日別アーカイブ: 2015年7月8日

職人気質

チョッと頭の一休みと言う時に私は、

ゴソゴソと書棚をかき分けて、数ある池波正太郎作品から目ぼしいモノを手にとって

頁を捲っていくのが常となりました

その時々により、随筆であったり、鬼平あるいは梅安‥。

何度も読み返していますが、脳味噌に負担が掛からず、で、心持ちが解されるのが

池波作品の特徴だと感じています。

こう言う事を書くと叱られるかもしれません。

が、書いているのは私ではなく、池波先生ですが。

【女.子供には‥‥】

これは決して差別ではありません。

男には、男のコダワリなり世界があり、そこには決して踏み込んではならないし、

大人の男以外には到底に理解出来ないモノがあると私も思っています。

が、昨今の男には、こう言うことも判らない野暮天が大勢に居るようで、

傍目ばかり気にしている風情に嫌気がさす想いです。

特に私らのような職人仕事をする人間のコダワリなどは、

はなから判って貰えるとは思ってはいません。

角がたっても、野暮天にだけはなりたくないと言う痩せ我慢が

私らのような職人の流儀だと思っています。

臆病者と謗りを受けても

今日は、CTの最新解析ソフトの説明を受ける手筈になっています。

インプラント治療に際して、私はCTによる撮影画像を完全には信用していません。

歯科用のCTによる画像は、医科用のCTに比べて大きく劣ります。

また医科用CTにおいても、機種の違いや、放射線技師さんの技量により、その画像は大きく異なります。

ですから、あくまでも参考程度と考えて手術に臨みます。

結局は、直接に骨を自分の眼で診て、自分の手で触って感触を確認することが

治療成功の秘訣だと考えています。

治療の技術の差が在るのは当たり前であり、

だからこそ私らは、日頃の研鑽が必要なんです。

とは云うものの、参考程度としか評価していないCTですが、

常に最新の解析が出来るようにとの備えを怠る訳にはいきません。

臆病者と謗りを受けても、備えに備えに!の気持ちが、

安全な治療への第1歩なのです。