カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

嬉しく・そして・頼もしく

昨夜は、

上顎洞底挙上手術の患者さんへの

麻酔を開始したのは・午後の7時。

開窓法にて上顎洞底を挙上。

骨移植を施し、

インプラントを埋入。

シッカリと縫合を終へ、

患者さんへの術後のアドバイスを提言し、

一服入れたのは、

午後の9時過ぎでした。

久しぶりに帰宅し、

興奮冷めやらぬ精神を抑制すべく、

テレビドラマのNCISを・ボォ~と、

眺めながら、

時計の時刻を・ふと。

午前1時を回っていました。

ソロッと寝ねばと、

明日も朝1番から、

マイクロスコープを使っての

根管治療。

続けて、

手術。

他人目から・してみれば、

機械仕掛けのような決まりきった、

変哲もない毎日の連続に、

全くの違和感どころか、

幸福感を感じ・過ごす私を、

変人と見えるに相違ありません。

人は誰かのお役にたてると感じた時に大きな力を発揮できる。

私は・この言葉の意味を実感した頃から、

自分を捨てる事に、

違和感を持たなく・なりました。

私は自らの意志で、

歯科医師という仕事を選び、

自らの意志で、

今のスタイルを、

工夫を重ねて、

創ってきたのです。

先般、

母校の大学で、

後進たちの成長ぶりに接し、

嬉しく、

そして頼もしく。

4連泊のホテル滞在中、

なかなか寝つけなかったので、

夜通し、

ズッと読書していましたら、

持って行った書籍を、

全て読み終えて・しまったのです。

明日の夜にでも、

書店の中を彷徨く私の姿が・在るでしょう。

書店では、

じっくりと、

隈無く、

背表紙のタイトルを確認します。

で、

ピン!と、

閃いたら、

書籍を抜き出して、

頁をめくり、

アチコチの数行に眼を通して、

再び、

書籍は書棚へと。

その繰り返し。

買い物籠の中に納められた書棚って、

物凄い確率で、選ばれた事になります。

読書の意味ですか?

脳へのガソリン補給みたいな・モノだと思います。

ストーリー中心の書籍は・好みませんし、

肌合いの合わない文章も・無論・選びません。

読書って、

別段・苦労や我慢して・する類のモノでは・ありませんから。

基本的に雑誌は・読みません。

自己啓発本、ハウツー本もパス。

私は読書しない人を・認めません。

コレは大きな偏見なのですが、

考えは・変わりません。

ソレと、

読書談義も・しない主義です。

ソレゾレの・受けとめ方が・ありますから、

ソレは、

その人・その人の生まれ育ちなり、

過ごした時間によって、

違いが在って・当たり前な事ですから。

私は私。

過去を振り返って観れば、

道なき処を、

あえて・選んで、

歩いてゆく方向付けしていた・ように思います。

ソレは、

確実に、

書籍から学び、

育んだ、

花だと・思います。

 

身体を整えるために

朝の4時半に起床し、

シャワーを浴びました。

身繕いし、

衣類をトランクに入れて、

朝の5時半に・チェックアウト。

ソレから羽田空港へと向かいます。

新潟から・高松へと帰る際の・日常です。

9時半前には、

高松空港の駐車場を出て、

10時からの・通常診療体制へと。

午前は、

ウォーミングアップの補綴治療。

昼休み抜きで、

今、

2症例、インプラントの外科手術を・終えました。

コレから、

1週間ほど前に手術した患者さんの抜糸と、

もうお一方は、部分入れ歯の調製。

午後の7時からが・今日のメインイベントです。

上顎洞底挙上手術とインプラントの埋入手術。

私は・もうすぐ57歳です。

男の仕事盛りと・言って良い年齢です。

明日も手術です。

身体・万全に整える最高の手当ては、

私にとっては・歯科治療なのかも・しれません。

進化

羽田空港・朝1番のフライトで、

高松市に帰りました。

今日は、

インプラントの手術が3症例。

その内の1症例は、

上顎洞底挙上手術とのコンビネーション手術です。

患者さんが、

多方面から・大勢・お越しくださいます。

そのご期待に沿えるようにと、

私の毎日の過ごしようは、

工夫を重ねながらm

進化し・続けています。

未熟

私が新潟滞在中にブログを認めないのは・訳が在ります。

診療や会議・講義の合間には、

だれかしらと・話し・しているからです。

宿では・もっぱら、

ベッドに持たれての・読書。

で、

早朝には出勤しますから。

訪ねてお越しになられた方に、

非礼が・ないようにと、

相手が・満足して頂くまで、

私は会話を楽しみます。

それと、

忙しい時間を抜っての、

校外の喫茶店へと走るンです。

学内は全面禁煙ナノです。

喫茶店のママの年齢は不詳。

あえて言いません。

ただカウンターに座る常連客が高齢者ばかりですから、

大凡の検討は・つきますが。

小さな喫茶店です。

私は隅のテーブル席で・小さくなって、

新潟弁を耳で楽しんでいます。

あんらぁ~・いい男じゃん。

おにぃさん、新潟の人じゃ・ねぇろう?

