カテゴリー別アーカイブ: ただの日記

ゴールド修復

白い歯・セラミック修復・全盛期の昨今です。

しかし、

他人目には・見えない上の最後方の奥歯の・

修復治療においては、

私は【ゴールド修復】が・好きです。

見た目以外の、

適合性、噛み心地・耐久性では、

ゴールド修復を否定する・歯科技工士は・居ないでしょう。

作り手が・そうですから。

私の口腔内の奥歯の治療でも、

主治医の新海教授は、

迷わず・ゴールド修復を選択していましたから。

今、

高齢者の女性の・上の最後方の奥歯に、

セットしたばかりの・ゴールド修復です。

まだ、

硬化余剰セメントを除去していない、

セット・ほやほやの所見です。

次回・来院時には、

修復物と歯質との境目を、

ピッタリと、

擦り合わせ作業を行います。

高齢者は・唾液分泌機能が低下します。

そのために、

虫歯が・出来やすくなります。

ピッタリと適合するゴールド修復は、

2次う蝕抑制の観点からも・優れています。

また、

高齢者は運動機能が低下します。

修復物の調整の際に、

微妙なタッチが・し難いのです。

柔らかいゴールド修復です。

私の・至らない処を、

素材が補ってくれます。

見た目も・大切ですが、

私はゴールド修復が・好きです。

【メタルフリーの歯科治療】

私は全面的には・賛同できません。

 

 

ラバーダム防湿法

虫歯治療や根管治療の際に、

当たり前のように【ラバーダム防湿】を行います。

でも、

新しくお越しになられた患者さんは、

驚かれます。

初めてですと。

いえいえ、

私の学生時代から、

ラバーダム防湿法は歯科保存学では、

当たり前の治療法でしたよ。

日本歯科大学・新潟病院での、

普通の光景です。

5年生の病院実習です。

水橋准教授が指導しています。

学生さんには、

私のブログに載せることの許可を頂いての

写真撮影です。

親御さんが、

御子息の近況に安堵して下さるでしょう。

日本歯科大学では、

当たり前のように・

学生さんでも・

直ぐにラバーダム防湿法を実践できるように・指導しています。

親御さんからお預かりした学生さんが、

近い将来、

歯科医師として旅立たれた際に、

少なくとも、

ウチの卒業生は、

当たり前のように・

ラバーダム防湿法を実践できるンです。

そのくらい・普通の治療ナンですよ。

若いのに・インプラントのエキスパートと自信を持つのも・良いですが・

厚生労働省がホームページの規制に・

乗り出した訳が・

良く理解できるのです。

ホームページなどで、

インプラント経験症例数・数千本って記載している歯科医師を見かけます。

趣味でドラムを叩くのは微笑ましいことですが、

医療に関して【ホラ】を吹いては・イケマセン。

私はインプラント業界30年です。

インプラントの黎明期から、

インプラントメーカーと二人三脚で、

インプラントの普及に努めてきた自負が・あります。

何処の医院のインプラントが・どの程度の症例数なのか・なんて、

直ぐに判るモンです。

また、

自分の経験を踏まえても・です。

インプラント治療も経験は・必要です。

ただ・数では・ありません。

正確な手順を踏んで、

正しいインプラント治療が行えたか・どうかの数が・

本当は大切なのです。

上の顎には・歯が全く・ありません。

75歳の女性です。

食べる楽しみの・お手伝いも大切ですが、

老衰を迎えた時も・考慮して、

インプラント治療を行うことが、

歯科医師の責務です。

あくまでも【正統派】の総入れ歯をお造りさせて頂いて、

その上で、

総入れ歯の支えとして、

インプラント治療と併用した総入れ歯治療に・しました。

高齢者の特徴として、

若い頃のように・上手く【摂食・嚥下】運動が、

徐々に・できなくなります。

そのような時に、

インプラント治療と総入れ歯治療の併用は、

大きな【救世主】に・なります。

虫歯治療には・虫歯治療の原理原則が。

高齢者医療においても、原理原則が。

そのために、

私たち歯科医師は・沢山の治療オプションを持たねば・なりません。

 

