カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

医療人の資格

医療関係の仕事を目指す若者たちへ。

これだけは、

肝に銘じていて欲しいと思います。

クールであることは、

とても大切な要件です。

しかし、

クールであることは、

冷静沈着であり、

平常心を保てると言うクールさです。

医療人には、

パッション、

情熱がなければ成り立ちません。

たゆまざる向上心も当然の要因です。

こんなモノだ、

この程度で良いや、

誰それがこう言う訳だから、

やる気が失せた。

そういう人は、

9時から5時までの事務職員でも

勤まらないでしょう。

医療人を目指す若者たち。

是非に、

インターネットで、

ナイチンゲールの言葉を調べてください。

心に響かないのであれば、

医療の道に入る資格はありません。

ナイチンゲールの著作を読めとは言いません。

が、

インターネット程度の知識は

最低限、

読んでください。

優しい気持ちを

誰にでも向けられる性格が、

奉仕の心なくして、

医療人を語る資格はありません。

次の段階に

新しいアイデアが浮かぶと、

何年かかけて、

私は準備に入ります。

治療法なら、

その小実験に着手します。

何年かかけて、

実際の治療法の具体化を系統立てるのです。

診療所のスタイルの変更、

これは、

私の理想の限りはありませんから。

そろそろ、

次の段階に入る積もりです。

私の診療所は進化を続けています。

携帯電話のデーターが!

高速道路のサービスエリアのトイレにて、

所用のところ

携帯電話のバイブレーション。

慌てていたら、

携帯電話がポトン!

データーが全て消えてしまいました。

ということで、

申し訳ありません。

お電話ください・皆さん!

マイクロスコープを使った歯科治療

テレビ番組のドラマのシーンで、

よく見かけるじゃあないですか。

オペ室で執刀中の、

医師と助手のやり取りが。

メス!

手慣れた助手は、

医師の掌の中に、

自然な向きで、

適切な器具を手渡してゆく。

私の治療においても、

全く同様です。

手術のみならず、

通常の歯科治療においても、

私はルーチンに、

マイクロスコープを使っていますので、

眼の焦点が、

大拡大野に合ってますので、

助手の手が持つ器具は

直ぐには全く見えないのです。

焦点が戻らないのです。

ですから、

助手は大変だと思います。

私の使う道具と材料は、

年々、

複雑になっていますので。

昨日の根管充填も、

2年前なら、

断念していたでしょう。

55歳になっても、

まだまだ進歩するってのは、

結構、

自分の身体と心に、

鞭を入れてるのですよ。

優雅に見えても

ゴールデンウィークだからでしょうか?

突然、

知人が診療所を訪問して下さいました。

1日に数人しか診療しないスタイルと、

知人は知っています。

恐らく、

優雅な診療生活をと、

思ったに相違ありません。

同業者の皆さんから、

そう言われてきましたので。

が、

知人は驚いていたようです。

私の仕事の忙しさに。

ほとんど、

院長室でゆっくりなど出来ません。

その間、

5分といった処ですから。

その間にも、

電話の返事や、

メールの返送、

で、

細切れ執筆方法によるブログ書き。

お一人の患者さんの診察が終わる

少し前には、

次の患者さんが、

待合室にて。

慌てて、

早々に、

お出かけになりました。

本当に申し訳ありません。

予め、

アポを頂いていたら、

ゆっくりお話しできましたのに。

スタッフも、

そんな私のサポートをする訳です。

仕事の段取りの仕方で、

仕事の出来る、出来ないが解ります。

私のスタッフの段取りは

1流だと思います。

今日はお二人ほど、

根管治療を進めていました。

次は、

インプラント修復の噛み合わせの調整です。

で、

珍しく、

その後に、

お二人ほど、

根管治療の患者さんです。

今夜は床にバタン.キュウーだと思います。

 

根管治療の進め方

今日は、

根管治療を中心とした

プログラムで過ごす予定です。

私の考え方ですが、

根管治療は、

何回も何回も、

チョコチョコ触って、

長引かせるのは、

絶対にダメだと。

2回から3回までで、

一気に勝負する。

1回目で、

根管の中を徹底的に綺麗にして、

2回目で、

根管充填で終了。

難症例なら、

2回目で、

水酸化カルシウムを根管に充填して、

3ヵ月ほど、

経過観察して、

3回目で、

根管充填。

今では、

根管の先端まで、

マイクロスコープで観察できますから、

少し前の私の根管治療よりも、

考えられない位に、

長時間を要するのです。

根管の詳細まで、

視えるので、

根管の貼薬の考え方も、

私独自のモノとなりました。

医師や歯科医師、薬剤師などの医療関係者が

私の患者さんには多いのですが、

皆さんには、

よく理解して頂いていると思います。

歯を長持ちさせるためには、

根管治療を避けては通れない患者さんが多いのが現実です。

 

