日別アーカイブ: 2020年8月4日

残念な夏

高校1年の夏休みに、

初めて訪れてから、

夏が来るたびに、

滋賀県の琵琶湖の東に位置する

安土城跡へと、

足が・向くのです。

最初の訪問の際の・光景とは、

随分と・様変わりした此処ですが、

今どきの整備され、

現代人の感覚で・修繕されている箇所が・少ないことに、

安堵するのです。

織田信長のファンでは・ありません。

むしろ、

太閤秀吉や、

徳川家康の方に、

人としての・魅力を感じています。

が、

安土城は・良い。

私にとっての・パワースポット・なのです。

天守台跡から見下ろす光景も、

随分と・変わってしまいました。

それでも、

此処に来るたびに、

1枚ずつ、

脱皮デキるような・気がしタンです。

ですから、

継続できたんでしょう。

今年は、

諦めました。

ただ、

10月から・再び、

大学に戻ります。

北陸自動車道を運転し、

給油以外は、1歩も・出ないと云う

通勤手段です。

その時に、

高速道路から、

此処の光景を・思い描こうと・思います。

新型コロナウィルスの出現によって、

本当に・嫌な時を・過ごさされますね。

 

 

消化デキない処置

学生時代の・夏休みなどは、

婦人科を開業する叔父の医院を・基地として、

遊び呆けて・過ごしていました。

院長室にて、

葉巻の煙の向こう側に、

叔父の・なんとも言えない・淋しそうな表情を

観る機会が・幾度となく・ありました。

そんな時、

私も・理解デキていました。

あぁ・人工中絶を・終えたのだと。

人の命を救う筈の医者が、

人の命を奪う処置を、

叔父は・当時でも・消化したくないと、

口にしていましたから。

先ほど、

根管治療を実施しつつ、

やはり、

パーフォレーションが・ありました。

前医は・気づいていた筈です。

巧妙に・隠蔽処置が・施されて・いましたから。

しかし、

直系2ミリほどの、

髄床底近くのパーフォレーションです。

保存する事はデキません。

抜歯に・切り替えたのです。

こういう際の、

患者さんへの説明、

そして、

歯を抜く・と云う処置への、

歯医者としての・敗北感は、

いつまで経っても、

消化デキません。

叔父を思い出しました。