私ですか?

その際には、

Yシャツ下の・二の腕に鳥肌が・たったのです。

恐らくは80前後のご婦人から・言われたからです。

私は、まだまだ修業がたりません。

男という生き物

山本一力氏は著作の中で、

次のように・

記載されています。

【格差社会と・よく耳にする。

その大半は貧富の格差を指しているようだが、

留意すべきは・教養、人間力の格差では・なかろうか】

先般、新潟市の夜の社交場として名を馳せた・古町を歩く

私と放射線科の小椋教授の姿が・在りました。

先生に対する古町認定歯科医師の試験のためです。

小路へと案内する先生の表情には・いくばくかの緊張感が。

で、

1件、2件、

店の前で、

此処は?

と、指指す先生に、

駄目です。

嫌です。

次っ!

で、3件目の店の前で、

入ってみましょうと。

とりあえずは・安堵の表情の先生。

元来・セッカチな私は、

先生にとっては、

珍しい・生き物に映るんでしょう。

箸を進めながら、

昨今の社会情勢を大いに憂い、

先の山本一力氏の一節が・脳裏をかすめたのです。

店を後にし、

宿へ帰る積もりであった私に、

さぁ・次が本番です!

へぇ~・まだ行くンかぃ・とは、

決して口には出せない・先生の意気込みに、

私は幼児のように、就いて行ったのが、

此処。

織り目正しい・清潔なYシャツ。

恐らく、

客の性格・好みが、

所作とか・語り口調で、

瞬間的に判るンでしょう。

で、

 

カウンターの上を丁寧な手つきで、

スーと滑るように出されたのが・コレ☝️

マティーニ。

20分くらいの滞在だったと・思います。

では・先生、大学へ帰りましょう。

このような良いバーは、

腰かけていどで・帰るのが・私の流儀。

時刻は午後の8時前だったと・思います。

男は仕事。

ちょっと散歩。

ちょっとした社交の場へと。

これは・仕事と仕事の合間の潤滑油ナンです。

そうでした!

小椋教授の古町認定歯科医師の試験結果は、

この店の貢献にて、

予備審査を見事に通過されたことを・ご報告します。

本審査は3月。

試験問題の概要は、

来月・アナウンスする予定です。

歯科医師は、専門知識、一般教養だけでは失格です。

感覚研ぎ澄まされた感性、

確かな選択眼が、

症例の結果に大きく関わってきます。

男って、

ツマラナイ事に・こだわる生き物ナンです。

ツマラナイ事に・こだわるから、

細かな仕事や・豊富なアイデアが・浮かんでくるんですよ。

 

やはり・一目置くという類の人は

私のブログを即座に観て下さる小椋教授。

早々に、

メールを送って来て・下さいました。

明日の夜は、

晩飯処を、

小椋教授のセンスで選んで頂くテストを実施。

メールにて、

古町認定歯科医師の認定医取得を目指して、

頑張ります!

この・返しって・凄いですね!

やはり抜群なる頭脳明晰な方は。

単語が上手い!

互いが互いに勉強できる相手って、

本当に数・少ないなか、

日本歯科大学、

善い人材・確実にいらっしゃる。

伝統の中にも新進気鋭の精神を持ち込んだ

新潟生命歯学部。

私は他校には絶対に負けない・強味を感じています。

私の精神統一法

インプラントの手術の前に、

難症例の根管治療が・在ります、

今日の三枝デンタルオフィス。

治療を終えて直ぐに、

空港へと向かいます。

で、

現在、

精神統一のために、

ブログの猛更新して最中です。

文章を認める行為って、

精神集中に役立つのです。

で、

先般、

患者さんから、

キンドルなるモノを教えて頂いたので、

試しに・やってみたんです。

私は・ダメでした。

肌感覚に・合いません。

読書は、

紙の頁をめくり・ませんと。

ソレと、

いつか・子どもらが、

父親の読んだ書籍を観て、

想う処ありの、

痕跡を遺すことも、

親の役目だと・私は思うんです。

新潟へ参ります際には、

鞄の中に書籍を。

序でに、

宅急便でホテルに送る荷物の中にも、

数冊の書籍。

書籍に自分を埋没させることに、

私は心が・安定するんです。

明日の夜は、

恒例となった、

放射線科の小椋教授との、

晩飯。

今回は、

古町を一緒に散策しながら、

店構えで、

勘働きで・見つけましょうと。

小椋教授は優等生ですから、

ヤンチャ坊主の私のイタズラ心に火が灯るンです。

先生、

大人の男の目で、

この店構え・どうだい?

