因】

さて、1番多いのは、

今でも歯槽膿漏でしょうか?

こういうのを疫学調査と言います。

この疫学ってのがクセモノなんです。

それは、

調査する機関により、母集団の出所が違いますので、

結果が、

どこが調査したのか!によって違ってくるんです。

厚生労働省などは健康保険のレセプトの病名を基に、

疫学調査をしています。

健康保険法の決まりで、

処置には必ず病名が必要なのです。

抜歯などの処置には必ず病名がつきますので。

厚生労働省関係からのデーターからは、

依然として抜歯の1番の原因は歯槽膿漏でしょうね?

ところが、

これを大学病院とか、研究機関からのデーターなら変わってくるんですよ。

別段、一般の歯科医院と患者さんの質が違うからではありません。

大学病院なり研究機関は学問の場であるからです。

諸般の事情など無縁ですから。

開業医に行くとパノラマレントゲンを撮影するでしょう?

21才以上位の初診の患者さんには特に。

子どもの初診にはパノラマレントゲン撮らないですよね?

大人、凡そ21才以上の患者さんに歯槽膿漏の病名を付けたら

パノラマレントゲンが撮影出来るんです。

で、5000円収益アップ。

海外からお越しになった歯周病の大家から、

ビックリして聞かれましたもの。

三枝先生の国は先進国だが、何故こんなに歯周病が多いんだ!

説明しておきました。

パノラマレントゲンを撮影する口実なんです。

馴れ合いなんですよ。

業界団体、力ありますから。

歯槽膿漏というのは、

歯肉炎に引き続いて起こる炎症で、

歯槽骨の吸収を伴っている状況に至ったモノと定義されています。

日本人の21才以上半分近くが、

こんな筈ないでしょう?

歯槽膿漏の患者さんは、もっと少ないですよ。

実際に抜歯の原因ナンバーワンは、

【歯根の破折】です。

これは多いですよ。

歯根の破折は神経を採った歯に多発します。

だから、神経を抜いちゃダメだ!ということ煩く言ってるんです。

で、

神経に至るまで、虫歯を放置したらダメだ!って。

これも口煩く、言い続けています。

小さな虫歯のうちに、

上手な歯医者さんに診て貰うのが、

歯を抜かない1番の方法です。

ここで間違うと、

歯科治療が、抜歯への一里塚になるでしょう。

長々、認めましたが、

何が言いたいかと言うと、

私ら医者の言葉は重いんです。

適当に言えないんです。

良く調べてから言う、書くべきです。

もっと言うならば、

国家資格のない、

単なる素人に毛が生えた程度のにわか知識で、

患者さんに説明などしてはなりません。

歯科に関しては、

歯科衛生士、歯科技工士までで、

その免許を持って居られん人はお黙りなさい。

インターネットの影響力は大きいのです。

だからこそ、

無免許説明は私らの職域を侵していますし、

患者さんの不利益を与える、

無責任な行動以外の何物でもありません。

 

 

 

娘に御馳になる私

私は高松市郊外のレインボー通り近くに住んでいます。

クリスマス前だからでしょうね。

通り一面に鮮やかなイルミネーションが輝いています。

トナカイ?

嫌ですね、年をとるのは。

色んな動物を形どったイルミネーションがアチコチと。

何の動物か判らないのです。

イマジネーションの低下の為せる技。

オーバーコートで着ぐるみのようになって、

娘と一緒に犬の散歩です。

寒いね?

パパ、何か飲まない?

犬が居るやん。

スタバの外ならテーブル席はOKよ。

そうなんだ。でも財布忘れた。

私が持ってるから大丈夫。

オゴッテくれる?

モチロン!

で、

55を前にした父たる私は、

娘に珈琲とケーキを御馳走になったのです。

因みに私の好みは、

ホットのショートアメリカーノでお湯の量が7割。

カップにまだ珈琲注げますが、

私はこのスペースに、

タップリのシュガーとローファトミルクを入れるのは

私の定番なんです。

スタバのお嬢ちゃん方も、その辺は熟知しているようです。

はい、先生、いつものですね?

でも、何で私が歯医者って知ってるんだろう?

繁盛の訳

歯科材料の営業マンも、歯科技工士も、

歯科と関係する方々が一様に口にしています。

高松市は歯科医院が多過ぎて、

どこも患者さんが減って大変だと。

健康保険の治療でも減っているので、

自費診療なんてトンでもないですよ!

先生ところが異常なんです!

そうなんですか?

異常は、

近所の自称審美歯科医が、

風評被害として認定される位に

私を変人呼ばわりしているからかしらね?

って返したのです。

思うに、

他の歯科医院の自費診療は高すぎるんです。

経験値と技量、設備、原価からして。

モノと価格がマッチしてませんね。

私は忙しいですよ!

