カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

謙虚さの・すすめ

虫歯が進行しても、

神経を採る治療をしないで

済むように、

なりましたのは、

経験上からの、

知恵と技術の賜物だと、

手前味噌になりますが、

患者さんサイドからの視点においても、

私ら歯科医師側の視点においても、

とても良い事だと。

活きている歯の治療は、

ほとんどが、

ダイレクト・ボンディング修復です。

クラウン修復の1歩、

手前の治療であることが、

とても、とても重要なんです。

よほどの理由がなければ、

被せたくはアリません。

根管治療は、

1日に1症例と、

今は決めています。

ですから、

根管治療は毎日ですね。

私は根管治療はキラいです。

だって、

誰かが、

既に、

根管の中を触っている訳ですから。

どのような薬剤を使ったのかも、

今となっては判らないのですよ。

マイクロスコープで見える・見える

なんて、

喜んでいるうちは、

気が楽でしょう。

根管治療の怖さは、

計り知れないのですよ。

根管の中をCTで観たって、

そこまで、

手で触れれません。

網の目のように、

蜘蛛の巣のように、

アッチ・コッチまで、

神経は絡み合っています。

ですから、

本音で、

FCを今でも、

たった1回きり、

ソレも、

貼薬したあと、

翌週には、

根管充填です。

薬剤って、

歯の象牙質には、

毒気が効いてるんですよ。

人の身体の恒常性によって、

歯科治療は成り立ってルンだと思います。

そういう意味合いにおいて、

歯科医師は謙虚でないと。

私の専攻が【歯科保存学】

で、

あること、

から、

なを更に、

そう感じるンです。

 

真面目に考える時が来た

ポストから、

はみ出すほど大きな郵便物。

???

開封すると、

黄色いタウンページでした。

歯科の項目を開いて、

アッケにとられました。

最早、

電話番号を調べる冊子ではなく、

コレは、

事業用の広告です。

集客の手段だと。

この広告費用が、

治療費に乗っかかってくることを、

みなさんはお判りでしょうか?

CT完備、

マイクロスコープ使用。

でっ?

誠実で確実、丁寧な手当て。

確かな経験と実績。

コレは文章化できません。

私は自身のホームページで、

自己主張する立場をとっています。

集客の手段を

私は求めていません。

本当に歯で困った患者さんは、

探してでも、

来て下さいますよ。

でも、

どうしてでしょう?

タウンページの営業が、

数年前から、

ピタリと、

無くなりました。

断っていたからでしょうか?

だって、

数十万もするんですよ。

そう言えば、

新しい患者さんが、

初診の際に、

前の歯科医師から持たされたCTのディスクを

持って来られます。

一応は、

目を通します。

で、

画像のクオリティは、

ほぼ全滅ですね。

診断の手段としては、

使えません。

機械を使いこなす脳髄が

育っていないのかも。

歯とか骨って、

微妙な生き物ですからね。

機械購入する費用を、

先ずは、

自己研鑽のために使えば良いのに。

お節介ですが。

ソレはそうと、

大学病院って、

健康保険の治療が多いんです。

たまたま、

生きてゆく過程で、

私の診療所は自費治療専門になりました。

でも、

健康保険の範囲でも、

ある程度の質を保った良い治療はできますよ!

あくまでも、

歯科医師が私ならの話しですが。

一層のこと、

もう1軒、

私がプロデュースする健康保険の歯科医院を

新たに造りましょうか!

三枝デンタルオフィスは、

本当に歯で困った患者さんの歯科医院です。

普通に歯科治療なら、

健康保険の範囲で十分できると思います。

だって、

私も若い頃は、

健康保険主体の歯科治療してましたもの。

大学病院で、

若手から中堅クラスの歯科医師を多く観ています。

みんな熱心に、

就いてきてくれてます。

最初は、

カルチャー・ショックだった様ですが。

医療は、

商売が前面に出てはイケマセン。

ハシタナイでしょっ。

私らが、

お金を頂きながら、

患者さんから、

ありがとうございますと、

言われる意味の重さを、

ソコが肝腎なのです。

患者さんのため。

だって、

そうでしょっ!

