断捨離


35年来の付き合いである、

50歳になるA氏と、

向こう5年先を目途とした、

新しいプロジェクトに取り組んでいます。

そのような事情から、

しばしば、

打ち合わせや・情報交換・意見交換の

機会が多くなりました。

で、

つい最近、

何気なく、

彼が囁いたのです。

先生、私は人間関係の断捨離に入りました。

????

どういう・ことっ?

新しいプロジェクトが進む過程で、

新しい・出会いが・出てくるでしょう。

そこで、

考えたんです。

新しい物事を行うに際しては、

反対意見、

抵抗勢力、

無関心だけれども・口の軽い人、

さまざまな・人間模様を観るでしょう。

私は人間関係を、

ギブ・アンド・テークでは決めていませんが、

そんな事も考えていない、

求めてくるだけの人も・多く関わってきました。

もう・そのような時間が・ありません。

先生のプロジェクトに専念すべく、

決めたんです。

私は・驚きました。

やはり越後の人は・腹が座っています。

で、

彼に聞いたのです。

具体的に、

角が立たないように、

その・人間関係の断捨離の方法は?

返ってきた言葉。

角立っても・良いんですよ。

もう・関わる機会もないし、

連絡がきても、

ほぼ自分の事ばかりの人ですよ。

聞かないで・良いんですよ。

再び、

雪国の人間の強さを・グッと感じたのです。

私の仕事は、

基本的に、

ワクワク感に包まれて、

楽しみながら・進んでゆきます。

無論、

産みの苦しみは・伴いますが、

私は決めたら、

決して・ぶれません。

実際には、

細かく計算しながら・進めてゆきますが、

他人目には、

そのような所作は、

一切・見せません。

大きな網を全方位に広げた方法にて漁をする

漁師のような・手法を用いるようです。

ですから、

彼のような補佐官がついたことは、

誠にありがたい事です。

で、

彼に言ったんです。

俺の人間関係の断捨離、

代理で・やってくれい。

人選は・お委せする。

文句は・言いません。

好きに、

ズバッとヤッて・下さい。

その方が、

仕事を進め易いんで。

宜しく。

私は、

積極的に、

人に任せる処は・委せる主義です。

結果の如何は・全く問いません。

委せたんですから。

今年に入ってからも、

どんどん・新しい人間関係が生まれています。

そりゃ・そうだ。

彼の言う通りですね。

このままだと、

ストレスで、パンクですから。

持つべき者は、

古くからの親友ですね。