気分転換には・ダイレクトボンディング修復が効果的

最近の原稿のことで、

脳ミソが・飽和状態です。

ヘアスタイルを気にする・余裕もありません。

頭の中が【いっぱい・いっぱい】になった時にこそ・

ダイレクトボンディング修復です。

【無心の境地】になれますから。

奥の銀歯の中は・虫歯で・いっぱいです。

手前の奥歯は・私のダイレクトボンディング修復です。

今日は・この銀歯に・ダイレクトボンディング修復。

スッキリ・しましたね。

ダイレクトボンディング修復

締め切り・迫る・切迫した原稿の締め日を前に、

捻り鉢巻きで、

症例写真を選んでいました。

写真の数から云うと数千枚近く・ありました。

その中から20枚程度の写真を・選んで、

今夜、

診療が終わってから・一気呵成に原稿を仕上げる積もりです。

で、

写真を眺めながら、

私独自のダイレクトボンディング修復の【規則】に

気づいたのです。

知らず知らずのうちに、

ゴールド修復、セラミック修復と、

ダイレクトボンディング修復の適応選択していた結果の、

日々の診療だったことに・気づいたのです。

私はセラミック・インレー修復やレジン・インレー修復は

絶対に・しません。

患者さんのために有益な治療方法だと・考えないからです。

その辺りは、

高度な専門的な話しになりますから、

ここでは・語りません。

が、

セラミック・インレー修復とレジン・インレー修復は、

詰めた修復ぶつが・歯の色擬き・程度だけが利点であり、

後は・ナンの・取り得もない・代物だと・思っています。

コレって・なんだか・お判りですか?

最近・流行りのデジタル化の象徴。

光学カメラ印象にて、

コンピューターが設計し、

ミリングマシーンで削りだして製作された・セラミック・インレー修復です。

凄まじい・形態です!

この技工物を患者さんに、

実際に・セットした歯科医師が居るンです。

無論、

口腔内で・直接に、

ダイレクトボンディング修復しました。

AIに、繊細な歯科医師の手先は、

まだまだ負けませんよ!

まるで小説家

今日は終日、

パソコンの画面と・ニラメッコしています。

ホームページの【症例】の綱目をリニューアルしなければ・なりません。

法律の改正のため、

多くの規制が決まったからです。

術前・術後の症例提示は・全面禁止。

私は、育ちが良いので・そんな下品な振るまいは、

頼まれても・嫌ですが、

【患者さんからの感謝の声】は、当たり前・全面禁止。

コレって、患者さんのプライバシーを・どう思ってるんでしょう?

【最新】【最善】など・といった【不明確】な【単語】も・全面禁止。

【審美歯科】など、

国の定めた【歯科】【小児歯科】【口腔外科】【矯正歯科】以外は・全面禁止。

などなど。

とにかく【広告】めいた表示は・全面禁止。

単純に考えれば、

ホームページで各歯科医院の特徴が全く・表現できない!

そんな意見も・多く耳にします。

そうでしょうか?

厚生労働省は、歯科医院の現状を正確に把握していると、

私は・評価しています。

他人ごとには・全く無関心な私ですが、

現状の歯科医院のホームページの中で、

低俗極まりない・嘘八百八町の・オンパレードだと、

情けない想いで・閲覧するモノも・多いからです。

普段の治療がありますから、

修正しては・役所に指導して頂き、

順次・少しずつ・手直しに着手しています。

で、

最後の【症例提示】のメインテーマの修正に・取り組んで・います。

役所は大変・親切に対応して下さっています。

私の歯科治療の特徴を・厚生労働省の意向に沿う形で、

誠実にお伝えできればと・考えています。

11月の10日過ぎには、ご披露できると考えています。

ソレと並行しながら、

ダイレクトボンディング修復の出版原稿と症例写真と・ニラメッコ。

これは・尻に火が点いています。

既にパンツは・焼き焦げ、

尻の表皮は火傷するくらいの、

切迫した状況です。

早朝から深夜まで・今日は五木寛之氏になった積もりで、

頑張ります!

 

 

歯科治療における光学印象法

歯科治療の中で【歯型を採る】テクニックは、

とても大きな肝腎処です。

この作業の【精度】で、

歯の寿命が大きく変わるからです。

繰り返し・申し上げます。

【歯型採り】のテクニックの【精度】が【歯の寿命】を左右する。

ですから、

この印象採得と呼ばれる手順は、

歯科医師としての【プライド】にかかわるモノだと。

デジタル化の波が歯科界にも

例外なく押し寄せて来ています。

光学カメラで削った歯の写真を撮影し、

これまでの印象採得に取って代わる機械が、

次々と発売され始めました。

初診の患者さんの口腔内からも、

このシステムを利用し製作された修復を

しばしば観る機会も・増えました。

で、

私の考えを・申し上げます。

未だ・実用段階には・至っていない。

玩具程度の精度で時期尚早ある。

このシステムを使用している歯科医師の性格は、

とても・お人好しで良い人柄・ナンだと思います。

が、

仕事とは、

鬼の心も持たねば・なりません。

特に【歯の寿命】にかかわる手順。

臨床的判断基準の低下からか、

ソレとも?