患者さんが大勢、訪ねて来られます。

でも、

大勢、詰め込んで診ませんもの。

滅菌体制を無菌的環境を前提として、

後は、

治療する私の体力、気力も加味し、

技工士も有名処のカリスマ技工士にしか依頼しませんし。

すると

1日に何十人なんか診察できませんって。

でも、

しなければならない手順を、

各治療ステップ、ステップを確実に押さえて治療すると、

時間との戦いです。

忙しいし、

でも反対にヤリクリは辛んどいですよ。

良い材料使いたいですし、

安っぽい機械なんかで治療して差し上げられません。

私は患者さんが大切ですから。

原価、相当高いですもの。

だから忙しくても、

決して楽ではありません。

インプラントだって、

対患者さんへの説明用ソフトなんか在りません。

宣伝しなくても、

インプラントなら私ってのは認知されてるんだと

これは、そう思います。

ただ昔は、

三枝歯科ってベラボウに高そうな!って、

勘違いがヤット認知されてきたんだと思います。

私も他の歯科医院の価格、

随分と詳しくなりました。

お越しになられた患者さんから聞きますから。

アレハ、ひど~い!高!アレデ!

私の本音ですね。

ただ私は心から患者さんに感謝しています。

だって、

自費で治療に来て下さっているのですから。

だって、

遠い処をわざわざお越しになられるのですから。

だから私は患者さんを大切に接偶したいと思うのです。

コンサルタントの浅知恵の力なんか必要ありません。

歯医者に商売気出して、イヤらしい。

歯の番人として、

凛と構えて、

安定した仕事を心がけるが、

今の多忙の大きな原因だと思います。

 

 

歯医者選びは慎重に!

先般、若い女性患者さんがお越しになられましてね。

現在通院している歯科医院で、

抜歯の宣告を受けられたようです。

で、

抜いた後は、

インプラントかブリッジ、入れ歯の何れかから

決めてくださいと。

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私の診断も、

残念ながら、この第1大臼歯は

レスキューするには時既に遅し!と。

ごめんなさいね。

神経を採る治療が不完全。

根の先までキチンと処置できていません。

根の先の骨に慢性炎症があります。

ただ、この程度の雑治療の後始末であれば、

キチンとリカバリーできるんですが。

その根の治療の後がマズイ!

金属の土台が入っています。

セオリー通りの治療からズレタってモンじゃないですね。

その後の被せたクラウン。

何ですかね?これは?

適合悪いって白物でもない。

隙間だらけ。

入れた時から、

クラウンの隙間から唾液が漏洩する!

どんどん漏れが進む!

虫歯菌がドンドン繁殖する!

クラウンの内部でドンドン歯が侵される!

そこに噛む力が大きく掛かる!

土台を楔として、

歯が折れる!

これを医源病と言うんです。

申し訳ないのだけれど、

保存は出来ません。

抜いた後、

どう処置するのか?って。

初対面での私は判断出来ません。

この患者さんの体質、

唾液の性状、

噛み合わせ、

全く把握していませんモノ。

オマケに、

背後に親不知が倒れて埋まっています。

患者さんが、

色んなこと、

理解できていないと、

直ぐに私は手当て出来ません。

歯の治療を簡単に考えないでください!

このような状況は、

もっと患者さんが慎重に歯科医師選びしていたら、

回避できていた筈ですから。

マイクロスコープを使った根管治療

今年は大きな収穫がありました。

私の歯科医師としての、

ターニングポイントだったかもしれません。

1つは、マイクロスコープを使った根管治療です。

歯科医師になってから、

こういう根管治療ができるようになりたいというレベルに至るまで、

20年近くかかりました。

これは正に、

東京麻布開業の内藤正祐先生が麹町開業の岡口守男先生に

私の個人指導をお願いして頂けたことで、

長い間の胸のつかえが取れました。

その翌日からは、

根管治療をヤリマクリ!

今までであれば、

予後不良と診断される歯を選んで、

患者さんには、抜くのならば試させてくださいとお願いし、

やって、やって、やるまくりました。

ヤる度に、

霞みが消えてくるのが判るから、

もう頸の痛み、肩の痛み、腕の痛み、

構ってられませんでした。

今では、

マイクロスコープで、

歯の根の先端の【根尖孔】と呼ばれる、

神経が歯の中に入り込むための小さな小さなミクロの孔を、

直接、

眼で観て、

直接、

器具で処置できるようになりました。

これは本当に大きな大きな私の治療の武器となりました。

歯を抜くのが激減したのは云うまでもありません。

本当に歯医者として嬉しいです。

もう1つは、

虫歯菌の制御です。

日本歯科大学に助けて貰って研究は続いています。

某メーカーもバックアップして下さっています。

虫歯が大きくて、

虫歯を全部採りきると、

神経も採らねばならない症例って

物凄く多いのです。

なんとか虫歯を制御して、

神経を採らなくても良い、

これは歯医者の切なる願いです。

今から30年ほど前に、

新潟大学歯学部保存学教授の岩久先生が

【3-Mix法】を開発されて、

もう一歩の処までたどり着いたと思います。

が、

3-Mixは症例を選んで応用しないと、

絶対ではありません。

まだまだ改良の余地は沢山あると思います。

今は未だ、論文で公表していませんので、

明言は出来ませんが。

この三枝メソッドは、

良い成績を出しています。

今年もあと僅か。

でも其れは暦の上でしかありません。

まだまだ私の歯科医師としての人生は続き?ます。

歯の番人として、

奮闘するのは云うまでもありません。