月別アーカイブ: 2015年12月

端で観てる程には

若い時分に散々と悪さの限りをしたせいでしょうか?

と、ふと考える時が在ります。

何故にこれ程までに、腹がたつと云うことはありませんか?

私なんか、端から観ていたら、良いな~!って想われているんでしょうが、

まったく以て、その様なことはありません。

それこそ、上をではなく、下を下をと云う目線で、自分で自分を慰めています。

そんなもんです。

が、不快感への対処法も徐々に学びました。

不快の基は、取り除くに限ります。

最低でも、見ない、聞かない、近寄らないは必須です。

人間関係においても同様です。

壊れそうな、或いは壊れた人間関係を修復することは無用と考えています。

其処まで努力するのなら、別の展開に苦労すべきと云う考えからです。

信頼感とは、無理して造るものではありません。

匂いの違う人とは、端からダメだと思っててと云う気持ちになったのも最近です。

苦労したんだと思いますよ。

期待は裏切られると知ってるからこそ、犬に寄り添うんだと思います。

こう見えても、私は自分がこうと思い込んだらテコでも動きません。

思い込むまでが、結構と大変なんですけど。

その辺は頑固な方だと思いますよ。

目標を決めたら、決して投げませんでしたから。

だからこそ、自力で叶えられる夢は実現出来たんだと思いますよ。

ただ、人が関わる場合には、話しは別物です。

人には其々の考え方や想いの違いが在りますので。

そういう時は、惜しいと云う気持ちを棄てて、

サッサと方向転換を図ることの重要性も、

ヤハリ苦労が教えてくれたんだと思いますよ。

泣いた数だけ、知恵がつくと云うのは本当なんだと。

私の仕事

既に来年の予定で、新患の予約も入って来ています。

私は新患の方以外にも、通院中の患者さんへ、しばしば電話をかけます。

ご不自由はないだろうか?歯は勿論、体調の方もと。

私の診療スタイルは独特です。

よくもまぁ長い間、患者さんが来て下さるモノだと感謝、感謝で過ごしています。

心配事が診療に関することならば、ユックリと相談役を務めさせて頂きます。

それが私の仕事ですから。

重い荷物は

それは出来ない、無理だと、四の五の言っていたならば、何にも出来ません。

新しい知見を得るためには、古い経験は棄てねばなりません。

生きて来た証しとしてのしがらみも、これと同じです。

責任も、ある時には視線をすこしばかり変えて観れば、

楽に荷が降りる気持ちになるでしょう。

この頃、私はその様に思うんですが。

散々努力したのにも係わらず報われないと感じたならば、

もう止めときましょう。

ストップ.ロス.オーダーの考え方を持ち込みましょう。

特に対人関係などの生きた人間が関わる場合には尚更です。

明らかに種族の違う人とは無理して合わせることはありません。

気苦労だけ増えて、結果、心の傷しか残りません。

思い出とは、良き関係を築けた人との間に出来る宝物です。

神様から頂いた貴重な財産である私らの限られた時間です。

重い荷物をサッサと下ろして、

先ずは先へ先へと歩いて下さい。

必ず、新しい何かが迎えてくれるでしょう。

立場が変わっても

この季節になると特に、

それでも1年に数回は、

夜中に、胸が押し潰されんばかりに苦しくなって、

布団を掻き退けて飛び起きる事を経験するのです。

訳ですか?

国家試験を控えての焦って狼狽していた頃の夢を観るのです。

遊んでばかりいましたので。

それはそれは焦りました。

怠惰な自分を責めて、後悔して‥‥。

もう大昔の事なのに。
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今では解ったような顔をして学生の前に立っていますが。

中身の方は、当時とそんなに変わっていない事は、

当人である私は百も承知しています。

それにしても月日の経過で、これ程までに立場が変わるとは。

笑っちゃいますよね。

学生諸君は、熱心に私の話を聞いてくれています。
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当時の私は居眠り症候群に罹患していましたので、

今の若い諸君は真面目なんですね!

ですから、尚のこと、

私らが手本になれるように努力しないと‼

と、学生諸君から逆にコチラの方が諭されている想いです。

写真が、日本歯科大学の学生諸君の近況です。

親御さん。安心して下さい。

皆、良い歯医者になるでしょう。

歳には勝てぬ!