なぜ・このような陳腐な機械を使う必要があるんでしょう?

私には・皆目・判りません。

歯科医師の手先は、歯科医師の命です。

歯科医師の眼は、歯科医師の命です。

機械に委せる訳には・いきません。

 

危機一髪?

最近ブログの更新が出来て・いません。

と云うのは、

書ける状態では・なかったのです。

某出版社から【保存治療を配慮した・ダイレクトボンディング修復】

と云う専門書の執筆を依頼された処までは・良かったのですが、

コロッと忘れていたのです。

で、

共同執筆者の日本歯科大学歯科保存学講座の新海教授は、

とうに原稿を仕上げたことを知り、

編集長から、尻を叩かれたと云う塩梅。

想いおこせば20代後半、

博士論文が・締め切り当日のギリギリまでかかったことから、

ナンにも成長していないんだなと。

ただ、

言い訳ではありませんが、

日常が忙しい過ぎるンです。

消費税増税に伴って、

私の処のような【自費治療専門書の歯科医院】って、

患者さんが・激減するだろうと・腹をくくっていたんです。

が、

結果は真反対。

何処の歯科医院に行っても、

今日日の歯医者は【高い治療を】勧めてくるんだそうです。

どうせ・高い治療費を払うんなら、

専門の処でって。

消費税増税前の駆け込み需要の患者さんは、

お越しになりませんでした。

私は【急ぎ働き】は・しませんことを

世間の方は・ご存知ナンだと思いました。

今ですか?

申し訳ありませんが、

初診の患者さんの8割は・お断りしています。

今まで通って来て下さっている患者さんの治療に責任がありますもの。

私が診療室の電話に出て、

たまたま初診の男性だったンです。

申し訳ありません。

今、ご希望のお時間を採ることが・できませんと。

ガシャンと・電話を切られました。

横で患者さんが、先生も断るんだ!

そうだよ。

雰囲気で判るもの。

だって、〇〇さんにも断ったじゃないですか?

で、

私に泣いて頼んだんじゃない!

あぁ・そうだった!

しかし・思い出せば・あの歯医者、

私の口の中をメチャクチャにして!

まぁまぁ・良くなったから、もう良いでしょ?

でも先生、

今の患者さん・どうして断ったの?

それはね、

ありありと・伝わってきたの。

歯科医師の技術水準の差を判っていないんだなと。

だからね、

電話ガシャンでしたよ。

!!!!

うそ!

ねっ・私の患者さんには、

そういう方って・いませんから。

外出先でも、

それこそレストランであっても、

先ずは・相手の都合を聞く。

だって・相手にも都合が・ありますからね。

それでも・と云うなら、

ナンとか・なりませんか?

って・そうなりませんか?

自分の都合ばかり主調される方って、

受ける側から言うと・迷惑な方ナンです。

特に【治療】は、

医者と患者さんの・共同作業ですから。

私もベテランですよ。

一声聴いただけで・瞬間に判るモンです。

私が1日に診察できる患者さんの数って、

余所の数十分の一ていどでしょ。

それでも、

私は1日中、

動き回っています。

その辺の歯科医院と一緒にするなって、

私は自分の診療所と患者さんに【自信】を持っています。

原稿完成まで・あと10日しか・ありません。

危機一髪の私ナンです。

 

 

セラミッククラウン修復のための・支台形成

根管治療のあと、

ファイバーポストを使って、

支台形成した所見です。

透明部分がコンポジットレジン材料で、

ファイバーポストはテッペンまで突き抜けています。

黄色味のかかった不透明な部分は、象牙質です。

クラウン修復を行う際には、

象牙質は・この程度は絶対に保存しておきませんと、

歯根破折が・まず100パーセント生じるでしょう。

健全象牙質を多く露出させるために、

この歯に対しても、

【臨床歯冠延長手術】を行っています。

また、支台歯形成を・よ~く観て下さい。

真正面から視たら【将棋の駒】のようなかたちに形成しています。

で、

テッペンは・逆三角形。

このような・些細な配慮が、

クラウン修復を・長持ちさせるンです。

 

私の感染根管治療

根の先端に・大きな病巣がありました。

根管治療を行って、

仮歯で経過観察し、

病巣の縮小傾向を認めましたので、

修復治療を行いました。

それが・この症例です。

私の根管治療は、正統派だと・思っています