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歯科医学の論文って

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日本歯科大学の学内で、

【新進歯学研究会】と云う・小さな勉強会を立ち上げました。

都合6名です。

私の仲良しグループと言って良いでしょう。

歯科放射線学の小椋教授。

全身管理科の大橋准教授。

補綴学第1講座の水橋准教授。

総合診療科からは、

臨床教授の私と菅原准教授。

技工科の関口士長。

順会員は総合診療科の水橋講師。

毎月1回・集まって、

研究テーマ、内容、方法などをディスカッションし、

誰それが・必ず毎月1本の論文を

専門誌に投稿することという厳しい勉強会です。

歯科医学の論文って・皆さん・ご存知ないでしょう。

冒頭の添付文書を是非是非・ご覧下さい。

日本歯科大学は元気ですよ。

エネルギーの塊

都内の弟子の処で勤務する30歳の歯科医師が、

月に1度の割合で、

私の大学出勤に合わせて勉強に来ることになりました。

保存学講座の新海教授の指導にて、

歯科保存学の認定医に挑むこと。

そして、

私の診療の見学と云うのが、

大学の聴講生になった主旨だそうな。

いや~・緊張感が伝わりました。

岩嶋技工士が、

先生・怖がらしたら・イケマセンぜ!

先生は・立ってるだけで・みんな恐いんですから。

で、

あの治療でしょっ。

魔法ですから。

ちょっと手加減してヤッテ下さい。

大学は教育機関です。

みんな本当に良い人です。

お~・そうかぃ・そうかぃ。

そんなこんなで1日を終えました。

で、

翌日に弟子から電話を頂きました。

ありがとうございました。

相当・疲れてる・みたいです。

ナンとか毎月・頑張って・通わせます。

ふむ?

疲れたって・視てるだけやないか?

何で疲れるんや。

私は・既に高松市で・バリバリ仕事してるがな。

先生は別ナンです。

エネルギーの塊ですから。

そうなんだ。

なんとなく・シックリ来ないんですが。

治療しない方が良いと思う時

先日・初診の患者さん。

口腔内を拝見し、

即座に・視ない方が良いと。

そのような際には、

グッと・私は優しい歯科医師へと・変身!

普段は・辛口ナンですが。

下顎の第1小臼歯でした。

他の歯科医院にて・半年も・同じ歯を【根管治療】?

主訴は・痛みが取れない・でした。

それだけで・状況は判断できましたが、

痛いと聞けば・放置できない質ナンです。

レントゲン写真から、

歯の頸あたりで、

歯質を【穿通】しています。

いわゆる・パーフォレーションです。

1ヶ所であれば、

MTAセメントの出番です。

マイクスコープ視野で・確認。

ナンと・パーフォレーションが都合3ヶ所も!

ソコから・組織滲出液が・ダダ漏れ状態。

比較的上部にパーフォレーションがありましたから、

矯正学的挺出と云う手技も・考えました。

が、

パーフォレーション部が・多すぎた!

オマケに、

第2小臼歯は欠損。

既に抜歯されていました。

頼みの第1大臼歯。

ヘミセクションと云う、

歯を中心部で切断し、

手前の歯根を抜歯されています。

ついでに、

残りの根っ子は・再植したんだ・そうな。

傾いて・再植されていました。

私は再植歯は・ブリッジの土台に使いません。

歯根膜が・ありませんから。

では・インプラント?

残念ながら・この患者さん、

アンテリアガイダンスが機能していません。

インプラント治療の適応症でも・ありません。

このような症例は・残念ながら・私は名医では・ありません。

歯科医師は・万能では・ありませんから。

患者さんに対してですか?

正直に・抜歯宣告します。

その後の治療については・考えさせて下さいと。

決して断定的なコメントは・しません。

明確なコメントをしない場合、

初診の際には・信頼関係が築けていませんので、

ほぼ100パーセント・お越しになりません。

で、

私はホッと・する訳です。

このような患者さんに共通して言えること。

歯科医師の技量の違いが・お判りになって居られません。

ですから、

私の出番は・無いンです。

大学に出勤した際に、

江面教授に・この話しをしたんです。

う~ん。

抜歯。

そうなんです。

抜く判断は、

歯槽骨の保存のためナンです。

 

絶対に・無理なこと

強度の活字中毒性である私は、

山手線の一駅程度の移動でも、

本が手放せません。

ですから、

各駅構内に在る書店を、

方向音痴にも・かかわらず、

シッカリと身体感覚で・記憶しています。

東京駅構内に書店で、

見つけた書籍。

大いなる・挫折感を・味わったのです。

なにかと・気苦労の絶えない日常。

仕事のストレスは・ありません。

すがる想いにて・手にしたのです。

で、

結論。

人には・向き・不向きが・在ると云うこと。

こんな・しちめんどいこと・私には絶対に無理だと・悟ったのです。

男女の脳みその構造の違いで、

片付けられては・堪りません。

最近の若い世代の未婚率が高いとのこと。

そりゃあ・そうだ。

この書籍の内容が真実であれば、

どの男も未婚で居た方がマシですよ。

ただ、

私だけが・貧乏くじ・引いたと・思って・いました。

それが、

世の男衆・大変なんだな・と。

私は我慢強い質ナンですが。

怒りで、身体中の筋肉が硬直することが・あります。

私の人格・存在を全否定する言葉の嵐。

人格的に最上級だと自負していますから、

堪えてルンですが。

造り上げるのが・歯科医師の本能ナンです。

でも、

この書籍の内容を観る限り、

私は無理だと・確信するに至ったのです。

良い気分

昨日、

92歳の女性の・総入れ歯造りを・始めました。

日本歯科大学の補綴学第1講座の水橋史准教授の患者さんです。

水橋史准教授は・人使いが・上手です。

ついつい・おだてられて、

良い気分で・治療させられるンです。

見学者が多いのも、

良い格好シィの私を、

ますます・その気に・させるンです。

で、

一気呵成に、

歯型を採りました。

どうだぃ!

