患者さんの診療に際し、
治療内容に遇わせて少なくとも前日から準備をします。
器材の細かなチェック、調整、
そして滅菌です。
レントゲン当の資料も見直します。
見落としが無いか?との最終確認です。
他医院でのトラブル患者さんの場合には、
もっと調べることが沢山ありますから、
山積みの資料に目を通すのに、
多くの時間を要します。
これが私の毎日です。
診療に従事しているのは、
1日の極一部の時間でしかありません。
と言っても、
朝の10時から夕方の5時位までは、
昼食は、ほとんど摂れないのが普通です。
患者さんの診療が入っていますから。
本当に私は、
診察のアポイントメントを複数重ねていません。
それが、
真剣に患者さんに応対している姿だと、
これが私の診察の流儀であり、
患者さんへの礼儀の顕しかただと思っています。
このような診察前準備とか、
治療後の片付け、
資料の整理整頓は、
当然、診察時間外に行われます。
ですから結構、診療所の中って慌ただしいのです。
来られて患者さんの診療にあわせてから、
用意した器材を持ってくると言った診療体制が普通なんでしょうが。
この辺は、私の価値観ですから。
夕食は、
家族の挙動を把握して準備する質ですね、私は。
みんなが揃う時刻を予め把握しておいて、
全員が食卓についた時に、
ホクホクご飯が炊きあがるようにタイマーを仕掛けておいて、
揚げ物なら、
揚げたてピンピンをテーブルに供するのが、
私の流儀です。
数寄屋橋次郎もそうでしょう?
予約時間にあわせて、シャリを炊く。
ネタも、その時刻にあわせて下拵え。
それがプロフェッショナルの仕事だと。
カウンターに座るお客。
で、
取り敢えずは、まずビール。
カウンター越しに冷蔵ケースの中身をザッと見渡して、
先ずは、これにしてくんない?
と、オーダーするお客。
で、
出された寿司を一貫摘まみ、
カウンター上のテレビでの野球放映に目をやるお客。
はぁ😞💨
と、ため息をつき、ポケットからタバコを取りだし、
火を点す。
で、
また残りの一貫。
私の診療所には、こんな方はお越しになりませんし、
お越しになられても、
その方が、違和感を持たれる筈です。
私が歯医者で良かったんですよ。
鮨屋の親父でしたら、
間違いなく、壁に包丁が刺さってたと思いますね。
私の診療所は、私の仕事場です。
緊張の場であり、
病気を治す場所なのです。
ただし、
人はウッカリとミスする生き物です。
だからこそ、
念には念をと思っています。
先日、私もウッカリミスをシデカシました。
あまりにも腹が立つことがありました。
スタッフも、それは判ってくれたと思います。
で、
気分を一新しようと、
診療所から外の空気を吸いに出かけたのです。
で、
心もヤット落ち着き始めた頃、
診療所からの携帯電話が。
「 先生、患者さんがお待ちですが? 」
忘れてた!
と、慌てた時はもう遅い。
電話を患者さんに変わって貰い、
嘘なんかつけませんよ。
「 本当にすみません。嫌なことがあり外へ出てました。」
「 で、完全に私のウッカリです。ごめんなさい。」
スタッフが気を利かせて、
口腔内のクリーニングをしてくれてたようですが、
私の予定の診療はできていません。
「 すみません。お車の駐車場代だけでも私に負担させて下さい」
スタッフには、歯ブラシなどのホンの気持ちのお品も
持って帰って頂くように伝えてはおきました。
仕事を通じて学ばさせて頂いております。