私が患者の立場になっての病院撰び


 私も人間であるから
風邪をひいたり
体調が優れない機会が在る。

 忙しさにかまけて
なかなか病院へは行けない。

 それでも
観念し、渋々病院へ
行く事になる破目となった時に
素人には先ず何処が良いのか
聞くことは無い。

 知り合いの医者数人に
先ずは評判を聞いてみて
その病院の玄関を覗いてみる。

 患者さんの脱いだ靴、
待ち合いのスリッパが
乱雑であれば
引き返す。

 この様な診療所は
スタッフ教育が為されて無く
目利きが行き届いていない。

 受け付けの対応は
最近の事であるから
何処も同じ様なもので
此れは余り当てには為らない。

 トイレの清掃状態は
ひとつの目安となる。

 診察室に入って
医師が優しいのと
技量の関係はないから
医師が嫌な人柄でなければ
これも余り重要視はしない。

 但し、治療器具の滅菌機械は
確りとチェックし、
使用する器具が
どの様な状態で出されるか
此処も更にチェックする。

 診療に行って
感染でもさせられたら
堪ったものではない。
又、この辺りは
医師の仕事に対する気構えが判る。

 で、最後は
医師の指を眺める。

 案外と器用な指を持つ医師は少ない。

 偏見かもしれないが
頭と指先は比例すると
私は思っている。

 但し、
この頭と云うのは
偏差値の事ではない。

 人間としての
頭の回転の事である。

 後は、
医師の仕事の段取りを
然り気無く見ていて
後は
全体の雰囲気で
医師の生まれ育ちが判る。

 卑しい心持ちの人でも
医師国家試験に合格すれば
医師となる。

 ホームページで
自画自賛が多く、
頁の数の多い処は
腕より
商人であるので
最初から行かない。
序に、
センスに欠けた処には
先ずもって
此方の気持ちを酌んで貰えないので
其れも
問題外である。