昨日のブログにて認めた、
ご先祖の墓の移転の話しに関して、
あまりにも多くのご意見メールを頂いていて、
ビックリしました。
核家族化が進み、
都会へと出でる人が増へ、
故郷との縁も薄れ、
当然、
ご先祖の墓などには実感も持てず、
それよりも、
親でさへもてあまし、
介護を負担と感じて、
もっと云うならば、
自分の生活で精一杯でという姿が、
今日の日本の現状だと思います。
私の自宅付近では、
雨後の筍のように、
老人ホームの建設ラッシュです。
私が幼い頃に、
祖母に連れられて老人ホームへ行った記憶が在ります。
祖母の友人が、入居して間もない頃だと云う事も覚えています。
50年も前の出来事ですが、
記憶鮮明である訳は、
祖母の友人を同情し哀れむ姿が強烈だったからです。
当時は、身寄りのないお年寄りで、
所得も絶えて、
お身体がご不自由になられた方が、
安心して過ごせる場が老人ホームだったと聞いていました。
祖母の複雑な表情は忘れません。
祖母は90過ぎまで健在でした。
現在は、
お仏壇の中で位牌と姿を変えて、
毎朝の私の下手なお経を聞かされています。
幼少期に人は物事の判断基準を身につけるそうです。
私は年寄りは家で看取るものだと思っていました。
今では介護保険の名の元に、
老後はホームで穏やかに過ごすことが普通になりつつあります。
今では、
何が普通で、
何が正しいのか、
私には判断出来なくなりました。
私の育った時代との価値観の違いが大き過ぎるからです。
私は歯科医師です。
ですから、自然科学を学ぶ人間です。
理論を重視することは身に染み付いています。
が、
私は神さま、仏さま、
無論、
ご先祖さまの存在を信じて疑っていません。
科学が未熟で、
解明されていないだけだと信じています。
ですから、
私がメスを手にする時には、
必ず私は護られた見えない力の支えによって
助けて頂いていると信じています。
毎朝のお仏壇でのお務めは、
子孫である私とご先祖の間の会話の時間だと思っています。
昨日の遠い親類からの依頼は、
情けなく、不快なモノでしたが、
私はご先祖さまのハッキリと、
心で明言しました。
不安にならなくても良いこと。
キチンと安住の地に落ち着いて貰うからと。
不思議なモノです。
ご先祖さまの動揺を感じたのです。
私はセッカチですから、
一週以内に、
段取りの手筈のために業者さんとお会いすることになりました。
医者の癖に、霊を信じるんて!と、
私を変人、バカ扱いするなら、
それはそれで全く構いません。
私は見えない力を信じて、
日々を感謝して過ごしています。
また、
今の時代の常識に精一杯に馴染もうとの努力はします。
が、
嫌なモノは嫌です。
筋目は変えません。