明日の夜の古町に、

私ら二人の姿を見かけたら、

声をかけて・下さい。

やっと、

指が温まってきました。

根管治療は、

繊細な指先仕事。

ソレと、

無心に至る事。

準備が整ってきた・ようです。

男心

技工士長の関口君とは、

もう35年来の付き合いです。

私が大学院生の1年坊主の時に、

彼は技工学校の専門科を卒業されて、

大学の技工科へと配属されてからの・付き合いです。

ですから、

どちらも・ニューフェイス・だった訳です。

無我夢中の時代を、

一緒に過ごした、

戦友みたいな関係でしょう。

ですから、

私が大学に戻った事を、

彼は誰よりも・喜んでくれました。

今では、

私の横には常に・関口在りって・処です。

新潟で居ります際には、

寂しがり屋の私ですから、

常に、

彼の姿が・私の横に在るのです。

彼は、

雪国・新潟でも、

最も雪の多い十日町の出です。

現在では、

80を過ぎた御母堂様が、

お一人で過ごされて居られルのを、

案じているようです。

その御母堂様の心臓の手術のための入院が、

今日だった事を、

ふと・思い出した私は、

彼に電話を入れました。

おう・関ちゃん。

おっかさんは・どうだい?

ヤッパリ不安みたいです。

ソリャ・そうだよ!

おっかさんに・言っといてくれぃ。

生きる運があるから、

先生が手術するんじゃん。

80半ばのばぁちゃんの、

心臓にメス入れても・大丈夫って、

先生が・そう判断したって事は、

そういうコッチャ。

不肖・三枝は・大いに運が在りますから、

よ~く・神さまに・お願いしておきます。

まだまだ・お迎えに・来ないで・下さいってね。

先般、

彼から電話を頂いたンです。

先生、

お袋が・こう言う訳で、

大学を休みますから、

諸般の事は、

下の者に言っておりますので、

今回は申し訳ありません。

男心って・こう言うモノナンです。

だからこそ、

私の大学での仕事が・成り立つンです。

 

肥やし

昨日の日曜日の夕刻、

診療所で、

アレコレと古い文献を探していたら、

あ~・ヤッパリ・居られましたね!

もう20年来の患者さんであるA氏が、

診療所の階段を上がって来られました。

氏は1代で現在の会社を築き上げられました。

その有数のオーナー企業は、

現在は御子息に社長職を譲られ、

ご自身は会長として、

まだまだ現場に眼を光らせて居られます。

チョットした業界の会合が高松市でありましたので、

序でと言ってはナンですが、

お顔を拝見しにと。

私は・とても・嬉しかったので、

顔に出てたのかも・しれません。

息子の歳みたいな先生とは、

妙と言っては・申し訳ありませんが、

ウマが合いましてね。

氏もニコニコして・居られます。

長いお付き合いですから、

互いの事は・互いがよく承知済みです。

で、会長。

何か・話しが在るんでしょ?

伺いますよ。

先生、

この歳になりますと、

アレコレと・いらん事を考えるようになります。

いつお迎えが来るのかって・恐怖。

ご承知のように・健康上の不安。

いつまで現役で・居られルのかと。

せがれの・会社の舵取りへの・不安。

社会情勢とビジネスの調和。

雇用形態の変化への不安と苛立ち。

家族の事。

何時もの・あれやこれや・ですよ。

特に、

同業他社との競合。

具体的に・私に語りながら、

ご自身で・答え探しを・されて居られル様が、

ありあり・と、判りました。

私は大勢の患者さんに、

生き方を見せて頂いて、

ナンとか・現在に至ったような気持ちで、

感謝して・います。

会長、どのようにしたら、

諸般の問題に対して、

そのような結論が出せるンです?

氏が仰いました。

先生、

社会に出たら、

数学じゃ・ありませんから、

答えは・1つじゃ・ありません。

いろんな・答えが・在ると・思っています。

その答えって、

その人の、

こう言ったちゃ・申し訳ないですが、

成功の度合いで・変わって来るんじゃ・ないかと。

ですから、

何時も私は・悩むンです。

もっと・善い答えが・在るんじゃ・ないかとね。

それにしても、

先生、

貴方をズッと観てきました。

私の良い相談相手です。

ありがとう。

私はぶっ飛びそうに・なりました。

常々、

氏のような成功者を、

両手を合わせて拝むような気持ちで、

うらやましいと・思っていました。

自分の器との違いに、

私自身が・嫌になっているのです。

氏が、

真顔で聞いて来られました。

先生にとって・仕事って・ナンですか?

究極の答え・1つに搾って。

う~ん・自分創り・でしょう!

そう・お返し・しました。

そんな・たわいもない話しって、

男にとっては、

豊穣の大地への・豊かな肥やし・ナンです。

歯の治療を通じて得た【えにし】。