ペナルティを受けたテニス選手であるシャラポワ女史が、
1年3ヶ月ぶりの試合で戦っている姿は、
誠に美しいものでした。
序盤、調子を取り戻す過程での様々な表情から、
その美しさが際立って、
私には観えました。
1年3ヶ月と云う期間はプロにとっては、
トテツモナイくらい長いものです。
途中、途中でのトーナメントに出場出来ない訳ですから、
精神力を持続させることに脱帽するほどの
努力なり手当てしたことが伺えます。
筋力の維持のためのトレーニングは単調な行為に見えますが、
単調な行為を継続することには、
トテツモナイ精神力が必要です。
なんでも女史は大学に通って経営学の講義も
併せて受講されていたとのこと。
女史が美人であるから応援しているのではありません。
内に秘めたる精神力に私は惹かれたのです。
強さの定義を勘違いする人も
この歳ですから大勢に観てきました。
強さの意味。
それは紙一重です。
出来ることならば、
私はこの若い女史のような、
弓のような力を体得したいと、
画面に釘付けになっていました。