数日前に、根管治療していた際に、

つい乗りに乗っての、

調子にのり過ぎて、

右腕と肩を壊したようです。

痛みが取れず、

誤魔化しながら使っていたのですが、

昨夕の手術の後に、

限界が来たようです。

マッサージに夜遅くまで、出掛けたのです。

未々、痛みが残っています。

私らの仕事を長い間続けていると、猫背になります。

学会の際など、駅のホームに行き交う人を眺めたら、

どの人が歯科医師であるのかが姿勢で解りますから。

明日は講習会です。

今日も、もう1度、マッサージへと。

つくづく歳をとったもんだと、

情けない想いです。

医学の使命

曾て、私が大学院に在籍していた頃の教官であった当時の準教授の山口先生と

ひょんな事から、新しい研究をご一緒させて頂くことになりました。

既に今は退職されて居られる先生ですが、

臨床家バカの私と、基礎医学の研究者である生物学の岡準教授の間に入って

研究のコーディネートをお願いしています。

私の記述に所々、赤字で訂正筆を入れて頂き、

昔に還った新鮮な心持ちになりました。

ヤンチャ坊主の私と、真面目を絵に描いたような岡準教授の間で、

ご苦労されておられる事でしょう。

私にとっては、経験ない新分野での研究に

ワクワク気分で、

一番にお気の毒なのは岡準教授。

私や保存学講座で検討を加える前研究を全て託されておられますので。

私らの使命は、患者さんを減らすこと。

それが医学の使命です。

興味の種

日本歯科大学の歯学会の会報誌の中の連載で、

大野粛英先生の記事を楽しみに拝読しています。

【江戸時代の歯科事情】

歯を磨く習慣は、仏教と共にインドから中国、朝鮮を経て、552年頃にわが国に伝えられたそうです。

また、江戸時代の庶民は歯痛の際の治療として、

何が一番ポピュラーだったか?と言えば、

笑っちゃいますよ。

神仏に祈るだそうです。

当時には既に、口中医と入れ歯師と云う職業が在りました。

が、庶民には費用的には高値の華であったようです。

入れ歯師は、仏具師が商売代えをして出来たようです。

等々、私らの仕事に関わる歴史や由縁を知るのは、

とても面白いと感じるンですが、それは私だけでしょうか。

後悔しても

昨夜は、気がつけば犬たち皆が私のベッドで爆睡中!

ヤハリ寒いンでしょうね。

我が家には6匹の犬がいます。

犬屋敷と言って良いでしょう。

トイ・プードルのマリンちゃん。

キャバリアのアール爺さんとティアラちゃん。

ラフ.コリーのラーシーちゃん。

ゴールデン.リトリバーのマリリン。

セント.バーナードの平蔵。

平蔵は未だ1歳にもならぬのに、マリリンの3倍程の大きさまで成長しました。

皆がベッドを占領したら、私の眠る場所はありません。

で、娘の2段ベッドの上の段に潜り込み、

なんで50も過ぎて、こんな処で眠らにゃならん!と思いつつ、

朝、ベッドを見上げる並んだ犬たちに起こされ、

1日の過ぎるのが速いもんだと、

そうこうしながら、歳を重ねていくんだと思います。

今日も遅くまで手術です。

今も、オールセラミック.クラウンを1時間ほどかけて調整して、セットし終わった処です。

もうしばらくすると、インプラントのアバットメントのセットの患者さんが来られます。

患者さんの合間を縫っての、ブログを綴ったり、山のように積んだ研究論文のための参考文献に眼を通したり。

今の生活を高校生の時分にしていたならば、

モット他の人生を歩んでいたのかもと、

今更、後悔しても始まらないのですが、

歯医者が、これ程までに勉強せねばならないとは、

当の私でさえも判りませんでした。

イヤハヤ、受験生の諸君!

今のうちに勉強しておいた方が、身のためですよ。

今年を振り返って

今年も余す処、一月を切る迄となりました。

一生懸命走った気持ちと、やり残した不完全燃焼な気持ちと、半々と言った処でしょうか?