私らは医療人なんですから。

 

 

故郷

治療のチョッとした合間に、

院長室で腰かけていた際に、

ふと、

幼い頃、

と言っても、

小学校に上がる前の記憶が

蘇ってくることが在ります。

そんな記憶曖昧な大昔をと、

訝しく思うですが、

なぜ、

当時の記憶なのでしょう?

沈む夕陽が映える瀬戸の凪と岬の光景や、

鼻腔に蘇る空気の匂い。

つい、

う~・さ~・ぎ~・

恋しぃ~・

かの山ぁ~。

自慢の喉を唸らせる私。

昔の唄って、

つくづく良いモンだと。

功成り、

名を成そうと、

田舎から出でし少年が、

都会で青春期を過ごし、

ブルドーザーなみの馬力で、

世間の中を生きてきた。

振り返る余裕などなかったと、

前へ、

前へと、

進んできたモノの、

フとした調子に、

立ち止まってみる。

そんな歳になったのだと思います。

大東京に暮らす田舎出身者の多くも、

おそらく、

私と変わらない感傷めいた時を

迎える機会もあるでしょう。

新潟の文豪が、

故郷は語ることなし、

だと。

語らずとも、

故郷は、

脳裏と心内に

いつも一緒に居るのですから。

 

休日の過ごし方

日曜日は、

完全休暇とすることに。

で、

昨日は、

午前中は洗車。

丁寧ですよ。

内装張りの継ぎ目は、

真新しい歯ブラシにて。

床カーペットは、

粘着テープとハエ叩きにて。

変な話しナンですが、

車の外装の汚れには無頓着なのです。

だって、

走っていたら、

汚れるのは当たり前じゃないですか?

ソレにひきかえて、

中の汚れは、

私はダメなんです。

こういう性格ですから、

富豪とは無縁でしょうね。

午後からは、

読書。

塩野七生女史の書籍を

噴き出しながら。

読む場所が、

テーブルから、

ソファー、

床、

ベッドへと、

移動しつつも、

書籍はシッカリと左の掌の上に。

頭の表皮が、

ほぐれて、

リラックスするような気分になる女史の書籍。

夜も暮れて、

あ~オモシロかった!

と、

一息つける、

良い書籍と休日の関係。

本当に困った時の歯科医院

つい先日、

私より10歳ほど年長の、

女性の歯科医師の患者さんから、

根管治療にも

ピンからキリまで在ることが

判りました。

と、

しみじみ、

言われた際には、

嬉しかった。

相手が誰であれ、

治療をお引き受けしたならば、

私は情熱の歯科医師となります。

手先に、

全エネルギーを集中させて、

五感は、

指の先の先へと。

プロって、

そういう性なのだと思います。

その女医さんから、

再び、

言われました。

反省しました。

いつも患者さんに言っていることなのに。

ソレは、

プラーク・コントロールです。

歯磨きですよ。

今、

コレもまた歯科医師であるご令嬢と、

歯ブラシを手に、

三枝式ブラッシング法を

取得して頂いています。

この女医さんたちから、

その歯科医院の患者さんたちへと、

私の歯科医療の一部だけでも構いません。

より良い歯科医療が、

繋がって欲しいと、

そんな気持ちで。

本当に歯で困った患者さんの

最後の砦としての経験は、

書籍上の理屈とは、

違ってるんですよ。

 

総合診療歯科

この春から、

中学校に上がるお嬢ちゃんが、

お母さんに連れられて、

お越しになられたのです。

成長期の女の子の歯科治療は、

ある意味、

さまざまなことを

配慮しなければなりません。

グググっと、

子供から大人へと、

変身するからです。

特に私の仕事は、

上下顎の成長度合いを計算に入れておきませんと。

私の診療所へ、

お子さんをお連れになるくらいですから、

健康意識の高いお母さんです。

お嬢ちゃんの顎のラインを触診しつつ、

いつものように顎の関節を丁寧に触診。

口腔内を拝見し、

少しだけ、

頤に手をあてて、

ちょっと、

お口を開けて。

で、

少し閉じさせて。

お鼻がお悪いようだと感じ、

耳鼻咽喉科も紹介させて頂くことに。

私の診たて・ですか?

黙って座っていたお嬢ちゃんでしたが、

当てってますよ。

 

灯台もと暗し

浅草の浅草寺界隈なんかじゃ、

当たり前だと、

思っていたんですが、

こんな高松市のような田舎街でさえも、

海外からの、

観光の方ナンでしょうか?

