無趣味ゆえに


私が読書を好むのは、

決して知識の吸収を欲するからでもなく、

教養を身に付けるためでもありません。

何処かへと出向く手間のなく、

特別な高額な費用が必要なわけでもなく、

体力を消耗する訳でもなく、

自分のペースで時を過ごせるからです。

テレビや映画等のような眼から入って来る映像は

想像力を満たしてはくれませんし。

日常の生活から逃避する最も手軽なモノが

読書位にしか思い付かないからです。

【歯】以外のことは皆目判りません。

【歯】の神秘に魅了され、

其れだけに自分の全てを傾けてきました。

そんな私が、他の気晴らしの方法など判る筈もなく。

脇で寝そべる犬とは足の甲で接して、

静かに読書で過ごす。

で、

疲れたら眠る。

仕事以外での、コレが私の毎日です。