医局の書棚から歯科関係の雑誌を手にとって頁を捲り、眼が留まりました。
ある歯科医のマイクロスコープを使った根の治療です。
上手い!
度胸も善し!
私より年少の先生でしたが、感心しました。
これ程に上手い!と感じたのは、
20代の後半に、レイモンド.キム先生やネビンス先生の治療を拝見した時以来です。
私は批評家、評論家にはなりたくありません。
他人の粗探しも嫌いです。
この若い先生と同じ技術は、今の私は持ち合わせていません。
私は技術者です。
そう言う意味で、私は完全に負けたことになります。
人生は勝ち負けの繰り返しです。
もっと勉強して、もっと工夫して、もっと練習して
この技術を身に付けたいと強く強く感じます。
四半世紀振りに、私の中の導火線に火がつきました。