無心に綴る


歯科技工士さんや、

歯科衛生士さんからの声を聞き、

私の診療所へお越しになられる

患者さんが、

少なからず居られます。

私は、

患者さんをご紹介して頂いた

歯科技工士さんや、

歯科衛生士さんを知りません。

ですから、

余計に、

新しい出会いの際においては、

今でも、

緊張するのです。

その方たちの

お顔を潰せませんから。

新しい患者さんの大半の

お口を開けて頂いての

私の心内。

コレは困った!

呼吸を整えるのが常となりました。

自分の持つ

全知全能を傾けて、

丁寧に、

丁寧に、

壊れた咀嚼器官の修繕を

綴る。

ただ、

無心で、

修繕に、

自分を封入する。

それが私の毎日です。