昭和の時代


沢を目指して、

飛騨の山奥へと。

大日岳を望む高原を前に仰ぎながら、

朝食に豚汁を。

人が暮らしを営む街であるのに、

この水の清々しさは

いったいどういうことでしょう!

で、

幼い頃を彷彿とさせる【店構え】

 

家のお仏壇のお土産にと、

ついつい木戸をくぐったのです。

菓子を選ぶのが、

これほど楽しいとは。

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そんなこんなしながら、

時間は過ぎて、

贔屓筋のお宅にご厄介になるために

車を先に進めます。

囲炉裏と冷たい麦茶、

そして冷えた梅の甘露煮にてのお出迎え。

今夜の私の宿は、

離れの茶室の隣に設えた部屋であるそうな。

古里のもてなしに、

あぁ昭和に浸った、

ただひたすら、

昭和に浸った、

幼い頃に囲まれた人々の顔を思い出し、

ひたすら浸ったのです。