でも、

わざわざ日本にまで

脚を運んで頂いて、

なにゆえに高松市ナンでしょうか?

どこ観るんでしょう?

そんなこと言ったら、

身も蓋もありませんが。

診療所の数件ならびのコンビニエンスストアには、

朝ともなれば、

いっぱいの海外からの方たちでしょう。

賑やかなこと。

友人が訪ねてきた際にも、

なかなかホテルがとれなかったとのこと。

私だけが知らないのかもしれません。

高松市って観光地なんですね。

長寿の条件

開業して何十年も経ちます。

私の診療所へ、

長期のメンテナンスを受診する高齢者の患者さんは、

とてもとても多いのですよ。

60代の時にインプラント治療をし、

20年経ったら、

もう80代ですもの。

70代の時に、

入れ歯治療をして、

20年経ったら、

90代ですもの。

私の診療所にお越しなるということは、

階段ですから、

みなさんが、

シッカリと、

階段を歩いて、

登れるってことです。

お元気でいらっしゃる。

このような私の高齢者の患者さんは、

みなさんがおしゃべり好きです。

ですから、

いっぱい、

色んなことを教えて下さいます。

で、

伺ってみたのです。

共通することを見つけました。

ソレは、

牛肉の赤身を好んで召し上がってらっしゃる。

ソレと、

早寝・早起き。

あとは、

ゆっくりと入浴。

くよくよタイプの方、

ナんとか・なるさタイプの方、

几帳面な方、

色んな高齢者の患者さん。

御性格はズッと相変わらず。

でも、

この3習慣は、

みなさん共通!

無論、

歯の調子は、

入れ歯だろうが、

インプラントだろうが、

ご自身の歯だろうが、

私・三枝が診てきた患者さんたちです。

みなさんは

シッカリと、

美味しく、

召し上がっていらっしゃる。

このような事実から、

私は自身の生活態度を

遅まきながら、

一変したのです。

 

飯食ってるか?の訳

最近は、

30代、40代の、

今までの三枝デンタルオフィスからは、

考えラレないくらいの、

若い患者さんが増えました。

歯に対する意識が高まったのか、

はたまた、

お若いにもかかわらず、

折れた歯根、

割れたセラミック・クラウン、

インプラント治療の不具合。

根を突き破ったファイバー・ポスト、

そんな現状であることが、

悲しい処でもあります。

治療を重ねる度に、

若い患者さんたちの緊張も解れるんでしょうね。

私も、

お顔を拝見する度に、

飯は食ってるか?

みなさんから、

いつも同じ台詞だと笑われます。

そうなんです。

私が若い時分。

既に歯科医師になっていた頃も、

収入のほとんどを、

講習会の受講費用なり、

旅費宿泊費、

機材購入費に費やし、

書籍代も馬鹿になりませんでしょう。

渡米。渡欧の際には収入は皆無です。

海外で、

レストランなどには入れませんでした。

ダイナーでもですよ。

大きなパンを数日で。

大きなミルクの瓶。

硬い野菜を紙袋に。

味わう処より、

空腹をまぎらわせるもの。

国内に居る時でも、

贅沢など縁遠い。

30過ぎになって娘のために

CDラジカセ買えた時には、

嬉しかったですもの。

そんな暮らし向きが、

30代の半ばまでは、

確実に続いていました。

歯医者さんはお金持ちという風潮、

私は実感なかったです。

でも、

充実していました。

歯科医学の吸収のためには、

収入の大半をつぎ込んでいました。

ですから、

若い患者さんを診るに、

つい、

飯食ってるか?

 

考える歯科治療

先のブログを更新すると、

早速に、

日本歯科大学新潟病院の三富技工士から。

で、

ヒントをお送りしましょう!

治療後20年経過した患者さんです。

上顎は総入れ歯。

下顎はインプラント2本埋入。

で、

バー・アタッチメントを装着。

その上に総入れ歯。

噛む面には、

私の総入れ歯の特徴である金属加工は

あえて、

していません。

ソレで、

噛む接触点は、

今でもご覧の通り。

磨耗してません。

コレが噛み合わせ治療の極意です。

コレがヒントです。

さぁて、

頑張って考えて!