今、手術が終わりました。
粘膜を開いて、
骨の形を、
自分自身の眼で直接に確認して、
私は当初イメージしていた手術方法から
他の手術方法へと瞬時に変更すると判断したのです。
この辺りは、理屈ではありません。
【勘】といっても良いでしょう。
手術の際の安全性は当然のことながら、
私は治療が終了してからの長い患者さんの生涯での
衛生しやすい環境つくりとか、
力学的な安定性を
とても重要視しています。
長持ちこそと。
手術の際には、
勝手に手先が動いてくれます。
より安全に、
より確りと、
より安定した治療が遂行できるようにと、
治療には予めの決まり事にとらわれるよりも、
臨機応変に、
それがプロの仕事だと思います。
上顎洞の底の粘膜を持ち上げて骨を移植してインプラントを埋入。
もう1ヶ所は、骨を頂上で裂いて骨幅を拡げて骨を移植してインプラントを埋入。
静かに手術は進められました。