夏に入ってからは、
暑さに悲鳴を挙げています。
幼い頃、
明確に虚弱体質で在った私は、
しばしば風邪で臥せって学校を休んでいました。
婆やの作る、
すりおろした林檎。
少しだけ甘い煎り卵。
味のないお粥をどうしても受け付けない私に、
薄い出汁でサラッと煮立てた雑炊など。
時々に思い出すのです。
で、
炎天下の車の運転でさへ、
私には堪えるほど、
今年の夏は異変を感じています。
笠岡市に在る教会までは、
高速道路を使っても2時間ほどかかります。
しばらくお休みしていたのですが、
昨日の日曜日は久しぶりに教会へと。
帰り道、
倉敷市中央図書館まで足を伸ばしました。
閉館近くまで、
時間の経過を忘れてしまいそうな位に
佳い図書館であったからです。
本当に倉敷とは不思議な街です。
自宅付近に香川県立図書館が在ります。
子どもの宿題の手伝いのために、
此処を訪問した際に大いに驚愕した記憶が甦りました。
倉敷市中央図書館の足元、
否、
つま先の先までも及ばないだろうと、
そんなマイナスの点に於いて、
地元の図書館を思い出したのです。
この差は何処から来るのだろう?
不思議でなりません。
図書館とは、
本を買わずに借りれる処ではありません。
図書館とは、
調べものの根拠と知恵を探す処だと、
私は、そう考えています。
そのような意味あいで、
2つの図書館を比べて、
ついつい、
文化度の懐の深さの差を
感じざるを得ないのです。