教育って


後進に対する教育に関して、

大いに悩んでいます。

若いうちは、とかく技術の取得のみに走りがちです。

私も・そうでした。

しかし、

それでは次々と溢れるような情報に

振り回されてしまいがちになります。

治療は際して、

診断基準・治療基準が盤石でなければならないことに、

歳を経るたびに実感させられました。

【臨床的判断基準】と云う言葉で、

師匠から、しばしば教えを受けた若い時分を思い出すのです。

三枝っ・今日より明日・今年より来年、

【臨床的判断基準】の向上に努めなさい!

師匠から、しばしば言われた台詞です。

後進たちには、

同じように接している積もりですが、

何か違うような気持ちになります。

割り切れない・反応と云うことでしょうか。

時代と云う言葉では・解決できない何かを・感じています。

で、

最近では【馬鹿】に・おなりなさい。

自分を・歯科医学に埋没させなさい。

踊り狂うように・歯科医学に没頭して下さい。

そういう表現をするようになりました。

伝えることの・難しさを・しみじみ実感しています。