今年を振り返って


今年も余す処、一月を切る迄となりました。

一生懸命走った気持ちと、やり残した不完全燃焼な気持ちと、半々と言った処でしょうか?

例年より患者さんは多かった様に思います。

何事も統計を取るのが好きな私です。

昨年までの私の患者さんの平均年齢は68歳でした。

今年の初診だけで観れば、何と34歳と云う結果に。

従来からは考えられないほどに、若い方が多かった!と、驚いています。

治療希望の動機の7割がインプラント治療で、後は審美歯科治療でした。

年下の患者さんを治療する際に、私が最もコダワルことがあります。

皆さんが私の年齢に至る時には、私は引退していることを1番に考えます。

その時に、皆さんが健康な口腔であり続けれるように、

先の先を考えた治療方法を採用するようになりました。

また、キチンと歯科医の品定めが出来るようにと、

専門知識の理論武装を患者さんへ授けるようになりました。

私の患者さんの100%は、他所でのガッカリ歯科医不信のやり直し症例です。

誠実に、キチンとしても、駄目な時も在ります。

私らは神さまではありませんから。

但し、腹がたって仕方がないのは、

無知を知らず、己を知らず、

出来もしないことに手を出して、

金儲けのみに勤しむ輩の多い事です。

私らも人の子です。

お金も大切な生活の糧です。

が、私らは患者さんからお金を頂いた上に、

患者さんから【ありがとうございました】と言われる仕事です。

普通の商売であれば、逆にコチラから【ありがとうございます】と言わなければならんでしょう?

その辺りを、私ら歯科医は大いに考えるべきと思います。

誠実に、誠実に、丁寧に、丁寧にと。

但し、モンスターも時たまに観られますが。

これは別物でしょう。

私らは、毅然と、紳士で。

自分の流儀を確りと持つことです。

生活も質素に。

頂いた診療報酬は、患者さんに還元すべきと。

私の診療所を観て、

豪華で、内装費用が治療費に繁栄しているに違いない!

それだったら、診療機具に繁栄させるか、

治療費用を安くせぃ!

と云う陰口を叩かれたことも、私は知っています。

私の診療機具は、普通の一般的な歯科医院では、到底手が出せないでしょう。

私の使う材料を、使う機会はそうそう無いでしょう。

私の診療所の趣は、患者さんのプライバシーを徹底した結果と、

私の育った環境からの好みと、私の診療所を選んで下さる患者さんの品格からの賜物だと思ってます。

私の流儀が嫌なら、大勢の中に並んでの診療を選んでで良いではないかと、

私の責任以外の事には、関心ありません。

私は情熱の歯科医でありたいと、思っています。

それと同じくらいに、強気でとも、思っています。

それは、決して他人には見せない努力の結果でもあります。

私は残った私の時間を、患者さんに捧げたいと思っています。

歯科医が群れをなして、患者さんから頂いた貴重な診療報酬を政治献金する等といった行為を愚かと考えています。

国に診療報酬を押し付けられても、致し方ない歯科の現状と、悲しい気持ちで眺めています。

歯科医の仕事は、職人仕事。

個々で、黙って努力すべきと考えています。

来年は、研究が忙しくなりそうです。

少しでも、患者さんのお役にたちたいと、来年も頑張ってと、

ヤハリ情熱の歯科医でありたいと!