月別アーカイブ: 2017年11月

奥歯のダイレクトボンディング修復

奥歯のダイレクトボンディング修復を

再び、

お見せしましょう。

最後方の歯は銀歯ですね。

その前の歯にはアマルガム修復が施されています。

残念ながら、

アマルガム周囲の歯質にクラックができて、

中に大きな虫歯が広がっています。

ラバーダム防湿環境下で、

無菌的治療を徹底します。

見かけによらず、

大きな穴でしょう?

静かに進行する慢性の虫歯はオッカナイのです。

で、

ダイレクトボンディング修復の完成です。

ダイレクトボンディング修復の歯の

隣の2本はセラミッククラウンのようですね。

これは私の名誉のために申し上げますが、

金属のクラウンも、

セラミッククラウンも、

私の仕事ではありません。

どうですか?

口腔内で直接、

ダイレクトボンディング修復した歯の方が、

自然感あると思いませんか?

いやはや

今日、

新患でお越しになられた女性の上の顎の

噛み合わせ面の写真です。

インプラントを入れる手術をお受けになられて

1週間ていどとのこと。

執刀した歯科医師は、

なぜ、

ご自身の患者さんから見放されてのかを

気づかねばなりません。

絶対に、

真っ直ぐに人工の歯が造れないこと位、

素人でも判る筈。

レントゲン所見は公開しません。

上顎洞底挙上手術の痕跡が写っています。

であるならば、

この位置にインプラントを入れる理由が

皆目分かりません。

序でに、

バイオスをお使いだったのでしょうか?

バイオスに異物が迷入する所見が見られます。

いやはや。

 

自分の身体よりも患者さんの身体の方が大切だから

若い歯科医師から求められて、

私の診療姿勢、

これも私愛用のカールツァイスの

拡大率が大き過ぎ、

今は廃盤となった8倍の拡大鏡を使っての

ワンショットを送って下さいとのこと。

で、

これです。

焦点距離が異常に小さいことから、

私は大きく屈み込まねばなりません。

頚が確実に傷みます。

色んな拡大鏡も持っていますよ。

が、

精度を追及するには

カールツァイスしか残りませんでした。

この時は今日お見せした奥歯のダイレクトボンディング修復の際の

歯面処理液を使っている最中です。

決して誉められた治療姿勢ではありません。

が、

自分の身体より、

患者さんの身体の方が大切なんだと、

良い方へとご理解下さい。

奥歯のダイレクトボンディング修復の可能性

凄い状態でしょ?

コンポジットレジン修復されておられます。

小臼歯のコンポジットレジン修復は形態不良。

大臼歯のコンポジットレジン修復は割れてますね。

小臼歯と大臼歯の間の大きな隙間、

どうする積もりだったのでしょうか?

最後方の歯は根の治療の最中。

ここで、

この患者さんは担当医を観限ったのです。

転院されてお越しになられました。

この患者さんは一口腔全体で、

治療計画を立てて計画的な歯科治療の必要がある症例です。

その場しのぎの治療は、

歯があっても、

快適に噛めないってことになりかねません。

今日は大臼歯のダイレクトボンディング修復を行いました。

コンポジットレジンの詰め変えだけでなく、

大幅に歯の形態を変える積もりです。

普通であれば、

セラミッククラウンを大概の歯科医院からは

お勧めされるに違いありません。

この段階でのセラミッククラウンは危険です。

歯列全体のコントロールが不十分だからです。

【削る治療】よりも【盛りあげて+】の

ダイレクトボンディング修復の出番です。

ラバーダム防湿下の無菌的治療は

虫歯の治療には必須です。

虫歯の治療、

神経を採る治療、

根の治療、

いずれも歯の内部を触る治療において、

ラバーダム防湿をしないのならば、

治療してもらわないのが良いでしょう。

また、

ラバーダム防湿をしないのならば、

保存治療などしてはなりません。

コンポジットレジンを除去しました。

褐色の部分が虫歯です。

虫歯検知液にて、

感染した虫歯のみを、

丁寧に丁寧に、

取り除きます。

で、

清潔な歯面に、

私の処方の手当てをして、

ダイレクトボンディング修復しました。

歯の概形のほとんどは、

素材を直接、

口腔内にて歯に盛りあげて創ります。

どうですか?

