日別アーカイブ: 2013年10月10日

弥彦山

IMG_20120624_103843 讃岐に暮らす者は
屋島の姿に
安堵の気持ちを
覚えるに違いない。

 越後の人にとっての
屋島は、
さしずめ、弥彦と云った処であろう。

 越後の広大な平野に
足を踏み入れてみて
驚くのは
弥彦の山は
何処に居ても
視界の中に。

 弥彦の姿は
あたかも
子供を見守る
親の姿と云えよう。

越後の海

サンポートからの瀬戸の凪は
誠に心穏やかな一時を
与えてくれる。
 さしずめ、疲れた心を癒してくれる
安息場であるとも云えよう。
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 越後の海は大陸へと続く。
遥か向こうの大陸から
何かがやってくると期待させる
希望の海である。

 私は時に
大陸からの風を
全身で受ける為に
海辺へと
向かって行く。

 過去も、今も、
普遍を吹き飛ばす為に
身体を風に曝す。

 大きな空と大きな海から
いっぱいのエネルギーを蓄えて
身体の向きを
人里へと変えれば
背中を
広い厚い風が
押し、押し
もう一度頑張れと
もうひと押し。

歯を噛み締めてから

 人は長い人生のなかで
様々な逆境に出会う。

 自己を鼓舞させ
道なき道を
頭を垂れて
前へ前へと
足を一歩づつIMG_20120623_105345
進めていかねば
ならないのが
人生である。

 その様な時に私は
かの越後の覇王.謙信公の
産まれ育った山を
思いだし、
奥歯を噛み締めて
足を進めて
歩くのである。