例年より患者さんは多かった様に思います。

何事も統計を取るのが好きな私です。

昨年までの私の患者さんの平均年齢は68歳でした。

今年の初診だけで観れば、何と34歳と云う結果に。

従来からは考えられないほどに、若い方が多かった!と、驚いています。

治療希望の動機の7割がインプラント治療で、後は審美歯科治療でした。

年下の患者さんを治療する際に、私が最もコダワルことがあります。

皆さんが私の年齢に至る時には、私は引退していることを1番に考えます。

その時に、皆さんが健康な口腔であり続けれるように、

先の先を考えた治療方法を採用するようになりました。

また、キチンと歯科医の品定めが出来るようにと、

専門知識の理論武装を患者さんへ授けるようになりました。

私の患者さんの100%は、他所でのガッカリ歯科医不信のやり直し症例です。

誠実に、キチンとしても、駄目な時も在ります。

私らは神さまではありませんから。

但し、腹がたって仕方がないのは、

無知を知らず、己を知らず、

出来もしないことに手を出して、

金儲けのみに勤しむ輩の多い事です。

私らも人の子です。

お金も大切な生活の糧です。

が、私らは患者さんからお金を頂いた上に、

患者さんから【ありがとうございました】と言われる仕事です。

普通の商売であれば、逆にコチラから【ありがとうございます】と言わなければならんでしょう?

その辺りを、私ら歯科医は大いに考えるべきと思います。

誠実に、誠実に、丁寧に、丁寧にと。

但し、モンスターも時たまに観られますが。

これは別物でしょう。

私らは、毅然と、紳士で。

自分の流儀を確りと持つことです。

生活も質素に。

頂いた診療報酬は、患者さんに還元すべきと。

私の診療所を観て、

豪華で、内装費用が治療費に繁栄しているに違いない!

それだったら、診療機具に繁栄させるか、

治療費用を安くせぃ!

と云う陰口を叩かれたことも、私は知っています。

私の診療機具は、普通の一般的な歯科医院では、到底手が出せないでしょう。

私の使う材料を、使う機会はそうそう無いでしょう。

私の診療所の趣は、患者さんのプライバシーを徹底した結果と、

私の育った環境からの好みと、私の診療所を選んで下さる患者さんの品格からの賜物だと思ってます。

私の流儀が嫌なら、大勢の中に並んでの診療を選んでで良いではないかと、

私の責任以外の事には、関心ありません。

私は情熱の歯科医でありたいと、思っています。

それと同じくらいに、強気でとも、思っています。

それは、決して他人には見せない努力の結果でもあります。

私は残った私の時間を、患者さんに捧げたいと思っています。

歯科医が群れをなして、患者さんから頂いた貴重な診療報酬を政治献金する等といった行為を愚かと考えています。

国に診療報酬を押し付けられても、致し方ない歯科の現状と、悲しい気持ちで眺めています。

歯科医の仕事は、職人仕事。

個々で、黙って努力すべきと考えています。

来年は、研究が忙しくなりそうです。

少しでも、患者さんのお役にたちたいと、来年も頑張ってと、

ヤハリ情熱の歯科医でありたいと!

あぁ!情けない歯科の現状

朝刊の折り込み広告に、ふと、目がいきました。

歯科医院の新規開業の広告です。

私はモット、若い歯科医に元気を出して貰いたいと思っています。

私に脅威を感じさせてくれる位、上品で良いモノを見抜く眼を持った歯科医を待ち望んでいます。

品の無いのが多過ぎて、嫌になっちゃいます。

キッズ.スペース、訪問診療、あとは色々ございます!って、

結局は、特に他を凌駕する特長が無いってことの現れで。

歯科もスーパーマーケットみたいになって来たようです。

便利さと、精度、安全性、治療結果の善し悪しは、反比例すると

私は経験上、認識しました。

歯科医の仕事は、手作業の職人仕事です。

チェーン店や、何でも屋ではありません。

そういう人って、結局はおカネが好きなんでしょうね!

キラキラしたものよりも、

私はシカゴのドレイクやニューヨークのマークのような渋みのあるホテルの趣が好みです。

活け花も、一輪挿しの趣が好みです。

歯科の仕事には、美意識が重要だと思います。

大きな立て看板に、動物のイラストつきでなんか観たら、仰け反りそうになるんです。

玄関口に、電光掲示板のようなモノを見かけた時なんか、ぶっ飛びそうですね。

電気屋で洗濯機売ってんじゃねぇよ!と。

どうしたンでしょうか?

最近の歯医者は。