師からの贈り物


宅急便にて届いた荷物を手に、

はて?誰からだろう?と、裏返して荷の送り主を観ると

我が歯科医学の師である内藤正裕先生からのモノでした。

先生は多くの書籍を遺されていますが、最近の先生からのお電話にて

先生の集大成とも云える1冊を書き終えたとのことでした。

【内藤正裕の補綴臨床 オーバーロードと向き合う】

気合いを入れて表紙を捲ると、先ず第1頁に

ー 三枝先生 同じ時代を共有できた感謝をこめて‥内藤正裕 ー

!!!

で、奉るようにして、次へと頁を進め、

これは診療の合間で読むようなご本ではない!

今夜からの深夜の勉強は、他の論文は全て読むのを中止して、

この1冊と向き合うことになりそうです。

美容師だか、なんか判らないようにまで落ちぶれた歯科医の現状ですが、

確かに立派な歯科医が、この国に居るという事実は、確かであります。

私は先生の影響を受けて、今に至ります。

博士号を頂戴した大学での恩師よりも、ずっとずっと先生からの大きな影響を受けて診療に勤しんで来ました。

時には、この厳しい師の姿に、出会いを後悔したこともありました。

が、疑いなく先生は、私の最も尊敬する歯科医であります。

先生が末長く、臨床のトップを走り続けられますように、

先生のご健康を祈っています。