抜歯の原因


【抜歯の原因】

さて、1番多いのは、

今でも歯槽膿漏でしょうか?

こういうのを疫学調査と言います。

この疫学ってのがクセモノなんです。

それは、

調査する機関により、母集団の出所が違いますので、

結果が、

どこが調査したのか!によって違ってくるんです。

厚生労働省などは健康保険のレセプトの病名を基に、

疫学調査をしています。

健康保険法の決まりで、

処置には必ず病名が必要なのです。

抜歯などの処置には必ず病名がつきますので。

厚生労働省関係からのデーターからは、

依然として抜歯の1番の原因は歯槽膿漏でしょうね?

ところが、

これを大学病院とか、研究機関からのデーターなら変わってくるんですよ。

別段、一般の歯科医院と患者さんの質が違うからではありません。

大学病院なり研究機関は学問の場であるからです。

諸般の事情など無縁ですから。

開業医に行くとパノラマレントゲンを撮影するでしょう?

21才以上位の初診の患者さんには特に。

子どもの初診にはパノラマレントゲン撮らないですよね?

大人、凡そ21才以上の患者さんに歯槽膿漏の病名を付けたら

パノラマレントゲンが撮影出来るんです。

で、5000円収益アップ。

海外からお越しになった歯周病の大家から、

ビックリして聞かれましたもの。

三枝先生の国は先進国だが、何故こんなに歯周病が多いんだ!

説明しておきました。

パノラマレントゲンを撮影する口実なんです。

馴れ合いなんですよ。

業界団体、力ありますから。

歯槽膿漏というのは、

歯肉炎に引き続いて起こる炎症で、

歯槽骨の吸収を伴っている状況に至ったモノと定義されています。

日本人の21才以上半分近くが、

こんな筈ないでしょう?

歯槽膿漏の患者さんは、もっと少ないですよ。

実際に抜歯の原因ナンバーワンは、

【歯根の破折】です。

これは多いですよ。

歯根の破折は神経を採った歯に多発します。

だから、神経を抜いちゃダメだ!ということ煩く言ってるんです。

で、

神経に至るまで、虫歯を放置したらダメだ!って。

これも口煩く、言い続けています。

小さな虫歯のうちに、

上手な歯医者さんに診て貰うのが、

歯を抜かない1番の方法です。

ここで間違うと、

歯科治療が、抜歯への一里塚になるでしょう。

長々、認めましたが、

何が言いたいかと言うと、

私ら医者の言葉は重いんです。

適当に言えないんです。

良く調べてから言う、書くべきです。

もっと言うならば、

国家資格のない、

単なる素人に毛が生えた程度のにわか知識で、

患者さんに説明などしてはなりません。

歯科に関しては、

歯科衛生士、歯科技工士までで、

その免許を持って居られん人はお黙りなさい。

インターネットの影響力は大きいのです。

だからこそ、

無免許説明は私らの職域を侵していますし、

患者さんの不利益を与える、

無責任な行動以外の何物でもありません。