診療室の デスクの 脇に
然り気無く 時を刻む 置時計。
私が 最初に テナントビルの 3階で 開院した時に
デパートの ティファニーで 買い求めた 品です。
私の 開業医としての 全てを 観てくれていた 置時計です。
当時は 待合室の 受付カウンターの 上に 置いていました。
あれから
随分と 長い 時を 経過しました。
知らず 知らず の 内に
私も 変わりました。
ある 人で ティファニー嫌いの 方を 知って います。
もう ボロクソに ティファニーを くさします。
あんなの 原価を 知っていたら アホらしくて 買うのは バカって 仰って おられました。
私は 商家の 出 です。
幼い頃から 【あきんど】を 観て 聞いて 接して 育ちました。
そのような 生い立ちから、
原価 原価 って 云う 人に 仕事のできる方は 皆無だったと 結論付け しています。
もちろん、
適正価格は 明瞭で なければ なりません。
しかし、
安ければ 良い と云う モノでも ありません。
ブランドを 育てるためには
血の にじむ ような さまざまな 知恵と 工夫と 努力が 必要です。
この ティファニー嫌いの 方 とは 反して
私は ティファニーと云う 言葉の響き 薄いブルーの トレンドカラー
さまざまな ティファニーの 空気が 好きです。
と 云っても
私は ジュエリーには 無関心ですから
プレゼントの時 くらい にしか
ティファニーの ドアを 開く機会は ありません。
でも、
ティファニーの 空気は やはり 好きです。
私が ニューヨークが 好きなのも 影響している かも しれません。
この 原価 原価に うるさい ティファニー嫌いの女性。
ディオール シャネル ルイヴィトン
ほとんど コピー品でした。
堂々と 背中で 風きって 闊歩している 姿は 哀れを 通り越して 惨めでしたね。
ティファニーも
このような方から ボロクソに 言われることは 名誉かも しれません。
私は ミーハーですから
ブランド品は 大好きです。
なんとかって 雑誌 う~ん LEON だった でしょうか?
美容院なんかに 必ず 置いてますよね?
アレなんか 観ると
雑誌の 中の 商品 まるごと 欲しく なりますもの。
で、
モデルの なんとか と云う イタリア人の 男性モデルの 顔を
自分と 置き換える んです。
こりゃ 俺には 似合わない
そんな こんな 減点法にて
結果、
私に 合うモノは ほぼ 無し!
物欲は あるん でしょうが、
自分を 識る ように なるんです。
歳を 重ね
良い品を 視る眼を 養う 努力を 怠らなければ。
今は
診療所 と 自宅に 居るのが 一番 幸せです。
ブランド品に 囲まれて 喜んでいる アホウではありません
自分を 落ち着かせてくれる 穏やかな 場で
仕事を し、
生活を する。
何が 欲しいかでも なく
心の 平和が 一番の 幸せだと