ゴールデンウィークの過ごしかた

ゴールデンウィークも、

カレンダー通り、

診療所を開けています。

でも、

連休って、

嫌なんです。

手を休ませると、

逆に、

身体が嫌がるんです。

肩や腕が、

痛くて痛くて。

普段は、

駆使し過ぎていることに

気がつかないのでしょう。

痛みはツラいが、

身体への、

ご褒美だと思い直して、

無理やり、

休養と言った処でしょう。

昨日は、

先祖の墓の掃除へと。

高松市郊外の田畑に囲まれた

長閑な処にあります。

土と草木の匂いを

鼻腔いっぱいに感じて、

草を手で、

1っ本づつ、

抜きながら、

休むと云うことを

満喫していました。

それでも、

午後からは、

診療所へと出向き、

実験の経過を楽しんでいた私です。

祈りの医療

自然科学の世界に身を置くからこそ、

人文科学をも嗜むことが肝要なんです。

カントやデカルトをも、

読んで、

それでも信仰を持つ。

その辺りは、

島国農耕民族である日本人にはない、

西洋人の奥深いメンタリティを

西洋の医師のなかに

日頃の付き合いから感じます。

歯科医師として、

誠実に、

歯と向き合ってきた自負はあります。

自分の家族にしたい治療を患者さんへ、

そんなモンは、

哲学でも、

何でもありません。

人の当たり前の道ですよ。

道徳です。

誰それだけの、

特別な崇高な精神でも

何でもありません。

こういう時の

言葉なり単語の使い方って、

教養とか、

育ちの違いから

変わるんでしょう。

科学を学べば学ぶほどに、

目には見えない偉大な力を

感じざるを得ない。

で、

それが、

禅宗でも、

ヒンズー教でも、

私の場合は、

カトリックに行きついたのですが、

日々の治療の中で、

手を動かしながら、

患者さんのために、

祈りを捧げるのです。

それが、

私がたどり着いた、

医師の心ともでも言えましょうか。

キリスト教だって!

カトリックだって!

三枝は、とうとう頭が狂ったぞ!

てな台詞も、

耳に入ります。

ただ、

それって、

同業者だけなんですよ。

不思議ですね。

私の気持ちは、

歯で本当にご苦労されている方には、

シッカリと伝わるモノなんです。

私の意地みたいなモノですからね

つい、

この間の、

3月31日の、

カトリック最大のお祭りである

復活祭の夜、

 

私は洗礼を受けました。

隣に居られる修道女は、

岡山県のノートルダム学園の校長先生である

三宅シスターです。

この日を

私はずっと待っていたように思います。

ミサの儀式の中の、

イエスキリストが、

捕らわれの身になる

前の夜に、

弟子たちを集めて、

仰せになります。

パンを取り、

これを割って食べなさい。

これは私の身体。

食事の終わりに盃を取り、

仰せになりました。

これを飲みなさい。

これは私の血の盃である。

その台詞、台詞は、

この夜は、

四国地区の司教さまが

役割を演じておられました。

私は、

この司教さまのミサは

崇高な味わいがあって、

楽しみにしています。

私は本当に果報者です。

好きな仕事に就けて、

自分のスタイルを貫いて、

今日まで、

で、

信仰も、

自分の信念に乗っ取り、

葬式の進行プログラムも、

息子と神父さんに、

こんこんと、

くどく、

お願いしているのです。

好きな讃美歌と、

聖マリアさまへの祈りの中でと。

自分の流儀を貫き通した

我が儘坊やとしての

意地みたいなモノがあるんですよ。

 

根管治療の大原則

根管治療を行うのならば、

無菌的処置は不可欠です。

その【初歩の初歩的手順】は、

ラバーダム防湿です。

ラバーダム防湿なくして、

最新鋭のニッケルチタンファイルを駆使した治療をしても、

それは元の木阿弥。

バイ菌の中での治療ですから。

一言で云えば、

無駄だと言えます。

歯冠部分の崩壊が大きく、

ラバーダムの留め金が架からないと云う

言い訳は言語道断です。

その前処置として

様々な治療を行うべきです。

手洗いしないで、

手術場に立ち、

メスを持つ外科医はいません。

同じように、

ラバーダム防湿なくして、

根管治療はあり得ないのです。

嘘だと思うなら、

根管治療で飯を食っている根管治療専門医に

聞いて下さい。

あるいは、

50年も前の根管治療の教科書の

第1項を開いて読んで下さい。

無菌的治療の大切さ。

ラバーダム防湿が当たり前の手順であること。

55歳の私も、

歯科大生時代の講義や実習では、

そう教育を受けました。

教官となった今でも、

私らは、

当時と全く変わらず、

同じように指導を徹底しています。

何故しない?

私には解りません。

ホラ!

ラバーダム防湿の留め金の架からないほど、

歯冠の崩壊した症例は、

私もしばしばです。

このような症例には、

矯正的に引っ張り出す方法もありますし、

いっぱい方法はあるんですよ。

今回は、

外科的な手当てを行いました。

角化歯肉の幅が広くない症例です。

ついでに、

その幅も増えるような手術方法を使いました。

ねっ?

歯が随分と露出したでしょう?

で、

即座に、

ラバーダム防湿にて、

根管治療。

出来ないと云うまえに、

やって下さい。