次は、

小臼歯のダイレクトボンディング修復。

で、

次いで、

最後方歯の根の治療の間に歯の位置を少しだけ動かせる

手当てを加えて、

連続した歯列を獲得してゆく積もりです。

今日のダイレクトボンディング修復は1本で1時間30分。

患者さんも大変ですよ。

長時間の歯科治療ですもの。

 

まっすぐ帰宅する訳は

診療が終わったら、

真っ直ぐに帰宅する訳は、

玄関戸の内側の土間にて、

マリリンが尻尾フリフリ。

そこから

もう、

まとわりついて。

自宅の2階部分がリビングなのですが、

階段を登ると、

ご覧の通り。

命の入れ歯

佳い笑顔でしょう?

総入れ歯の魔法です。

 

お顔の移り変わりは、

 

初診時です。

口腔内は、

ビックリしたモノでした。

仮の総入れ歯にて、

噛み合わせとお顔創りを着手し、

口唇の歪みが残っていますね。

ここからが歯科医師の腕の見せ処。

もう少しですね。

工夫して、

手当てに勤しみます。

人工の歯ですが、

私の命を封入しています。

人との関わり

今の若い人たちと接して思うに、

お行儀が良いのだなと。

それはそれで佳いのでしょうが、

私なんぞから言わせれば、

損だなと。

だって、

距離が縮まりませんもの。

その辺、

東京都吉祥寺開業の小出 明医師は、

可愛く感じさせてくれる若者です。

先生、天ぷら近藤行きたいんですが、

予約出来ないんです。

連れてって下さい。

よし!

で、早速手当てして、

小出君、次の上京時に、

内藤先生と奥方、そしてスタッフのお嬢さん方、

近藤の親父さんの目の前のカウンターと云うことで。

小出医師から大いに尊敬され、

面目躍如と云う塩梅。

このような付き合いが、

私は大切だと。

内藤先生は歯科医学における、

また、

人生全般において、

私の父親であり、

師匠です。

若い時分から、

内藤先生は私に対して、

私と小出医師のように接して下さったのです。

そんななか、

娘の通う中学から封書が届きました。

開封すると、

読売新聞でした。

娘が今後どのような人生を歩むのか。

が、

観ているんですね。

私ら医療人は、

常に紳士で在らねばなりませんね。

優秀なるマネージャー

今日も大きな症例が待っています。

治療以外の時間は、

まるで舞台を控えての、

リハーサルの連続のような暮らしです。

厳しい仕事に就いたモノだと。

食卓のテーブルが私の勉強机も兼ねています。

で、

いつもご覧の通り。

トイレに行くのも、

風呂へ入る時にも、

ご覧の通り。

金魚の糞のようなマリリンです。

6歳になりました。

早いモノですね。

私の日常の時刻管理は、

正確な体内時計を持つ、

この優秀なるマネージャーに管理されているのですよ。

命の入れ歯

毎日をインプラント治療とセラミック修復に追われています。

そんな私の緊張した精神を

癒してくれる治療が、

総入れ歯の治療です。

矛盾をお感じになられるかもしれません。

が、

私は総入れ歯の治療が好きなんです。

治療結果の全てが、

私の自己責任になります。

診断や治療技術の未熟さが、

即座に露見する治療。

それが総入れ歯の治療です。

無い処から、

全てを造りだすことの快感。

それはそれは、

ワクワクするもんです。

患者さんの方は、

良い迷惑かもしれません。

さっさと完成してくれい!

内心では、

そうお感じになられておられると感じる過程を、

必ず経験します。

それでも、

手順はキチンと踏むべきです。

私は正統派ですから。

で、

ある過程を過ぎた辺りから、

患者さんの心内に変化が生じます。

患者さんも楽しんでおられるのを

ビンビンと伝わりますもの。

このようにして、

完成した総入れ歯は、

私にとって、

患者さんにとっても、

命の入れ歯となるのです。

 

取り柄

午前から2時過ぎまで、

ずっとセラミック修復。

お昼休みなしで、

続いて、

総入れ歯の治療。

今は午後の5時前ですが、

今からインプラントの上部構造としての

メタルボンドクラウンの試適です。

治療に従事できることを幸せだと感じています。

それしか私には

何の取り柄もありませんから。