沢には音が在ることを
すっかり忘れていました。
で、
何故か牧野富太郎博士を思い出したのです。
幼い頃に手にした博士の伝記を
何度も何度も
読み返したものでした。
市井のしがない開業歯科医でしかない私が、
日々の診療から、
歯科医学の現状と自分の毎日に
大いに疑問を抱き、
決して肉眼では観ることができない
微生物に興味を抱くことになり、
こうして遠方にまで、
アチコチ足を運ぶようになりました。
虫歯菌に食され代謝の結末となった
朽ちた象牙質を
逆なる発想にて微生物の代謝にて解決しようと
思い立ち、
今では母校の多くの方の助力にて
一歩一歩、
私の謎解きは進んでいます。
歯への興味は尽きません。
縁側に腰かけ、
思いは募る一方です。