日別アーカイブ: 2016年5月7日

圧倒的に多い【新患の患者さん】

私の診療所は、健康保険の診療を選ぶ患者さんが居ません。

【嘘】では、ありません。

私の診療所の【門構え】を観た時には、

全員が【高いだろう!】とは感じるでしょう。

が、

もう既に、患者さんたちは知っているのです。

健康保険証を持って歯医者に行っても、

ヤタラと【高い保険外】の治療を勧めてこられることを。

で、

【健康保険の範囲で治療をお願いします】と答えた後の

空気の悪さだったり、

院長ではない他の歯医者が突然に交代されて等々。

それが気まずくて、

清水寺の舞台から飛び降りる積もりで【高い方】を選んでも、

治療の方は、

健康保険の時と【何が違うのか】サッパリ【違いを感じない】

大勢の並んだ治療椅子の中で、

牛若丸が五条の橋の上を走り回ったように、

相も変わらず、

歯医者は、アッチの椅子からコッチの椅子へと

落ち着くことは皆無で。

歯型を採るのもスタッフが。

下手すりゃ人工歯の調整もスタッフの仕事。

絶対に一生もつと言われたインプラントが、

ある時からグラグラする始末。

それなら最初から覚悟を決めて【保険外の専門】へ行ってみよう!と。

で、

予算も通いやすい設定。

何故か、自分の本音を察してくれる。

治療も痛くない。

ひとりひとり予約をとるので、

他の患者さんと顔を会わせない。

機材は、ピカピカに洗って、絶対に感染などないだろう。

スタッフは口がイカにも固そう。

だからこそ、

私の診療所は流行ってるんです。

毎日、インプラントと審美歯科ばかり。

コレをズットしてるんです。

私からしてみれば、

【料亭】と【街の食堂】と一緒にせんでくれい!

と、言いたい処ですよ。

どっかみたいに、

インプラント、噛み合わせ、3-MIX、親知らず、矯正等々。

何でも屋の商売人じゃないですから。

もう、そんなのは古いですね。

【歯科の王道】を行くべきでしょう。

と、

余談で、嫌味かもしれませんが、

歯医者は育ちが大切だと、

私は、コレは確信の域に達して、

そう思っています。

歯科の治療には【上品さ】は絶対ですから。

生活の基本

今日も朝一番から手術です。

私らの仕事は、

【瞬時】の判断の正確さと、

手先の正確さを求められます。

疲れが溜まった体調は、

その能力を鈍らせると云う事を

長い診療生活で学んでいます。

窮屈過ぎるほどの規則正しい生活が

私らの仕事の基本です。

眠りたい時に眠り、

起きたい時に起き、

腹が減ったから栄養を摂取し、

したい事をしたい時にと云う生活では、

昔の童話に在ったキリギリスのようではないですか?

勿論、私自身も機械ではありませんから、

ある程度の【ゆるぎたるぎ】もありますし、

煩悩も多く抱えています。

私は自分自身が一番、自分の欠点を自覚しています。

この欠点が、力の原動力となっている処も在り、

完全修正と云う訳にはいかない事情もあるので、

この辺りは、

加減しながらと云う処でしょうか。

何事も、自分独りの能力には限りが在りますので、

大勢の方のお力をお借りしながら、

なんとかヤってると。

が、

仕事に於いては、

仕事の出来ない人とは組みません。

それで摩擦が生じることが一時在ったとしても、

私は、そういう仕事感を持っています。

仕事に於いては、

相手への、好き、嫌いと云う感情は持ち込みません。

あくまでも、仕事が出来る、出来ない、

それだけで判断しています。

クールかもしれません。

が、

私自身も、逆に評価を受けていますので。

仕事に於いては、冷静さで進めるべきでしょう。

希望が通る訳ではありません。

が、

希望がかなうような、

仕事の進め方が大切だと思います。

だからこそ、

日々の過ごし様というか、

生活の基本が肝腎なのだと感じます。