なんだか、
年々と、
仕事量が増えているように思います。
と言って、
何の取り柄のない私などが、
忙しいとは、
誠にありがたいことです。
寝たきりの方などから、
忙しいなどと云う愚痴めいた心に
お叱りを受けるに違いありません。
歯の仕事を通じて、
自分が変化している最中にあることを
しみじみと感じています。
それを成長と呼べれば佳いのですが。
毎日を。
まるで壊れた咀嚼器官の修繕に追われています。
最新とか、
最先端と云う、
根拠に欠けた手当ての成れの果て。
人の身体には、
絶対に変えてはならない【大原則】があると確信しています。
ですから、
私の治療はクラシック。
古典的な手法を組み合わせての大道芸人みたいなのかもしれません。
写真の一部には歯科医師の手による
人工の歯が残っています。
根拠なき部分に、
根拠なき形で、
ただ使われただけのインプラント修復です。
ですが、
まだ今は、
この歯を手当てする時期ではありません。
写真は私の手によるインプラントの歯型採りの模様です。
古典的手法からなす【正確さ】を重視しての手当てです。
次の次のステップにおいて、
初めて、
先のインプラント人工歯への介入に挑む訳です。
歯科治療とは、
誤差から生じた人工物を
より正確な軌道へと導くことに
ほとんどのパートが割かれるのです。
今、
歯科治療の有り様の再考が必要では?