そんな表情だったと・思います。それで、

今日は・ここまで。

それで私は、医局に戻りました。

いつもは、

治療のあと、

私に意見を求める水橋史准教授が、

なかなか来ません。

気になって・診療室へと戻ったのです。

すると、

水橋史准教授が、

先生、先ほどの患者さんが仰っていましたと。

???

凄ぃって。

また・あの先生に診て欲しいと。

おぉ・そうかぃ・そうかぃ・

私の高笑いが診療室に響いていたことを、

単細胞の私は気がついていません。

今朝、

水橋史准教授から電話が入っていました。

先生、診療が・こんなに楽しいなんて。

清々しい気持ちで・この気持ちを伝えたくて。

私は泣きそうに・なりました。

水橋史准教授を・よく怒っていました。

でも、

よかった。

これから水橋史准教授は・多くの弟子を育てる責務が在ります。

そんな師匠が、

楽しいって・素晴らしい・ですよね。

ホームページの修正

厚生労働省に対する法令遵守の姿勢は、

医療人としての・最低限度の医療倫理の表れでも・在ります。

ホームページ作成時には、

明確でなかった基準も現在・明確化されました。

それに伴って・私のホームページも・修正の必要が生じました。

基準について、私なりの意見も在りますが、

それは私の見解であり、

あくまでも・国の定めた基準に姿勢を正して沿うことが・

日本国から、歯科医師免許を交付された私の義務でも、在ります。

何処が変わったのか・来月からのホームページ。

注意して・ご覧下さい。

 

古町

来週は・新潟です。

1日は、

ゆったりと夕食を摂ろうと・思っています。

鮨にしようか、焼き鳥にするか、割烹の方がと、

あれこれ思案するのです。

最近では駅前の方が賑やかですが、

私は古町が好きです。

新潟は古町、

古町・在っての新潟だと思います。

住んでいる人には・気づかないモノなのかも・しれません。

地元の人にこそ・古町を見直して頂きたいモノです。

 

 

クラウン修復の前準備

このように・歯が根っ子だけになっている症例は、

土台を根っ子に刺して、

クラウン修復するしか・ありません。

が、

そのままの状態で修復治療したならば、

間違いなく・歯根破折するでしょう。

咬む力は強大です。

土台に応力が集中し、歯根破折が生じる訳です。

クラウン修復は、

健全な十分な量の歯質をクラウンが【包み込む】ことが大切です。

そのために、

歯周外科処置が必要です。

これで随分と歯が見えましたね。

クラウン修復の際の前準備は・さまざま在りますが、

歯根破折防止対策と・炎症抑制のために、

歯周外科処置が大切な役割を果たすのです。

 

教育って

後進に対する教育に関して、

大いに悩んでいます。

若いうちは、とかく技術の取得のみに走りがちです。

私も・そうでした。

しかし、

それでは次々と溢れるような情報に

振り回されてしまいがちになります。

治療は際して、

診断基準・治療基準が盤石でなければならないことに、

歳を経るたびに実感させられました。

【臨床的判断基準】と云う言葉で、

師匠から、しばしば教えを受けた若い時分を思い出すのです。

三枝っ・今日より明日・今年より来年、

【臨床的判断基準】の向上に努めなさい!

師匠から、しばしば言われた台詞です。

後進たちには、

同じように接している積もりですが、

何か違うような気持ちになります。

割り切れない・反応と云うことでしょうか。

時代と云う言葉では・解決できない何かを・感じています。

で、

最近では【馬鹿】に・おなりなさい。

自分を・歯科医学に埋没させなさい。

踊り狂うように・歯科医学に没頭して下さい。

そういう表現をするようになりました。

伝えることの・難しさを・しみじみ実感しています。

 

3009本

私のブログをアメブロからワードプレスに変えてから、

10年くらいでしょうか?

このブログで・3009本目に・なります。

筆まめと・言われます。

でも、

そうでは・ありません。

継続の実証だと・思っています。

私ら専門職は・自己修錬に努めることを・余儀なくされます。

自己修錬とは・研修会に行くことでは・ありません。

継続し・続けるこのだと思っています。

日本歯科大学の黒川院長から・しばしば。

三枝っ・継続っ!

遠くても・通い続けるンだぞっ!

新潟の・あまりの遠さに、

折れそうになる私を、

学生時代の恩師は・鞭打つのです。

弟子への・黒川院長の情熱に圧倒されます。

私の本業は、文筆家では、ありません。

本業の傍ら、

ブログを認めています。

ですから、

3009本のエネルギーの・数万倍・

私は歯科治療に精を出しています。

継続こそ【力】。

今・黒川院長の台詞の意味がズシンと。