男という生き物


山本一力氏は著作の中で、

次のように・

記載されています。

【格差社会と・よく耳にする。

その大半は貧富の格差を指しているようだが、

留意すべきは・教養、人間力の格差では・なかろうか】

先般、新潟市の夜の社交場として名を馳せた・古町を歩く

私と放射線科の小椋教授の姿が・在りました。

先生に対する古町認定歯科医師の試験のためです。

小路へと案内する先生の表情には・いくばくかの緊張感が。

で、

1件、2件、

店の前で、

此処は?

と、指指す先生に、

駄目です。

嫌です。

次っ!

で、3件目の店の前で、

入ってみましょうと。

とりあえずは・安堵の表情の先生。

元来・セッカチな私は、

先生にとっては、

珍しい・生き物に映るんでしょう。

箸を進めながら、

昨今の社会情勢を大いに憂い、

先の山本一力氏の一節が・脳裏をかすめたのです。

店を後にし、

宿へ帰る積もりであった私に、

さぁ・次が本番です!

へぇ~・まだ行くンかぃ・とは、

決して口には出せない・先生の意気込みに、

私は幼児のように、就いて行ったのが、

此処。

織り目正しい・清潔なYシャツ。

恐らく、

客の性格・好みが、

所作とか・語り口調で、

瞬間的に判るンでしょう。

で、

 

カウンターの上を丁寧な手つきで、

スーと滑るように出されたのが・コレ☝️

マティーニ。

20分くらいの滞在だったと・思います。

では・先生、大学へ帰りましょう。

このような良いバーは、

腰かけていどで・帰るのが・私の流儀。

時刻は午後の8時前だったと・思います。

男は仕事。

ちょっと散歩。

ちょっとした社交の場へと。

これは・仕事と仕事の合間の潤滑油ナンです。

そうでした!

小椋教授の古町認定歯科医師の試験結果は、

この店の貢献にて、

予備審査を見事に通過されたことを・ご報告します。

本審査は3月。

試験問題の概要は、

来月・アナウンスする予定です。

歯科医師は、専門知識、一般教養だけでは失格です。

感覚研ぎ澄まされた感性、

確かな選択眼が、

症例の結果に大きく関わってきます。

男って、

ツマラナイ事に・こだわる生き物ナンです。

ツマラナイ事に・こだわるから、

細かな仕事や・豊富なアイデアが・浮かんでくるんですよ。